我が家の長女は、中学受験を経て、現在、中堅私立中学へ通っています。毎日勉強も大変ですが、なんとかついていってくれているようです。
中学受験は、親の僕も初めての経験で、今から思えば反省がいっぱいあります。例えば、こんなことを後悔しています。
- 娘が勉強を積極的にしない日、激しく叱った
- 塾が勧めてきた大事なオプション授業を断ってしまった
- 模擬テストを5年では受けなかった
などなど、それはそれは後悔をあげればきりがありません。(それにしてもひどい親でした)
親の失敗を子供がカバーしてくれた(頑張ってくれた)ことで、「なんとか救われた」というのが、僕が経験した初めての中学受験です。
そんな失敗を重ねた多く重ねた僕が、中学受験を経験して見えてきたことがあり、それをブログに書き残していっています。
さて、中学受験を考えるうえで絶対に忘れてはいけないことは「中学合格はゴールではない」ということです。
これは多くの塾関係者や教育のプロの方もそう書かれています。
「そんなのわかってるよ!」
と言いたくもなると思いますが、案外、この意味は深いです。
せっかく中学受験を乗り切ったのに、中学入学後、勉強に苦しむというのです。ここでキーワードとなるのが、自学力です
中学受験の勉強を親子で乗り切った家庭と、子供一人で頑張った家庭
我が家は、娘の勉強をほぼ僕が見ていました。毎朝6時に起きて、ずっと娘の勉強に付き合っていました。
娘が理解できなかった問題を解き、特には、塾の教科書を予習。つまり、我が家は、親子「二人三脚」で勉強を頑張ったに近い。
一方で、親はスケジュール管理をしているだけで、基本、勉強は子供が自分で完結しているようなご家庭があります。
一度、難関中学へ合格された親御さんの合格体験を聞かせていただいたことがあるのですが、
「勉強のスケジュールも自分で考えて、一人で勉強をしていました。私はお弁当を作ったり、子供の体調管理だけをしていたくらいでした。」
とおっしゃっていたのを思い出します。こういった子が、自学力がある子です。
では、親子で受験を頑張った家庭と、子供が基本自分だけで頑張った家庭、中学入学後で見ると、伸びるのはどちらでしょうか?
いずれ、自学力が必要。子供は一人で勉強できるようにならなければならない。
正直、答えはわからないですが、一つ確実に言えることは
いずれ、子供は一人で勉強ができるようにならなければならないという事です。
この記事は、極端かもしれませんが、参考になります。
もし、中学に入っても、親がスケジュール管理しなければ勉強ができない。(自分からは勉強をしない)ということであれば、「大学受験まで勉強を付き合う覚悟」が親にありますか?ということです。
仮に、覚悟があったとしても、子供は確実に親離れしていきます。子供がいう事を聞いてくれますか?
ということです。やはり無理がありますよね。
一方で、小学生のころから、自分で勉強スケジュールを組み、自学していた子は、中学入学後も心配ないと言っていいでしょう。
自分で勉強スケジュールを組み、わからない問題は、先生に聞き、自分で解決する。学力はもちろん、将来の自分についても、自分で考え、課題を解決する力を養っていけるでしょう。
ですから、中学で伸びる子は、自学力がある子というのが自然です。
中学受験時はある程度、親が管理するのは仕方がないにしても、少なくとも中学入学後には自学力を身に付けている必要があります。
中学入学後の自学力は?我が家の場合
我が家の場合は、小学5年くらいまでは、僕が付きっ切りで娘の勉強をみていました。
幸い、娘が、国語、社会、理科がある程度得意であったことから、小学6年では、算数だけを一緒にやっていました。僕が怖かったので(娘談)できるだけ僕と勉強をやりたがらなかったことも幸いしました^^;
なので、親子で中学受験を頑張ったのは間違いないですが、小6になってからは、娘の意志で自学力を育んでいった形になります。
中学入学後の娘ですが、勉強は僕が何も言わなくても、一人でしっかり勉強をしています。時に夜中まで勉強しているので、
「あんまり遅くまで勉強するなよ。」
と逆に心配するくらい。自学力、ついています!成績も悪くないですし、なんといっても親は楽ですよ。
英語や数学の難しい問題などは、「勉強見て!」とお願いしてくることはありますが、それもいずれ、自分ひとりで解決していくことでしょう。