中堅 私立中学でもいいんじゃね?

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【書評】「中学生からの勉強のやり方」を読んだ。中学生が腑に落ちた!目から鱗の勉強法

小学生の勉強と中学生の勉強はまるで違いますよね。普段子どもの勉強を見ていないという親御さんであってもテストをみれば、小学校の勉強が、簡単かつ内容量が少ないことは一目瞭然だと思います。

 

ところが中学になると急に勉強が難しくなる、かつ、内容量が増える。


うちは長女が中高一貫校だからかもしれませんが、最初の定期テストの時、勉強量がとにかく多くびっくりしたのを今も覚えています。これだと勉強についていけない子が一定数出てきても仕方がないな〜と正直思ったものです。

 

中学生の勉強でつまずくと、高校受験、大学受験にも尾を引く可能性があることを考えると、なんとしても中学生で勉強につまずかないようにしたい。

 

子どもを塾へ行かすのも一つの手だとは思いました。でも、できれば自学出来る子になってほしい。そう思った時に手にした本が「中学生からの勉強のやり方」という本です。

 

◆勉強方法のおすすめ本を厳選して紹介しています◆

 

 

 

本書と著者のプロフィール

清水 彰弘氏

プラスティ教育研究所 代表。1987年千葉県船橋市生まれ。海城中学高等学校、東京大学教育学部を経て、同大学院教育学研究科修士課程修了。新しい教育手法、学習法を考案し、東大在学中に20歳で起業。東京と京都で「勉強のやり方」を教える学習塾を経営し、自らも授業をする傍ら、さまざまな学校・教育委員会・企業のアドバイザーを務め、各現場に根づいた教育改革を行っている。(著書発行時)

本書の要点ポイント(書評)

勉強が好きじゃないのはあなただけはない。全国のみんながそうなんです。

 

自身もゲームや携帯に夢中になった経験があり、みんなの気持ちが痛いほどよくわかるという、普通の中学生目線で語りかけてくれる著者。

 

ではなぜ、勉強は楽しくないのでしょうか?そう、結果がでない。わからない。続かない。だから楽しくないのです。

 

勉強のやり方さえ身につけば、全てがうまくまわりだす!本書は中学生が勉強を楽しむために書かれた一冊です。

 

個人的な意見で申し訳ないのですが、色々勉強方法の本も読んできた中では、この本が一番、普通の中学生目線で書かれた、勉強方法の最もわかりやすい本だと思っています。

 

難関校の勉強ができる子向けに書かれた本ではなくて、勉強が好きではない、普通の子が、学校の勉強ができるようなるためのコツが書いてある本だと思ってもらったらいいと思います。

中一ギャップを乗り越える為に必要なものは自学力

著者が出版社の方と話された面白いエピソードがあったので紹介したいと思います。

 

必ず売れるジャンルの本があるというのですが、みなさんわかりますか?

答えは英会話とダイエットの本!

 

なぜなら、これらは、続かないからなんだそうです。結果がでない、つまらないからやめてしまう。(で、次の方法を試すというループなんでしょうね。)

 

勉強も全く同じ。逆を言えば、勉強が楽しければ続くし、自分から勉強をする。つまり自学力とは、勉強を楽しむ力の事をいうのだという著者。

 

ではどうしたら勉強は楽しくなるのでしょうか?答えは簡単ですね。結果が出れば楽しくなるものです!

 

本書は、この結果が出る勉強方法を、本当にわかりやすく解説されています。

勉強とは、「できない」を「できるようにする」こと

勉強とは、「できない」を「できる」にすることだという著者。このことを理解しないまま、ただ勉強し続けても結果もでない。

 

これは前回のブログで紹介した「GRITやり抜く力」でも説明があったとおり、意図ある勉強をしないと効果が生まれないということです。下記にまとめます。

問題を解いても、答え合わせをしない

これに気が付いていない中学生、親御さんは多いと思います!テストを受けたら受けっぱなし。点数や偏差値だけみて、一喜一憂する。

 

学校のテスト、模擬試験のテスト、終わったらゴミ箱に捨てていませんか?

 

実は僕はそうでした。長女の中学受験の時に、それはもうプリントがいっぱい溜まるのですね。僕がものが溜まってくるのが嫌いなので、終わったプリントを捨てていたんです。

 

で、後から大変な目にあいました。そのプリントが復習に欠かせなかったのです。

 

勉強は、「できない」を「できるようにする」ことがわかっていれば、テストで間違った問題を解き直して初めて勉強になることが理解できます。著者のいうことは経験上痛いほどよくわかりました。

できる問題はいくらやっても意味がない

これは僕もよく長女に話していることです。勉強は、「できない」を「できるようにする」ことでした。だとしたら、わかっている問題を何度やっても、それはあまり意味がないことです。

 

特に私立中高一貫の中学生のテスト範囲は膨大です。長女はまじめに一から復習を進めていたのですが、わかる問題は、さらっと目を通すだけでいい。これをやりはじめてから、少し勉強効率はあがったように思います。

 

 

 

本書の勉強のループの回し方が神!

本書の勉強のループの回し方が神です。本書に書かれている勉強の意味を理解し実践できれ、必ず勉強はできるようになると思いました。

 

↓できるループをまわす理論は、こちらの本も併せて読むと理解が深まります

kurochan-papa.com

 

勉強には4つのものがあります。

  • 予習
  • 授業
  • 復習
  • テスト

この4つです。この4つの勉強の意味を理解しながら勉強すれば必ずできるようになるという著者。僕も本書を読んで、本当にそう思います。早速紹介させてください!

予習

予習とは、「できる」と「できない」を仕分ける作業です。予習をするメリットは、授業がわかるようになることです。

 

何とシンプルで分かりやすい理論でしょうか?!

 

僕が何度もブログで紹介させてもらっている「身の丈にあった勉強法」で著者の菅氏も、予習と復習なら予習をしようとお勧めされています。

 

予習をすれば、授業がわかるようになるため、非常に勉強効率がよいからです。そう、予習とは授業の準備なんですね。

授業

授業は、「できない」を「できる」にするためにするもの。授業のメリットはなんといっても、勉強時間を増やさずに、成績をあげられる!ってことです。

 

なんてお得なんでしょう!学校の授業がわかれば、家の勉強時間を増やさなくても、成績があがるのですよ!この思考は子どもに是非教えてあげたいですよね。

 

僕は体験上、この意味が本当によくわかります。

 

長女を塾に行かせてから間もなくのこと。長女の家での勉強時間がものすごく長いのですね。それで勉強を見てみたら、塾の授業を理解できずに帰ってきていたことがわかりました。授業を理解していないと、家での勉強は本当にはかどりません。これは断言できます。

 

なので子どもを塾へ行かせていたら安心だという親御さんがいらっしゃったら要注意。子どもが塾の授業を理解しているかは必ずチェックしておくべきです。

復習

復習は、できる状態をキープするためになるものです。本書では、授業の項で、復習の大切さを、エビングハウスの忘却曲線を用いて解説されています。

 

↓エビングハウスの忘却曲線とは?下記記事を参考にしてください。

kurochan-papa.com

 

簡単に言えば、人は覚えた次の日には74%の事を忘れてしまう。だから復習をしないと勉強したことも簡単に忘れてしまうのです。

 

でもまぁ、わかっているけど、復習する時間がない。復習までやってられない。というのが普通の中学生だと思うので、その場合は、ロザン菅氏のおっしゃるとおり、予習と復習どちらか一つだけというのなら、予習をしておくのがいいかなって僕は思っています。

テスト

テストは、時間が経ってもできる状態がキープできているかをチェックする為のもの。このテストで「できた!」という感覚をつかめれば、次の勉強のスタートがきれるのだという著者。これができるループ!

 

では勉強の集大成ともいえるテスト勉強はいつからはじめるのが正解でしょうか?著者は3週間前だといいます。

 

えっ!テスト勉強は2週間前からではないの?という疑問に対して著者はテスト直前に授業進度が一気に速くなって、テスト範囲が増えたという経験がありませんか?と問いかけます。

 

あります(笑)

 

テスト範囲、最後に増えています(泣)テスト勉強は2週間前だというのは、復習がちゃんとできている子向けだというのですから、我が家も今は、3週間前からテスト勉強を始めるようにアドバイスしています(笑)

 

 

 

著者の英語の勉強方法もNHK基礎英語

本書は3章構成になっていて、最後の3章は、各教科の勉強法についてのアドバイスが細かくされています。勉強法は、個々によって変わってくると僕は思っていますので、本書の方法が子どもに合いそうだと思ったらアドバイスしてあげたらいいなって思います。

 

それで著者の勉強方法で、我が家もこれしてる!っていうのがあり、とても嬉しく思ったのがありました。それは英語の勉強方法です。

 

著者は私立中高一貫校に入学されるのですが、中学に入るまで英語を勉強してなかったそうです。ですが入学後、帰国子女も多く、英語は遅れ気味だったといいます。

 

これも我が家は全く同じ経験をしています。

kurochan-papa.com

 

そこで著者が勉強に採り入れたのが基礎英語1だったというのです。著者は基礎英語と学校から配られる教科書と問題集だけで、中1の3学期で学年トップになられたそうです。

 

僕はこれまでずっと基礎英語を勉強するだけで英語はじゅうぶんだとブログで言い続けてきましたが、著者に書いてもらうと、説得力が全然違いますね(笑)

 

本当、NHKの基礎英語やってるだけで、英語力は間違いなくつきますから是非、活用してみてほしいですね。

まとめ 本書の勉強方法は、中学生が腑に落ちる勉強方法だ

勉強が楽しくなるには、勉強ができるようになるしかありません。テストでいい点がとれて悪い気がする人はいないですよね?楽しいからまた勉強する。このループがまわせると自分でどんどん勉強するようになるんでしょうね。

 

それにはやっぱり勉強方法のコツを知ることが大事だな~と本書を読んで思いました。ですが、勉強方法を親目線で伝えたところで、中学生にはなかなか伝わりません。

 

しかし本書は中学生目線で、勉強方法を本当にわかりやすく解説さているのがいいです。きっと中学生でも本書の勉強の意味を読めば、腑に落ちるはずです。

 

腑に落ちるから試してみようと思える。これって大事な事です。

 

中学生が腑に落ちる勉強法だという意味でいえば、僕は今まで読んできた本の中でこの本が今のところ一番だと思っています。

 

勉強が楽しいってなかなか思えないかもしれませんが、テストの結果がよくて悪い気は絶対にしないわけですからまずは結果がほしいですよね。

 

中学生が結果を出すために、まずこの本を読んでみたらいいと思いました。

 

◆併せて読みたい「中学生の勉強方法」に役立つ本◆