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スマホ2時間条例の効果は?子どものスマホ問題に向き合ってきた僕が語る最適解

スマホ2時間条例の効果は?子どものスマホ問題に向き合ってきた僕が語る最適解

愛知県の豊明市でスマホの利用時間を2時間にするという条例が可決されたことが話題です。2025年10月1日に施行されるといいます。

主な内容は、

  • 余暇時間での使用は1日2時間以内を目安にする
  • 利用は、小学生以下で午後9時、中学生以上で午後10時まで
  • 市や保護者、学校などが連携して適正利用を促す
  • 罰則規定なし。市民に権利を制限し、義務を課す文言はない
  • 子どもの睡眠時間の確保が目的。不登校児の復帰を促す。

引用:スマホ依存に一石 「1日2時間以内」条例、愛知県豊明市で成立(日本経済新聞)

ということです。この条例については、賛否両論。色々な意見が飛び交っていますが、ニュース等で知る限りは、SNSや著名人、識者の間でも評判は悪く、否定的な意見が多いように思います。

引用:豊明市「スマホは1日2時間」条例案 市長本人は4時間利用の“お手本破り”(WEBメディアcoki)

ですが、この条例、小学生、中学生、高校生を持つ親はどう思っているのでしょうか?

この条例が施行される前からスマホ問題をとりあげ、それこそ二転三転と意見をかえてきた僕が、この条例について今回一言モノ申したいと思います。

目次

子どものスマホ問題に向き合ってきた僕が語るスマホの弊害と最適解

結論から。市が批判を浴びているように、確かに余計なお世話だと思います。ですが、言っている事はおおむね正しい。これが中学生、高校生の子を持つ親の立場からの感想です。

スマホで革新的なアイデアは幻想

僕が子どものスマホ問題と初めて向き合ったのは、「スマホ脳」という本を読んだのがきっかけです。

著:アンデシュ・ハンセン, 翻訳:久山葉子
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詳しくは是非、本書を読んでいただきたいのですが、

スティーブ・ジョブズ氏は「ipadを子どもの側に置く事すらしない」またビル・ゲイツ氏は、子どもが14歳になるまで、デジタルデバイスを子どもに持たさなかったという。

のは衝撃でした。

iphoneを世に送り出したあのスティーブジョブズ氏が、自分の子どもにデジタルデバイスを持たさなかった。これが何を意味するのかは定かではありませんが、

自分の子どもがスマホ依存になる

ことをわかって意図的にデジタルデバイスを与えなかったと見るのが自然でしょう。

それだけスマホは魅力的で多くの人を虜にするのですが、依存症になる危険性も指摘されているのです。

僕は最初はスマホを容認していました。これからのテクノロジーを避けていて新しい発想は出てくるだろうか?デジタルデバイスに積極的に触れる人こそが、核心的なアイデアを生みだすのではないか?

例えば生成AIを使い倒して、すごいクリエイティブなものを作ることができる人がいるとします。スマホを2時間と制限された子どもが、そんなクリエイティブな作品を生み出せるでしょうか?

恐らく難しいでしょう。そう思ったんです。

ですが、デジタルデバイスを使い倒して、革命的なアイデアを出せるような天才は稀有です。多くの子どもはただ、スマホ依存症になるだけ。そう考える方がやっぱり自然だなと今は思っています。

では、僕の子ども達は今どうなっているのでしょうか?一つの参考になると思いますので、このブログでお伝えしてみたいと思います。

我が家が見つけた最適解

上述したとおり、僕も子ども達のスマホ問題はずいぶん悩んできましたが、結論からいうと、スマホを持たせた時点で、子どもの好きにしていいよといっているのと同義だという考えに至りました。

長女が高校生になった時にスマホを持たせたのですが、その時から彼女の自己責任でスマホを使わせています。

最初はルールを決めたんですけど、スマホをやりたいから、やっぱりあの手この手で時間を延長するようにいってきます。これに親が抗っても、いずれ、いずれですよ。子どもが18歳になったら大人なんですから、自由にスマホを触り始める。そう考えると、いくら親が子どもを抑えつけても、いずれ近いうちにスマホを触り出すわけです。

だったら抗わず、子ども自身の管理にかけてみようと思ったんですね。

親がスマホを子に渡した時点で、自由にしていいよと言っているようなもんなんです。それを、「スマホは1時間だと約束したでしょ!」なんて怒るのはナンセンス。

スマホをしている時間が長いせいで、成績は落ちるかもしれません。しかし親が介入して、成績はあがらない。

ただし、ネットの出会い系の登録、SNSの登録などはしっかり教育できています。スマホの利用時間について何もいわないので、危険なスマホの使い方はNGだという意見はしっかり話を聞いてくれています。

トレードオフな関係ですけど、子どもを信頼してやる。これは親子関係にものすごいよい影響を与えてくれていると思います。

スマホで成績は落ちる

ただしスマホで学校の成績は多少は影響を受けて落ちるんじゃないかなと思います。スマホを長時間すると成績が落ちるというデータが実際に報告されています。

スマホを長時間すると成績は落ちる大規模調査

スマホ使いすぎると「勉強が台なしに」 脳トレ・川島隆太教授がデータで解説

スマホと学力との関係を追究している東北大学加齢医学研究所の川島隆太教授のかなり大規模な調査なので、統計としてもかなり信ぴょう性がありそうです。

スマホを1日3時間以上して、平均点をとれた子は0だという結果も出ているようですが、どの地域であっても、どの家庭でもあっても、この調査結果に当てはまるのではないかと僕は思うのです。

さらに教授は記事の中でこうも書かれています。

平均11歳の子ども223人の脳を3年間モニタリングした結果、スマホを含むネット漬けの子どもほど、思考や創造のほか、人の気持ちを理解したり、場の空気を読んだりするような高次なコミュニケーションをつかさどる前頭前野を中心に、脳が発達していないことがわかりました。記憶や学習に関わる海馬や、言葉に関係する領域などにも影響が見られます。スマホを使っているときは脳があまり活発に動いていないという文献は多く出ていますが、スマホは人間が楽をするための道具ですから、当然といえば当然です。紹介した調査は小中学生を対象としたものですが、成長段階にあるという点では、高校生にも同じことが言えます。

海外では、デジタル化の弊害。見直しも

さらに海外では、デジタル化の弊害で、読み書き勉強への回帰も伝えられています。

国期待のデジタル教科書 先進国では進むアナログ回帰 子供の学力低下への懸念背景に

僕が過去ブログ記事で絶賛していた、フィンランドでも年々PISAの成績が落ち、教育の見直しが進められているそうです。今後、益々デジタル化の弊害のデータが貯まっていくのではないかと想像しています。

まとめ スマホ2時間条例もスマホ制限のよいきっかけにはなるかもしれない。

まとめます。豊明市のスマホ2時間条例。言っていることはすごく正論で、正しいと思います。心配してくれてありがとうと思う。子も反発するでしょう。でも、中高生のお子さんのスマホ問題に悩んでいる親御さんにはいいきっかけになるかもしれませんね。

  • 市も1日2時間だとといってる。
  • 夜10時以降は禁止だといっている。

なんて、市のせいにして子どものスマホを制限することができるかもしれません。実際親の立場からすると、スマホを長時間すれば成績は落ちるだろうし、できれば制限したいと思っても決して間違いではないと思います。

僕は子どもを勉強で育てるという考え方をやめたので、ある程度自由に使わせていますけど、受験生とかはやっぱり心配かなって思います。

ちなみに次女はまだ中学生なのですが、時間制限は一応しています。でも、「時間延長して!」といわれたら、文句言わず延長してやっています。

あくまで自主性を重んじています。不思議な事に次女は、あまり延長しないんですね。夜は寝つきが悪くなるといって、デジタルデバイスを触るのを自分でやめますし、オンオフをしっかり切り替えて、実は勉強もちゃんとしているんです。今のところですが。

僕はスマホをきつく制限しないこどで、子どもを信頼しているよというメッセージを出している。理想はスマホを自分で1時間なり2時間なりと管理してくれるようになってくれることですが、多くは求めていないですね。

それが僕の子どものスマホ問題の最適解かな。

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