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娘の進学を前に考える、推薦入試と学力重視のこれから

娘の進学を前に考える、推薦入試と学力重視のこれから

僕は中高生の娘を持つ親として、教育や進学について日々考えています。僕のブログでずっとテーマにしてきているのが大学進学への意義についてですが、最近、推薦入学者の数が今後減っていくのではないかという話があり、衝撃を受けたので、今回記事を書いてみたいと思います。

目次

推薦入試が広がった背景

ここ10年ほど、日本の大学入試は「多様化」という名のもと、一般入試以外の方法が大幅に増えました。その代表が学校推薦型選抜と**総合型選抜(旧AO入試)**です。
少子化で受験生の数が減り、特に中堅・地方大学では定員割れが常態化しました。そこで大学は、受験生の囲い込みのために推薦枠を拡大してきたわけです。

実際、文部科学省のデータによると、私立大学では推薦・総合型選抜で入学する学生の割合が50%を超える大学も珍しくありません(RIETI, 2020)。有名私立大学でも一般入試の定員を減らし、推薦枠を増やす動きが進みました。

大学全入時代。今まで大学進学を考えなかった学力層の学生までも大学へ進学する時代になりました。

しかし広がりすぎた推薦入学

この推薦入試の中には、かつてほとんど学力試験がない方式もありました。面接や小論文、調査書などで合否が決まるため、学力を重視しない大学入学が可能になっていたのです。
もちろん、高校生活での真面目さや人間性を評価する意味では意義があります。しかし、こうした制度が拡大する中で、「学力の低い学生が大学でついていけない」という声が大学側から上がるようになりました。

All About の記事によれば、指定校推薦入学者の退学率が増えており、大学が「学力が不十分な学生が増える」ことを懸念し始めている状況が報じられています。実際、関西学院大学では指定校推薦を減らし、一般選抜へと戻す動きが加速しているというのです。All About ニュース

このニュースには衝撃を受けました。これから益々推薦入学者が増えていくだろうという動きに一石を投じる大学が出てきたのです。

学力低下への社会的懸念

Yahoo!ニュースのコメント欄などを見ても、推薦入学に否定的な意見は多く、「学力が伴わないまま大学に入るべきではない」という声が目立ちます。
僕自身、今年から大学で学び直しをしているのですが、未来の教育、未来の子育て
学んでみて痛感したのは、基礎学力がなければ専門科目は理解できないという事実です。学力不足のまま大学に入れば、講義内容が理解できず、何も身につかないまま大学を卒業することになりかねませんし、極論、中退や留年のリスクも高まります。仮に大学を卒業できたとしても長期的にみれば、その学生の将来にマイナスになる可能性すらあると僕は思います。

推薦入学者減少の可能性

こうした背景を踏まえると、今後は以下の理由から大学が推薦入学者を減らしていく可能性があると考えられます。

  1. 大学の質保証のため
    推薦入学者の学力不足が顕著になると、授業水準の維持が難しくなります。大学はブランド価値を守るために、推薦枠削減や学力試験導入を進めざるを得ません。
  2. 社会的圧力
    ネットやメディアで推薦入学批判が広がり、大学側も無視できなくなってきています。「努力せずに入学した」というレッテルは、大学の評判低下にも直結します。
  3. 少子化の次のフェーズ
    今は受験生減少を補うために推薦枠を広げていますが、18歳人口がさらに減る2040年前後には、そもそも大学の統廃合が進む可能性が高いです。残った大学は、学力を備えた学生を確保しないと存続できません。

推薦の価値は否定しない

誤解してほしくないのは、僕は推薦制度そのものを否定しているわけではありません。推薦で入る学生は、出席率や提出物の管理、コミュニケーション能力など、一般入試では測れない資質を持っていることがあります。これらは社会に出てからも役立つ力です。
しかし、大学で学ぶ以上、やはり一定の学力は必要です。最近は推薦でも基礎的な学力試験を課す動きがありますが、まずはそれが標準になるでしょう。それでも今は2教科だけの学力試験というゆるいものが多いです。それでは、文科省に学力を見なさいといわれたので、ポーズ的に学力試験をいれただけで、本質的な問題は解決されていないといえるでしょう。難関大学は一般入試重視に舵をきっていくかもしれません。

アメリカ型への憧れと日本の現実

このように大学入試については、一般入学がよい、推薦入学がよい等、結論らしい結論が出ないまま今も議論がされているわけですが、なぜアメリカ型の「入学は比較的容易だが、卒業は難しい」制度にならないのか僕は疑問でした。こうすれば、入学後に本気で勉強しなければ卒業できないため、学生も真剣に学びます。
しかし日本では、「大学に入ること」に価値を置く文化が根強く、企業の採用も「学歴フィルター」が依然として存在します。そのため、卒業の難易度を上げる仕組みはなかなか広まりません。

留学カウンセラーであり、国際教育評論家の栄陽子氏によると、日本で「入学は開き、卒業は厳しくする」欧米型制度を導入しても、大学教育全体の改革が伴わなければ効果が出ないとおっしゃっています。小手先の制度導入では教育現場の実態とのズレが生まれ、根本的な改善には至りません アメリカ留学の栄 陽子留学研究所

結局、日本の大学が変わらなければアメリカ型の大学入試にはならないということなのです。

娘の未来を見据えて

僕の娘が大学受験を迎えるのは数年後です。その頃には、今よりも推薦入学の割合は減り、学力試験が重視される入試に戻っている可能性が高いと感じています。入試が難しくなるのは親としては心配ですが、学力を備えていなければ入れない大学制度は、長期的に見れば本人のためになると信じています。

結論として、推薦入試は今後も一定の形で残るでしょうが、その枠は絞られ、学力評価がより厳格になるはずです。それは大学の質を守り、学生の将来を守るために必要な変化だと僕は考えています。


参考文献


※この文章は引用文献と私の意見をChatGPTに与え出力した記事を修正加筆して完成させたものです。私が考えることをいとも簡単に表現してくれるChatGPTすごいです!

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