中堅 私立中学でもいいんじゃね?

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【書評】「理系が得意な子の育て方」を読んだ。算数について私たちが知らない残念な真実とは?!

うちの子は算数、数学が得意ではありません。国語や英語などは得意としているのですが、どうも算数、数学は苦手意識があるようです。

 

親である僕は文系出身です。算数に苦手意識はありませんでしたが、子どもの中学受験問題はわからない問題も多かったので、得意とはいえないと思います。

 

世の中にはものすごく算数が得意なお子さんがいらっしゃるし、

「どうしたらうちの子、算数が得意になるんだろう?」

という悩みは、もう僕の永遠のテーマになっています(笑)

 

そんな時に面白い本を見つけたので今回紹介したいと思います。「理系が得意な子の育て方」という本です。算数に特化した通信教育を手掛けるRISU算数の代表の著書になります。

 

 

 

本書と著者のプロフィール

今木 智隆氏

RISU JAPAN株式会社 代表取締役。京都大学大学院エネルギー科学研究科修了。2014年RISU JAPAN株式会社を設立。タブレットを利用した小学生の算数の学習教材で、のべ10憶件のデータを収集し、より学習効果の高いカリキュラムや指導法を考案。日本国内はもちろん、シリコンバレーでもハイレベル層から、算数や、AIの基礎知識を学びたいと、アフタースクールなどからのオファーが殺到している。(著書発行時)

本書の要点ポイント(書評)

「他のどの教科が苦手でもいいので、算数だけは、苦手にさせてはいけません」という著者は、算数特化型の通信教育 RISU算数の代表 今木氏。

 

理由として算数には、

  1. 全ての理系科目の入口となる
  2. 「理系が苦手」は、子どもの将来に致命的ともいえるマイナス
  3. 算数は、勉強のやり方を間違えなければ、誰でも100点がとれる

という特徴があるからだといいます。

 

本書では、多くの子ども達、親たちが誤解している算数の取り組み方について解説し、どんな子でも算数に苦手意識を持つことなく、テストで100点がとれる勉強方法を教えてくれます。

算数について、私たちが知らない残念な真実!

本書の算数についての残念な真実はとても興味深く面白かったです。今回はこの中でも僕が特に参考になったと思うものを抜粋して紹介したいなと思います。

算数は毎回70点よりも30点のほうがいい

著者は、テストが毎回70点な子が実は一番苦手予備軍だといいます。それなら毎回30点のほうがまだいいと。

 

学校の算数のテストは簡単に作られているので、誰でもそこそこ良い点が採れてしまいます。それが問題で、算数が苦手であるという意識になかなか向かない。

 

確かに、うちの娘も学校の算数のテストは100点に近い点数をいつも採ってきます。ですが例えば、五木駸々堂模試であったり、ベネッセ模試であったりそこそこ難しい模試を受けると苦戦する。そこで初めてこの単元が苦手なんだなと気付くことがあります。

 

その単元を中途半端な理解で通過し、気が付かないまま、算数に苦手意識をもってしまう事が問題なんだというのは、確かにそうだなと納得しました。

算数は後から頑張っても追いつけない

後から頑張ったら盛り返せる!大器晩成型だから!などと言って悠長なことが言ってられないのが、算数。

 

僕は長女の時に中学受験を経験し、塾の先生からも聞いてたので意識していたのですが、算数は積み上げなので、後から盛り返すのは相当大変な教科です。

 

なので今でも僕は娘に、算数だけは少しでも勉強しておいたほうがいいよって言っています。

 

ちょっとショッキングなデータが本書で載っていたので紹介すると、小学校のときに偏差値が50未満で東大現役合格した子は132名中、わずかに9名(全体の7%以下)というデータがあるそうです。

 

このことからも算数は後から追いつくことが至難の教科だとわかります。

学校教育では単元のつながりは見えてこない

これもそうだな~と納得でした。そう、算数は、単元毎のつながりがイマイチよくわからないです。

 

時計を勉強したと思ったら、次は図形というようにバラバラに勉強するので、子どもがどの単元が得意で、どの単元が苦手なのか、イマイチ整理できないのです。

 

だからといって、単元をつなげて勉強するのは難しいと思うので、仕方がないとは思うのですが、今勉強している単元は、次どの単元に繋がるのかを可視化できればいいですね。

 

本書では、その整理されたチャートが用意されているので、ぜひ参考にしたいな思いました。

学校の宿題はやり方次第で、マイナスの影響を及ぼす

僕は学校の勉強だけは頑張って欲しいなと思っている保護者です。必要最低限、学校の勉強をしっかりしておけば、学力はそんなに悲観しなくてもいい。だから最低、学校の宿題だけはやってほしい。そう思っている人です。

 

しかし、本書では、宿題の量と学力には相関関係がないという研究データを紹介して、宿題がマイナスの影響を及ぼす点を指摘しています。

 

誤解をしないように補足しておきますが、宿題のやり方が問題であり、決して宿題自体に意味がないという趣旨をいっているわけではありませんでした。

 

親が宿題をみてあげる事が大事だと著者はいいます。僕自身も、子どもの勉強は常に見て一緒にやっています。

 

内緒ですが、例えば子どもが得意としている計算は、時間がかかる計算であれば、僕が電卓で弾いて答えを教える場合もあります。その代わり、理解ができていない問題をじっくり考えさせる時間を作っているのです。

 

僕のやり方が正しいとはいいませんが、出来ない問題をつぶしていくのが宿題だと思っているので、僕はそうしています。宿題はやり方次第で、プラスにもマイナスにもなるというのはそうだと思いました。

勉強時間は長すぎても意味がない

これは算数に限らず、よく言われることです。僕が読んできた本でいえば、「身の丈にあった勉強方法」で、京大卒の宇治原氏は一番よくない勉強方法は「1時間勉強する日もあれば、全くしない日もある」ことだとおっしゃっています。つまり短時間でも毎日続けることが大事なのです。

 

長女は英語が今一番得意ですが、ラジオ英会話(基礎英語)を毎日10分聴いているからです。たった10分しか勉強していませんが、一番効果があがっています。

 

なぜ勉強は休むと効率が悪いのか?これはブログでも紹介させてもらったエビングハウスの忘却曲線を考えるとわかります。

 

kurochan-papa.com

 

つまり、1日勉強した内容は、簡単に忘れる。学んだ内容を思い出すのには時間がかかるから毎日少しでも勉強した方が効率がいいんだということです。

苦手なのは文章理解というのはウソ?

算数の中でも、苦手意識が強くでるのが文章問題です。僕は以前ブログで、子どもの頃に解けなかった問題が大人になったら簡単に解けるようになった理由を述べました。

 

kurochan-papa.com

 

著者は、算数の文章問題に関して、5割の子は文章問題を最後まで読んでいないといいます。

 

僕は、子どもが算数の文章問題をできるようにするためには、問題の量を少なくすることが大事だと思っています。宿題で山ほど計算問題がでて、その後、文章問題だと問題を解く集中力が子どもには残っていません。

 

だから宿題を早く終わらせようとして、子どもは文章をよく読まずに解こうとする。これが文章問題が苦手な真実!文章問題があるときの宿題は、ぜひ問題を少なくしてほしいなと思っています。

日本の算数・数学のレベルは高い

RISUはアメリカのシリコンバレーにある公立の小学校やアフタースクールで30校ほど展開されているそうです。

 

アメリカ ギフテッド教育最先端に学ぶ 才能の見つけ方 天才の育て方」にも書いてありましたが、著者は、アメリカの教育は学力差が大きく、突出した子もいるが、平均でみれば低いとおっしゃっています。

 

日本の学校の算数・数学をしっかり勉強していれば、世界で通用する数学力の基礎は十分身に着けられるという言葉に勇気をもらいました。

 

ただし逆を言えば、学校の算数や数学だけはしっかりとマスターしておく必要があるともいえますから、油断しないでコツコツ勉強しておくべきですね。

 

 

 

まとめ。算数ができればすべての教科が得意になる

アメリカは国を挙げてSTEAM(スチーム)教育に力を入れていますし、近年日本もまた、STEAMS教育に力を入れはじめています。

 

STEAM教育とは

  • S(サイエンス)
  • T(テクノロジー)
  • E(エンジニアリング)
  • A(アート)
  • M(マスマティック)

の頭文字をとったもので、簡単に言えば理数系教育に力を入れていくということです。

 

↓STEAM教育については、下記サイトが一番詳しいと思います。

terakoya.asahi.com

そのため、今後ますます理系の人材が求められていくのは必須です。一方で、算数、数学は論理的思考も身に付くとも言われています。論理的思考が身に付けば全ての教科の成績があがるのだと著者はいいます。だから、算数だけは苦手になってはいけない。

 

だけど、そう身構える必要もない。学校の勉強をしっかりしていれば、算数は誰でもできる。そう学ぶことができました。

 

本書では、算数の勉強の組み立て方や、小学生が必ずつまずぐ問題などがわかりやすく解説されています。次女はスマイルゼミで勉強しているのですが、RISU算数もいいなってグラッときましたね。

 

↓算数特化型 通信教育のRISU算数

www.risu-japan.com