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私立大学の定員割れから考える。大学全入時代の大学の選び方

私立大学が2021年度、初めて定員割れとなったというニュースがありました。定員割れというのは、大学全体の志願者数に対して、大学全体の定員のほうが多い状態をいいます。

この事を入学定員充足率といいますが、100%を下回ったということです。

↓2022年度は、入学定員充足率がなんとか100%に戻ったという記事

だからといってどの大学でも入学できるわけではありませんが、間違いなく大学入学の敷居は下がってきているのだと思います。

まさに大学は全入時代へ突入したわけですが、まだまだ子供人口は減少していきます。

「これまでだったら、とても自分には手が届かないと思っていた大学・学部が、実はもう自分のすぐそばの学にまで下りてきているのです。『あの先輩がなぜ受かったの』という状況になっています」

自分が手に届かないと思っていた大学に簡単には入れるようになる未来があったとして、その進学に価値はどこまであるのか?

親としては、そんなことも考えます。

目次

娘が受験する5年後の大学の未来を考えてみる

実力のない大学は淘汰される

いくら定員割れだといっても、競争力がある大学と、そうでない大学では意味合いが違ってきます。

一般的にFランといわれる大学は厳しいでしょう。こういった大学は残念ながら少子化の現在、生き残っていくのは難しい。

近い将来、淘汰されていくのは仕方ないでしょう。だって少子化で今以上に入学者がいなくなっていくのですから。

大学の合併が加速する

淘汰が合併という形で進むかもしれません。大学同士が合併することが今後加速することが考えられます。

こんな記事を見つけました。

それぞれの強みを生かした強力な大学の誕生も考えられ、あっと驚く合併もあるかもしれません。

Fランと揶揄されていた大学が思いもよらぬ大学と合併して生まれ変わる可能性もあります。

より専門学校に近くなる

大学が生き残るために、資格が取れる等、より専門学校化する大学も増えそうです。

これは大学が生き残るための戦術ですが学生にとってもメリットがあります。

  • 保育士
  • 学校の先生
  • 栄養士

などは代表的な資格だと思いますが、他国家資格や、仮に資格ではなくても職業に直結する授業が充実していることをアピールする大学も増えてくるように思います。

ですが、それって専門学校でいいのでは?とも思いますね。

大学を卒業できない生徒が増える

大学全入時代だったら難関大学も入れるかもしれません。

ですが、競争力を保ちたい大学が、生徒に学力レベルを合わせる事は考えにくいでしょう。

つまり海外の大学で言われる「入るのは簡単。でも卒業できない生徒」

が増えることも考えられます。

推薦入試が厳しくなる

今は推薦入試が主流だと聞きます。多くの大学が生徒確保のため、推薦枠を増やしている中堅高校は、まさに大学実績を作りたいがためにドンドン推薦枠を利用している。

ですが、文科省の

AO入試・推薦入試の中には、本来の目的趣旨に沿わず、単なる入学者確保の手段となっているものもある

というのが本当であれば、本末転倒。

さらには、大学の授業に対して学力がついていけていないギャップが生まれているのであれば、

「それなら大学へは行ってほしくないな~」

というのが、親である僕の本音。

「大学に高いお金払うだけ。本当にそれでいいの❓」

と思うし、

大学だって、勉強についていけない生徒が多いのって、大学のレベルが下がると思うけどどうなの?と思う。

というわけで、一部学力試験が必須になったりとじょじょに改革が進んでいます。5年後あたりは、さらに踏み込んだ改革があるかもしれませんね。

大学全入時代に備える、中高生の大学の選び方

数字上、今後、大学入学を希望すれば必ず入る事ができるようになりそうです。

ですが

中学の選び方同様、仮に自分の実力以上の大学に入ったとて、ついていけない授業を受けているようでは、身につくものは何もありません。

受験塾を経験された方ならわかると思いますが学校はわからないものに合わせて授業はしてもらえません。義務教育じぁないですから。推薦も同様です。

大学全入時代では

  • 大学のレベルは維持されるが、生徒のレベルが追い付かない
  • 大学のレベルが落ちる

どちらになるのか?

大学に高い学費を出して通わせる親にとっては、心配です。

中高で大学で何を学ぶのかを見つける

大学全入時代であろうが、推薦枠が拡大しようが、その大学に見合う学力を高めていくという事が一番大事です。それに加えて、大学で何を学ぶのかを決めて入学することです。

この両輪が大事です!

総合型選抜(旧AO)では、入学する人は大学のアドミッションポリシーをよく読んで志望するわけですが、そもそも学力が伴っていることがベースにないとおかしなことになると思いませんか?

大学のアドミッションポリシーに共感し学びたいから、一生懸命勉強してその大学に入るという形でないと。。。

理想論ですかね?

学力試験をパスして入学した子が、入学後、勉強で苦労しているというのをブログで読むと、一定の学力テストは必須じゃないかなと思う。

ただ、推薦で入って勉強しない子が目立っているだけであって、大学のアドミッションポリシーを読んで本当にその大学で学びたいという意欲をもって入学される子もいるでしょう。

逆に、一般入試で入学したけど、燃え尽き症候群で大学で勉強を止めてしまったという話も聞くと、

入試方法は関係なく、大学に目的をもって入学し、モチベーションを持ち続けられることが大事だとわかります。

「いま知らないと後悔する 2024年の大学入試改革」によると大学は、よりこの大学で何を学びたいのかを求めるようになるようです。

今、総合型選抜で入学する割合は10%程度だそうですが、今後は、総合型選抜が主流になってくると僕は予想しています。

まとめ 大学は入る事が目的ではなく、学びたい事があるから入る

中高校を選ぶとき、将来のなりたい自分を見つける訓練ができる学校を選ぶことをおすすめします。

勉強を一生懸命に頑張ることはベースとしてあり、さらに、探究やアクティブラーニングといった授業を特色としてあげている中高校も今は多いです。

探究やアクティブラーニング学習を通じて、自分がやりたい事を見つける。その訓練をするのですね。

社会人を経験して、

  • 「あのとき、もっと勉強しておけばな」
  • 「あのとき、もっと探究しておけばよかったな」

と気付くことは多い。逆に言えば、このことに、大学生で気が付いて頑張れる子が、将来飛躍するといえる。

だからこそ、勉強だけでなく、将来何をしたいのかを中高で見つけて、大学を選べるようになってもらいたい。

大学全入時代だからこそ、大学で何を学ぶが大事。入る事が目的にならないように。

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