中堅 私立中学でもいいんじゃね?

教育本と子育て本の書評と、中学受験と長女が通う中堅私立中学の魅力を発信。娘たちの幸せ追求ブログ。

【教育本 書評】シンプルな勉強法を読んだ

長女の期末テストが終わりました。結果は、本人もまずまず納得できたようです。ですが、親からみて、常に全力の娘がもう少し力を抜いて効率的に勉強ができたらなら、もっと勉強は楽しくなるだろうなと思いながら見守っていました。

 

うちの娘が通う私学は中堅なので、そこまで内容は難しくないのですが、難関中学に通っていらっしゃるお子さんの中には、一生懸命勉強しているはずなのに、勉強方法が非効率で、結果、同級生に水をあけられているという悩みをお持ちの親御さんもいらっしゃるのではないでしょうか?

 

  • 勉強ができる子はどういう勉強をしているかを知りたい
  • 子どもは一生懸命勉強しているがなかなか効果が出ていない
  • 子どもの勉強のモチベーションがあがらない

こうした悩みをお持ちの親御さんにおすすめしたい本があります。「シンプルな勉強法」という本です。

 

↓そもそも勉強嫌いな子の勉強方法に関するおすすめ本はこちらです。

勉強嫌いな子が共感できるロザン菅ちゃん流勉強方法【書評】身の丈にあった勉強法 - 中堅 私立中学でもいいんじゃね?

 

シンプルな勉強法の著者プロフィール

シンプルな勉強法(2018/8/25 KADOKAWA)

河野玄斗氏

1996年神奈川県生まれ。東京大学医学部医学科を卒業。在学中には、司法試験にも一発で合格している。第30回ジュノン・スーパーボーイ・コンテストでは、ベスト30にも選ばれる。

↓出版社へリンク

www.kadokawa.co.jp

シンプルな勉強法の要点ポイント(書評)

著者の河野氏は、東大医学部在学中になんと司法試験にも一発合格されています。しかし、彼は自分は決して超人的な能力をもっているではなく、勉強の仕方がうまいのだとおっしゃいます。

 

まぁ、本人はこのように否定されていますが、やっぱり普通の人よりは賢かったと思います。一方で、本人もおっしゃっていますが、「勉強を楽しいと思って、とことん追求した方」だといえると思います。

 

それで、とことん根を詰めて勉強をしていた方なのかと思うと、決してそうではなくて、どうしたら効率的に勉強ができて、最大限の結果を得ることができるのかを、突き詰められたという印象。

 

本書には、河野氏の効率的な勉強法のノウハウがぎっしりと詰まっています。

 

国英数理社の各教科の勉強法や、司法試験に合格した河野氏の具体的な勉強法なども、もちろん本書で学ぶことができるのですが、それよりも、いかに勉強を効率的にするかの工夫、勉強をまるでゲームのように進めていく工夫などのノウハウが僕には目に付きました。

 

なるほど、本書を読んだからといって、誰もが東大に行けるようにはならないだろうけど、勉強のモチベーションがあがったり、楽しくなったり、目的を持てたりできる。そして、これなら誰にでも実践できる。そう思いました。

勉強を効率化する方法1「できるループを回す」

例えば、モチベーションの高め方では「できるループを回す」という考え方。これは僕も全く同じ考えで共感しました。

 

出来ない問題を一生懸命解いても、楽しくもなんともない。結果、勉強も長続きしません。それよりも、勉強は自分の実力よりもほんの少し難しいくらいにトライするのがちょうどいい。自分が少し頑張れば登れる壁を登り、登りきれた時の達成感が、勉強を楽しくする。そしてまた挑戦する。

 

それこそが「できるループ」

 

僕の次女は、今スマイルゼミの通信教育をしています。中学受験や、高校で難関高校受験を意識するなら、Z会の通信教育がよいのでしょうが、Z会はレベルが高い。急がば回れ。次女にはちょっと難しい問題を解けるスマイルゼミ発展コースを選んでいます。それは「できるループ」を回すためです。

勉強を効率化する方法2「逆算勉強法」

逆算勉強法の章では、具体的なゴールを設定せよという事なのですが、これも自身の負担になりすぎない程度の目標を設定するという考え方で納得。

 

仮に最低50点とったら合格できるテストなら、極論、50点をとったら試験に受かるのだから、100点はとる必要はないわけです。50点が合格点なら、少し余裕をもったところで、例えば70点くらいの目標を立てればいい。

 

目的は100点をとることではなくて、試験に受かる事。目的が何なのか本質を見失うと、勉強の効率はぐっと落ちますね。

 

僕も完ぺき主義になりがちな長女によく、「100点はとらなくてもいいよ。だって70点で合格なんだもん」って事をよく言います。

 

古い話で申し訳ないのですが、昔、ピッチャーに江川卓っていう人がいたんです。僕も現役の頃を知らないのですが、高校時代が一番すごかったそうで、江川氏が本気を出せば、相手打者のバットにかすりもしない剛速球を投げていたそうです。

 

ですが、この江川卓氏。プロに入ると7番打者とか8番打者とかによくヒットやホームランを打たれます。ただし4番打者との対戦のときにはギアをあげて全力で投げて抑えていた。つまり、7番打者や8番打者には本気を出して投げていなかった、力をセーブして投げていたというわけです。

 

当時はこれを「手抜き」と言われ、批判されていたのですが、1回から9回まで全力で投げると体力がもたない。それで、力を抜ける場面には力を抜いて、ここぞという時には全力で投げていたのです。

 

全員に打たれないのが目標ではない。勝つ事が目標なんですね。勝つための最短コースを探る。これこそが効率だと思うのです。

 

シンプルな勉強法を読んだ今後の行動(まとめ)

勉強を1日10時間しても、次の日は全くしない。これでは勉強は効率的とはいえませんし、すぐに記憶から学んだことは消え去っているでしょう。結果、テストも良い点がとれず、勉強は楽しくないものだとインプットされる。

 

数学がどうしたらできるようになるのか、英語はどうしたらできるようになるのかを懸命に考えるのも大事ですが、なぜ勉強ができないのか、本質を突き詰めると、効率的に勉強ができていないのだと気が付きます。

 

河野氏のようにまるでゲームのように、勉強の効率化を考えられるようになれば、きっと勉強が楽しいというループが回り、結果成績もよくなるはず。

 

常に全力の娘には、本書で書かれている河野氏の勉強方法のコツを実践すれば、もっと勉強は楽しく、そして楽にできるようになるよと教えてやりたいなと思っています。