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小学生の子が勉強にハマる方法なんてあるの?伸学会の工夫がすごい!

最近の僕のブログの傾向から、「勉強なんてしなくてもいいよ」と思っている。と感じられているかもしれませんが、決してそうではありません。

自分がやりたくもないと思っている勉強を、親が無理やり子どものためだと、勉強させる行為をよくないと思っているだけです。

で我が家の話になりますが、いかんせん、小学生の次女は勉強が好きではありません(苦笑)だったら、学校の勉強は最低限でよいので、自分が得意とする分野や好きな事を伸ばしてみたら?そんな感じに思っているのですが、勉強が楽しいとか好きであったなら、よかったのにな~と思う事もあります(笑)

多くの子どもは勉強が好きではない、または嫌いだと思うんですね。勉強は、「勉学を強いる」と書き、好きでもない事を無理やりやらさせる感が強いイメージがあります。

ですが、勉強を楽しいものに変えていったらいい。こういう発想をされている塾があります。伸学会というところなんですが、ここの代表が書かれた

小学生の子が勉強にハマる本

が必見です。

本書を読むといいと思う人
  • 小学生の子どもが全然勉強をしないと嘆いている方
  • 小学生の子どもになんとか宿題だけでもやってほしい方
  • 小学生の子どもに自己肯定感を高めてほしい方
この記事を書いている人

くろちゃんパパ

  • 思春期の娘二人(小学生、中学生)のパパ。
  • 子育て本、教育本を100冊以上読む。
  • 娘が生まれた時からずっと子育てに関わり、娘たちと今も良好な関係を築く。
  • 長女の中学受験の勉強に毎日付き合い、中高一貫校の合格を親子で勝ち取る。
  • 勉強だけで優劣が決まる今の教育に疑問をもち、未来型の教育に関心を持ち勉強中。
目次

今回の教材と著者のプロフィール

実務教育出版
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菊池洋匡氏

中学受験専門塾 伸学会代表。算数オリンピック銀メダリスト。開成中学・高校・慶応大学法学部法律学科を卒業。10年間の塾講師歴を経て2014年に伸学会自由が丘校を開校。中学受験の第一志望校合格者は4人に1人といわれるなか、毎年40%以上の子ども達を第一志望校に合格させている。(著書発行時)

学びポイント(書評)

多くの親御さんが子どもの勉強嫌いに悩んでいる事だと思います。僕も、嫌いな勉強を無理に押し付けずにどうしたら勉強してくれるだろう?と苦心しています。

しかし著者は、多くの保護者が「勉強はつまらなくしても我慢して取り組ませなければいけないもの」と誤解していると言います。

勉強を楽しむことは可能

という著者が、グーグルでも採用されているという「ARCSモデル」と呼ばれる学習意欲を高める方法を使って、勉強を楽しむための工夫や子どもへの働きかけ方を紹介した本が、本書です。

小学生の子が勉強にハマる方法とは?

ここでは実際に本書で紹介されているARCSモデルで小学生が勉強にハマる理論を一部紹介してみたいなと思います。

Attention~勉強にワクワクさせる

勉強と遊びは名前が違うだけで、内容には差はない。という著者。勉強とは、強制されてやるもの。というイメージがあるだけ。なら、それをワクワクする遊びの要素を取り入れて勉強を勉強と思わせない工夫をすればいい。

著者の発想は見事だと思いました。

例えば、

  • 算数を「パズル」と呼ぶ。
  • つまらないドリルをすごろくゲームにする。
  • テストを育成ゲームにしてしまう。

など、勉強を「遊び」化する。

勉強を主体的に学ぶのに親和性が高いのはデジタルだという話が、石戸 奈々子氏著「賢い子はスマホで何をしているのか?」*1でもありましたが、色々な学習教材がアプリで遊び化されて作られてきている。

しかし、デジタルでなくても、紙ベースで、工夫次第では、遊び化できるんだと、本書を読んでとても感心しました。

実際に家庭で工夫するのは難しいところもありますが、勉強を遊び化できているご家庭のお子さんは、勉強が伸びているはずです。

Reason~勉強にやりがいを感じさせる

親に勉強しなさい!など、怒られないためだけに勉強している子の成績は伸びないと著者はいいます。

やる気には、外発的動機づけと内発的動機づけ*2があり、わかりやすく言えば、親に言われるからやるのが外発的動機づけ。一方で、自らの意志でやる気になるのが、内発的動機づけです。

もちろん、引き出したいのは、内発的動機づけの方です。

著者は、誰かに勉強を強制されて面白いわけがないといい、自己選択をさせることで、自ら勉強をする内的動機づけを引き出すことが可能だと提案されている。

宿題を、いつやって、何をやるか。これを子どもに選ばせる。そうすることで、自律性の欲求が満たされて意欲が高まるというわけです。

とはいえ、「言わないと勉強しない」というのはどのご家庭でもある悩みだと思います。なので僕は、基本的には子どもの自主性を重んじながら、あまりに子どもが宿題をしていない事に気が付いた場合は、

「宿題いつからする?」

とか

「ご飯と宿題どっちからする?」

など、子どもが宿題をする時間を聞き出しつつ、*3あくまで決定権は子どもに委ねるように工夫をしています。

Confidence~自分もできそうと思わせる

子どもには才能よりも努力が重要と思わせた方がいいと著者はいいます。

「努力すれば自分だってできる!」この感覚を自己効力感といい、自信がつけば自ら学ぶようになることは想像に難くありません。

自己効力感を養う方法には

  • 成功体験を積む
  • 他人の成功を見る
  • 説得する

があるという著者。中でも成功体験を積むことが最大に効果がある方法だとしています。

成功体験を積み重ねていくためには、やはり、自分の実力に見合った、もしくは自分の実力よりも少し上の事にチャンレンジするスモールステップが重要です。

千葉ロッテマリーンズの監督・吉井理人氏は、佐々木 郎希選手をはじめ、多くの一流プロ野球選手を育てられた実績をもたれていますが、現役を退いた後に、コーチングを学ばれていて、そこで、小さな成功体験を積み重ねていくことが一番モチベーションがあがると著書「最高のコーチは教えない」*4で説かれています。

僕自身何度もブログで紹介していますが、英検や漢検といった細かくレベル化された検定試験は、自分の実力にあったテストを受けることができるので、スモールステップに最適*5だと思うので、こうした検定試験に挑戦するということでも子どものやる気を引き出すことができると思います。

Satisfaction~勉強してよかったと実感させる

子どもを褒め方、叱り方として、教育心理学上大切とされているポイントは、

  • 行動に注目する(結果ではなく行動を褒めたり、叱る)
  • スピード(すぐに褒める、叱る)
  • 一貫性(同じ内容で褒める、叱る)

だと著者はいいます。中でも僕が一番こだわっていて共感する部分が一貫性という部分です。

特に叱り方には一貫性をもたせていて、長女はどうしても寝るのが遅くなりがちなので、深夜まで起きていたら、「体を壊す事を心配して叱る」ことを公言し、ずっと一貫して叱っています。

親の褒め方や叱り方がぶれないと、親のメッセージもきっと伝わりやすいと思いますし、子どもも安心感があるのではないかと思います。

伸学会のように子どもの内発的動機づけを養う工夫している塾は貴重

伸学会*6は、中学受験塾のようですが、もし近くにこの塾があったら長女を通わせていただだろうなと思います。

今中学受験もだいぶん見直しされていてはいますが、まだ10歳にも満たない子どもに詰め込みで中学受験のテクニックを教える方法は、中学や高校できっと息切れするだろうと思っています。

うちの長女が通っていた塾には、とにかく子どもが勉強嫌いにならないようにしてくださいと言われていましたし、中学受験塾のテレビドラマ「二月の勝者」で、先生が、中学合格後の生徒の人生が見えていなかった*7と口にするシーンも、小学生で勉強を無理やりして伸びる子はいないことを物語っています。

本書を書かれた代表の伸学会のように、勉強を勉強と思わせない遊びの要素を取り入れた学習方法を工夫できる塾であれば、塾に行くのが好きになり、勉強が好きになるかもしれないなと思いました。

僕の知り合いで、東大に現役合格したお子さんがいらっしゃる方に話しを聞くと、「塾でどんどん問題が解けて、塾に行くのが楽しくなって気が付いたら東大に受かっていた」と言っていたとおっしゃっていました。

塾がきっかけで勉強に興味関心が湧き、内的動機付けを養うことができたので、大学受験まで勉強意欲が落ちることなく継続できた好例ですね。

時代は、ただ受験テクニックを教える進学校や進学塾から、子どもの興味関心、やる気を引き出すことができる学校や塾へと変わっていっていると思う。

伸学会は、ただ勉強を遊び化しているのではなくて、ARCSという科学的根拠に基づいたモデルを用いて、子どもの内的動機づけを引き出す工夫をされている。素晴らしい塾だなと思いますね。

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