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「東大脳の育て方」を読んだ。東大生の92%に熱中体験があったという真実

「東大脳の育て方」僕がこの本を読んでみたいと思ったのは子どもを東大生に育てたいと思ったからではありません。

パラパラっと本書のページをめくってみて、たまたま目に付いた「東大生は幼い頃に熱中体験を持っていて、それがその後の勉強や自己肯定感に繋がった。」というフレーズ。

僕は幼い頃に熱中体験ができる子ってすごいと思うんです。それはドラゴンボールに例えるなら、スーパーサイヤ人になれるって事。

そして、その子のその後の人生は金銭面だけでなくきっと豊かになるだろうと思っています。僕は勉強はある程度は出来たけど人生において、スーパーサイヤ人にはなれなかった。だからだと思うんですけど、熱中できる子がとても羨ましいのです。

この熱中体験のことを心理学ではフローとかフロー体験とかいいます。例えば、このフロー体験をしている子!すごいですよね!

ということで、東大生のフロー体験をものすごく知りたくなったんです。で、実際読んでみた感想ですが、とても面白かった。子どもがフロー体験するのに必要な条件とは?今回は東大脳の育て方を書評してみたいと思います。

この記事を書いている人

くろちゃんパパ

  • 思春期の娘二人(小学生、中学生)のパパ。
  • 子育て本、教育本を100冊以上読む。
  • 娘が生まれた時からずっと子育てに関わり、娘たちと今も良好な関係を築く。
  • 長女の中学受験の勉強に毎日付き合い、中高一貫校の合格を親子で勝ち取る。
  • 勉強だけで優劣が決まる今の教育に疑問をもち、未来型の教育に関心を持ち勉強中。
目次

本書と著者のプロフィール

監修:瀧 靖之, 編集:主婦の友社 知育・教育取材班
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監修:瀧 靖之氏

東北大学加齢医学研究所・教授。医師。医学博士。1970年生まれ。東北大学大学院医学系研究科博士課程修了。東北大学加齢医学研究所機能画像医学研究分野教授。東北大学東北メディカル・メガバンク機構教授。MRI画像を用いたデータベースを作成し、脳の発達や加齢のメカニズムを明らかにする研究に従事。(著書発行時)

本書の要点ポイント(書評)

一般的に東大生は非常に勉強ができる子というイメージがあると思いますが、彼らは勉強を勉強と思わず、むしろ趣味のように楽しんでいる。それは子どものころからの生活習慣によって大きく脳が進化しているためだと考えられる。

熱中体験をはじめ、親の読み聞かせや語り掛けといった親子の関わり、規則正しい生活、本書で紹介してあるこの生活習慣を東大生はみんな自然と身につけている。

世界でも有数の研究機関である東北大学加齢医学研究所で、16万人の脳画像を分析してきた瀧氏が監修。豊富な東大生インタビューをもとに東大脳の育て方のヒントを探る一冊です。

92%の東大生が子ども時代に熱中体験を持っていた

遊びと思われるような体験がのちに勉強や仕事に大きく役立っている。なんと、92%もの東大生が幼い頃に熱中していたものがあったと回答している。

この熱中体験は、何も東大に入るためだけに役立つものではありません。「なんでもいいから夢中になるものを見つけてほしい」というのは親なら誰もが願っていることではないでしょうか?

しかし現実は、子どもが熱中体験しているのはゲームくらい?生まれながらの能力の違いじゃないの?と思っていましたが、子どもの熱中体験は親が育てるものなんだ、勝手に育つものでもないんだと本書を読んで学びました。

本書で印象的だった一文を引用します。

「子どもが何かに興味をもったら、親がすぐ本物を見せる。そういう事を一生懸命にやった家庭の子どもはすごく伸びる」

これが、たぶん、いや間違いなく、子どもの熱中体験を作る秘訣の一つだと思いました。

熱中体験を持つ子の親は明らかに子どもの熱中体験のきっかけを作っている。

大人が楽しそうにやっていれば子どもはそれを真似する

脳にはミラーニューロンという真似をすることに特化している領域があると著者はいいます。

子どもは真似が全て。つまり親が家で楽しそうに読書していたら、子も読書するし、逆にスマホばかり見ていたら、スマホに興味をもってスマホばかり見る子になる。これも真実だと思います。

実際、本書に登場する東大生の体験談では、親も常に学んでいたという子は多く、親が学ばないと子どもも学ばない。と断言する子もいました。

僕は東大脳は遺伝的なところが正直あると思っていますが、能力の遺伝以上に、生活習慣が結局のところ親に似てくるのかなと思う。

東大生に勉強しなさいと言われたことがある子は少ない

親に「東大に行きなさい」とか「医者になりさない」といわれて育った人はいない。確かに本書に登場する東大生はみな、自由に、そして意志を尊重してもらって育てられている印象です。それで結果、東大生です。

同じように我が子を自由にしたとしたらどうでしょう?宿題もせずにゲームばかりしている!と結局なるような気がしますよね?笑

僕は本書に登場する東大生の親御さんは、子どもを自由にさせても学ぶだろう確信や自信があったのではないかと推測しています。

上述したとおり、親自身が普段から学び楽しんでしているから、子どもも自然とそう育つであろう自信がどこかにある。親の余裕が子どもに安心感を与えている。

元東大王の鈴木光さんは著書「夢を叶えるための勉強法」で高校にも行かなくてもいいよと親御さんにいわれていた事を明かされています。驚きですよね。でも自分自身で東大を選択し、弁護士になられた。

「勉強しなさい!」と親がいっている時点で、親は子どもに楽しく学んでいる姿を見せられていないし、子どもも勉強しない習慣がついてしまっている。それが真実だと思うんですね(苦笑)

リビング学習がいい理由

東大生にアンケートをとった結果、回答者の8割がリビングで勉強をしていたそうです。リビング学習は勉強の心理的ハードルを下げると著者は言います。

家族団らんの後に、自分の部屋まで移動するには物理的にも心理的にもハードルが高い。だからリビング学習がおすすめだというのは納得です。

我が家もリビング学習です。このブログで何度も書いている通り、勉強は僕が教えています。中室牧子氏の著書「学力の経済学」でも、親が勉強を教える事は子どもの学習時間を伸ばす効果が高いというエビデンスが紹介されていました。勉強だけじゃなくておしゃべりも子に安心感を与えますよね。

スマホやゲームは制限

僕が一番気になっていたのは、東大生のスマホやゲーム事情。スマホは現在さらに進化し続けて、子ども達を益々熱中させていますが東大生はゲームの誘惑にどう打ち勝ったのか?

本書に登場する東大生の多くは、やはりゲームについては1日1時間までとか制限されている人が多かった。

謎解きクリエーターの松丸亮吾氏のように、勉強したら好きなだけゲームしたらいいよって言われて勉強頑張った人もいると思うのですが、ゲームを好きなだけしていたって東大生はほとんどいないのかなって思います。

東大生がそこまでゲーム依存にならなかった理由は親が、子が幼い頃にゲームよりも楽しいことを見つらけるようにしてたんじゃないかと僕は推測しています。

後、本書にファミリアリティー(親しみ)という言葉が出てくるのですが、テレビは意外にもおすすめだという話は気に入りました。

スマホ見てるくらいならテレビ見ようよっていう記事を僕も書いたのですが、テレビも見る番組によっては質の良い情報に触れる事ができます。

もちろん見過ぎは良くないけど、テレビについては上手く活用されてたのかなと思いました。

まとめ。熱中体験は親が育てられるものだった!

誰もが東大生になれるわけではない。また、生まれてきた環境や遺伝もある。それは確かだと僕は思っています。

ですが本書にもあるとおり、子育ては、子どもを「東大」や「医学部」に入れることが目的ではありません。

本書に登場する東大生は、共通して幼い頃に熱中体験をし、家族といっぱいコミニケーションをとり、自己肯定感が育まれた。東大脳とはいいますが、そのエネルギーがたまたま勉強に向いただけ。

きっと東大に入らなくても彼らは豊かな人生を送れることだと思います。そして、この環境を用意したのは、まさに親御さんだったと僕は思うのです。

環境はお金をかけなくてもできるものでした。ただし、本書に書かれていることを本気でやろうとすると、親は結構大変です。全力で子どもと向き合う必要があります。

子どもが幼いうちに、しっかりと子と向き合うことができれば、きっといい方向へ子育ては向かう。

幼い頃に絵本の読み聞かせをすることの投資はわずか数千円でできること。高校で何百万と塾代を払うよりよほど効率がいい。と著者はいいます。

本当にその通りで、子が幼いころに子にしっかりと向き合うことは親にとってもメリットがありそうです。

お金をかけなくても東大脳は育つ!しかしそれも親次第。本書を読んで思った次第です。

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