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子どもの夢を邪魔しない親の心得と、子どもの夢について親ができる事

自分の夢を子どもに託す、こんな事はあってはならない事です。

ですが、もし子どもに目指す夢があるならば、叶えてやりたい。そう願うのは親なら当たり前の事じゃないでしょうか?

でも親は子どもの夢を叶えてやる事は出来ない。それどころか子どもの夢を潰したり、邪魔することは残念ながらできてしまう。

子どもの為だと子育てや教育に熱心な親にとっても、これは決して他人事ではない。その熱心さが教育虐待になっている事だってあるのです。

今回は子どもの夢の邪魔にならないための親の心得について、そして夢について親ができるアドバイスについても書いてみたいと思っています。

目次

子どもの夢を邪魔しない親の心得

子どもの自己決定力を奪わない

親の夢を子どもに託す事、親の見栄で子どもを親が思うレールに乗せる事は、子どもの夢を奪う典型的な例です。

そもそも現在は何が正解なのかわからない不透明な時代です。親が決めたレールが正しいかさえもわからないで、レールに乗せるのはナンセンスといえます。子どもの将来を親が何でもお膳立てすれば、自分のやりたい事を考える力を子どもから奪うことにもなります。

何も考えずにレールに乗って大人になり、自分がやりたい事を見いだせないという子が多いといいます。そんな子にはまず晩御飯、何を食べたいかから決めてみようというと話しもあるくらい。

幼い頃から自分のことは自分で決める。親は子どもの自己決定力を育むように心掛けるべきです。

安全な道ばかりに誘導しない

親としては子どもが苦労する姿はできる限り見たくないものです。だからついつい安全な道へ子どもを導いてしまいがちですが、子どもを安全な道へばかり導くのはやめたい。

「苦労は買ってでもしなさい」という言葉があるとおり、できる限り、失敗を若いうちにし、立ち直るという経験をした方がいい。この立ち直る力をレジリエンス*1といいますが、今最も重要といわれる非認知能力であり、今の若者に不足している力だとも言われています。

失敗は出来る限り、ほんの小さな事からでもいいんですけど、検定試験やスポーツの大会なんかがいいと思います。

失敗してもやり直す事が出来るんだという事を子どもの頃に経験できると、挫折を乗り越え方やコツを掴めるもので、夢に向かって何度も挑戦する力を養う事が出来る。

他人と比べない

子どもを、兄弟姉妹や、他人と比べない事も大事な事です。子どもを他人と比較すると、子どもは親に評価をしてもらいたいが為に他者と比べることでしか幸せを感じられない子どもに育ってしまいます。

例え夢があったとしても親や世間体を気にして、本当にやりたいこと、夢に向かう事を躊躇してしまいます。もう一つ大事な非認知能力が自己肯定感。自己肯定感を育むために、親は「あなたはあなた。いつでも応援している」事を子どもに伝えるべきです。

東大入学式のスピーチに学ぶ。子の夢について親ができる事

夢は降ってわいて出るものではない。なら一緒に探してみる

では、親が子どもの夢を親が応援できる事はあるでしょうか?アドバイスできるとしたらどんな事があるでしょうか?

そのヒントは低・中所得国での感染症対策を支援する国際機関「グローバルファンド」保健システム及びパンデミック対策部長の馬渕俊介さんの東大入学式での祝辞にあったと思います。

馬渕氏は、新入生に「夢に関わる、心震える仕事をしてほしい」と話し、自分の夢に関わる本当に好きな事をやらないと、それを徹底的に突き詰める事はできない。とおっしゃっています。

一方で、その夢は降って湧いて出てくるものではなく、探さないと見つからないものだともおっしゃっている。

しかし、探究学舎の宝槻泰伸氏は、子どもが夢中になるものを持っているのは実はレアケースなんだと著書「今日から塾をやめてみた」*2とおっしゃっている。

スティーブ・ジョブズ氏もまた、米スタンフォード大学の卒業式で語った伝説のスピーチで「好きなことがまだ見つからないなら、探し続けてください。」*3とおっしゃっている。

子どもに夢中になるものを見つけなさいというけれど、実はそれが結構難しい。

ならば、子どもが毎日ダラダラ、ゲームばかりしていると嘆いているのではなく、子どもに色々な体験を提案し、刺激を与えて、一緒に夢中を探すのです。夢は簡単には見つからないのだから、とにかく、数を打つ事が大事です。

子どもに好きな事、夢中になれるものが見つかったら、後は応援するだけです。堀江貴文氏は、ずっと「好きな事をやっていれば、遊びが自然に仕事になる」*4と言い続けられています。

ただ、その遊びがどう仕事に変わっていくのかの知恵は子どもにはなかなかないと思うので、こういった遊びはこんな仕事に繋がるよと提案するのもありだと思います。

ナンバーワンではなくてオンリーワンを目指せ

次に馬渕氏が語られたのは、「経験」についてです。

一つの分野で世界のナンバーワンになることは難しい。ですが、いくつかの重要な分野の経験やスキルを、自分だけにユニークな組合せとして持っていて、それらを掛け算して問題解決に使えるのは自分だけという「オンリーワン」には、なることができます。

このキャリアの掛け算は藤原和博氏が提唱されれいる考え方*5と同義だと思いますが、子どもに話す機会があればいいアドバイスになると思います。

もう少しキャリアの掛け算について詳しく説明したいと思います。

1つの分野を極める事が出来るようになると100人に1人の存在になれる。この時点では学年で一番とかいうレベルです。ですが、このような得意な分野を3つ持ち、掛け合わせすれば

100✖️100✖️100=1,000,000人に1人

の存在になれる。この確率は何と!オリンピック選手になれる確率に匹敵するというのが藤原氏の考え方で、キングコングの西野氏なんかも紹介されています。

こんなオンリーワンになる方法があるんだ~と僕は大人ながら感心をしたものです。このアドバイスは、子どもが夢をよりリアルに、そして多角的に捉える為に良いアドバイスになるだろうと思うのです。

子どもの夢を叶えることに親ができることは限られている

以上、子どもの夢を親が潰してしまわない為の心得と、子どもに親ができるアドバイスについて書いてみました。

僕は遺伝の本を何冊か読んで*6遺伝の事を少し勉強したのですが、「親の教育で子どもの才能を開花させられるのは稀だ」という行動遺伝学を信じるならば、親が子どもに出来る事は決して多くないといえます。

↓星野源さんは、他人に才能の有無を判断させるな。自分で見つけろとおっしゃっている。

ただ、本当に何もできないのかと思うとそうでもないと思うのです。子どもをよく観察し、子どもの才能を見つけて一生懸命応援するのは親の仕事かもしれない。たったそれだけの事しかできないのかもしれないですが、きっと大事なことだと思うのです。

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