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日本の大学生が「授業時間を含めて1日3.5時間しか勉強しない。」は大学に学びたい事がないと同義

日本の大学生が「授業時間を含めて1日3.5時間しか勉強しない。」

僕がこのブログで再三伝えてきた大学への疑問。長女は中高一貫校に中学受験までして通わせましたが、その頃から、「大学へ行く価値」についてはずっと考えてきました。娘が通信制高校に通う事になったからではありません。以前より、「大学へ行ってもな~」という疑念はずっとありました。

もちろん、大学へ通うのは娘たちであり、僕ではありません。

ただ、娘も一般の大学で学びたい事がないようなので、であれば、親が「今の時代、大学くらい行かないと!」等とレールをひくべきではないなと思っています。

確かに不安はあります。今は空前の売り手市場。ある程度、名のある大学を出ていれば、大手企業にも以前よりは入りやすいでしょうし、初任給が30万円を超えるなんて話もあります。

特別大学で学びたい事が今はなくても、大学へ行けば将来に繋がるとも考えました。

それでも大学で学びたい事がない場合、大学へ行く必要がないと考える理由について今日は書いてみたいと思います。

目次

大学生の勉強時間は、小学生より少ない

大学生の勉強時間は、小学生中学生の勉強時間より少ないという話があります。

今も昔も大学生は勉強をしないという事なのです。

この記事を書かれた方が、神戸大学の教授なので、大学生が勉強しないというのは間違いがない事実なのでしょう。さらにいえば、北海道大学に勤めていらっしゃった鷲田 小彌太元教授も、大学生は勉強しないと著書「どんな大学に入ってもやる気がでる本」でおっしゃっている。

日本の大学生は勉強をしない。

日本は大学に受かるのがゴールで、受かった途端、勉強を止める。といわれています。こういった大学へ受かることを目的に勉強しているのは、日本と韓国くらいだと記事では書かれている。

一番共感した話は、大学へ受かるために勉強を効率化しているという話です。希望の大学へ入るために、文系の受験をするなら、理系の勉強をしない。理系を受験するなら、文系を勉強しない。こうして希望大学に入るために受験テクニックと言わんばかりに、勉強を効率化している。

これってやっぱり学びではないな~と思うし、知的好奇心をまるで刺激しないと思うのです。

大学が真面目に勉強させる構造になっていない

最近日本も、総合型選抜入試など一般入試以外での入学が増えている。それ自体はいい傾向なんだと思っています。けれど日本の場合は、総合型選抜入試であっても、大学へ入学することがゴールで、それを成功実現させる受験テクニックに過ぎないのだと思えます。

ただし、面白い本を読みました。「大学はもう死んでいる?」という本です。

この本は、オックスフォード大学教授の苅谷剛彦先生と東大大学院の教授・吉見俊哉先生の対談をまとめた本で、著書では、日本の学生が「世界一勉強をしない」理由について書かれているのですが、面白い考察でした。

まず日本の学生は、諸外国に比べても能力が劣っているわけではない。ただ、日本の大学は学生に真面目に勉強させるような構造になっていないというのです。

いくら大学入試が変わったとしても、本に書かれているとおり、大学が広く浅く知識を伝達するスタイルの授業が今だに多いのであれば、諸外国のような授業の前に予め文献を読みこんで、議論を交わすような深い授業は難しいのかなと思う。

僕自身がそうだったんですが、広く浅くだと結局大学で何を学んでいるのかわからず、ただ単位を取得する(試験に受かる)ためだけに勉強をしている形になるんですよね。まさに受験勉強の延長のような感覚だった記憶があります。

以前より大学に受かるためだけの受験勉強に疑問を呈してきた僕ですが、そもそも大学が変わっていないというのであれば、なおの事、よほど本人がしっかりしないと、大学で深く学ぶのは難しいのかなと思いました。

大学に行く価値が薄れている

これも興味深い記事でした。借金をしてまで大学に行く必要なしというのは理解できるかもしれませんが、日本よりも遥かに深く学び、勉強時間も多い米国人でさえも、「良い仕事に就くために大学の学位は必要ない」という認識になってきているというのは、近未来、教育の姿が変わる可能性があると感じます。

これからは、どこの大学を卒業したかではなくて、大学で何を学んだかの時代。

これがもう近未来、社会構造がそうなっていくのだと思います。ならば、学びたいことが大学以外にあるのなら、大学以外で学べばいい。

大学生が授業時間を含めて1日3.5時間しか勉強しない。は大学に学びたい事がないと同義

娘が通信制高校に通うようになって、「せっかく不登校になったんだから、不登校を楽しんだらいいと思うよ」という糸井重里さんの言葉をいつも思い返しています。

娘には学校以外に学びたい事があります。

であれば、通信高校に通うことで自由に使える時間が増えたのだから、それを使って自分が学びたい事を最短で学んだほうが成長できるのではないか、そう考えています。

日本の大学生は授業時間を含めて1日3.5時間しか勉強しない。これは大学で学びたい事がないと同義だと思うのです。これが本当なら4年という時間の使い方はあまりにもったいない。

そしてやっぱり大学の数は多すぎる。僕は大学は勉強の専門学校だと思っているから、本当に学びたい学生が入るのが大学だと思っているし、勉強でしのぎを削るような構造にしていかないと、日本の大学は変われないのではないか?と思っています。

誰もが大学へ行く時代というのはなんか違うように思う。

僕が再三伝えてきた大学への疑問

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