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「夢と金」レビュー:子供のお金教育の新しい視点

夢と金。お金教育の新しい視点

子育ては難しい。自分が思い描いたような子育てをできている人もいるでしょうが、なかなかそう上手くいかないのが子育てです。

僕が子育て本や教育本を読み始めたのは、子どもが中学に入ってから。それまではずっと子どもの中学受験に付き合っていたので、子育て本や教育本を読む時間もありませんでした。

子育て本、教育本をたくさん読んだから、子育てがうまくいくわけではありませんが、子育て本、教育本の内容をもっと早く知っておけばよかったなということはたくさんあります。

もし、僕がタイムマシンにのって、子どもが小さかった頃の僕にアドバイスするならば、どんなアドバイスをするだろうか?

  • 学校(塾)の勉強は親が教えるものではないという事
  • 勉強よりも大事な事ってたくさんあって、親は学校では教えてくれない大事な事を教えるべき

だといいたいですね。

学校では教えてくれない大事な話のひとつに「お金」の話があります。

「お金、お金、お金」ってお金の話をするのは汚いと思われるかもしれませんが、お金ってものすごく大事です。大人になってからお金の勉強をするよりも、小さい時からお金は大事だよとかお金の本当の価値とか知っておくことは本当に大切だと思います。

このブログでも何度かお金に関する本の紹介をしてきましたが、今回おすすめする本もお勧めです。お金教育の本というよりも、大人向けの本だと思いますが、とてもよい本なので紹介したいと思います。

西野亮廣氏の「夢と金」という本です。

目次

夢と金の書評と著者の紹介

著:西野亮廣
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西野 亮廣氏

1980年生まれ。芸人・絵本作家。製作総指揮を務めた「映画 えんとつ町のプペル」は、映画デビュー作にして動員196万人、興行収入27億円突破、第44回日本アカデミー賞優秀アニメーション映画祭2021」の長編映画コンペティション部門にノミネート、第50回ロッテルダム国際映画祭クロージング作品として上映、第24回上海国際映画祭インターナショナル・パノラマ部門へ正式招待されるなど、海外でも注目を集めている。

(夢と金 著者プロフィールより抜粋)

子ども達は、西野氏の事はひょっとして知らないかもしれません。僕ら親世代が知っている西野氏は、キングコングという漫才コンビを組んでいて、M-1グランプリでもファイナリストになったほどの実力者であるということです。

しかし、これは大人の方も知らないかもしれませんが、西野氏は、絵本作家でもあり、またビジネスに非常に秀でた才能をもっていらっしゃる方であるということ。また、西野氏が手掛けるエンタメ研究所は会員4万人を突破するほどのコミュニティになっているそうです。

親子で学ぶお金の話というよりも親がお金の事を学べという本

さて、本書の表紙の帯には、「親子で学ぶお金の話」とあります。子どもにお金教育をしてやりたいと思って読んはじめた本ですが、中身自体は、マーケティングの話というか、大人向けのお金の生みだし方の本だなという感想です。

ただ、西野氏の意図はきっと、親子で学ぶお金の話というよりも

今の大人はお金の生みだし方を知らない、時代についていけていない。そんなんじゃぁ、子どもにお金の話なんて出来ないよね?と警鐘を鳴らしているように思いました。

本書は子どもに「お金の事はこう伝えたらいいよ」とか、「お金の価値をわかりやすく伝える方法」とかそういった類の事が学べる本ではありません。

貯金とは投資とかそんな話でもなく、お金の価値の変化や原理、お金がどんなところに集まるのか等が学べる、つまり完全なビジネスのお話が中心でした。これからの時代、ものを買わなくなった時代、どうやってお金を生み出していくのか?について本当に学べる本です。

西野氏は、先見の明がすごくあられて、誰も成功体験をしていなかったクラウドファンディングを大成功させたり、本書でも出てくるNFTの知見も相当なものです。こういったお話が本書では語られるのですが、誰も手をつけていなかった分野(ブルーオーシャン)でお金を生み出すことを実践している著者の言葉にはものすごく説得力があります。

これらを僕自身が実践できて、それを子どもに伝えられるのが一番いいのですが、なかなか一般サラリーマンには難しいのも事実です(苦笑)でも僕は著者の先見の明はすごいと思うし、少しでも本書を整理して子どもに伝えられることは伝えてやりたいなと思える本でした。

お金を生み出すことの大切さを教えてくれる

本書を読んで、この本が一般的な「お金教育本」と何が違うのかを整理してみました。

本ブログでは未来の教育や子どもたちの将来に役立つ子育てについて発信しています。それらについて語られた良本をたくさん読んできましたが、その多くは共通して、

これからは良い大学に入って、一流企業に入るのが成功の時代ではない」と語られている本が多いです。

しかし、良い大学に入って、一流企業に入ることが成功ではないとはいっても、具体的にじゃぁどうしたらいいのか、具体的に語られている本はそんなに多くなく、抽象的な表現にとどまっていることも多いのですね。

だったら一流企業に入ったらそれなりにお金も稼げるだろうし、今もそれで成功といえるのではないの?なんて疑問を思ったりもするんです。

ですが、本書を読めば、一流企業に入るという発想では、「お金は生み出さない」のだなということがリアルにわかります。著者は本当によく考えて、そして行動をおこしている。それがリアルに伝わってくるのです。

お金を生み出す人の本を読んだら、こう思います。どんな会社に入っても、どうやったらお金を生み出す事が出来るのか?というのを考えられないと、これから生き残っていくのは難しいと。

先日のブログで、これからは学歴ではなくて、学習歴の時代だと書きました。どんなによい大学に入って大企業に就職したとしても、自分でお金を生み出す方法を考え、経験を積んできた人には適いません。

本書の内容を子どもに伝えるには、なかなか難しいところもありますが、お金ってどういう人のところに集まるのかって学んだら、少なくとも大学へ入るための勉強しなさいとかは言わないだろうなって思います。

本書を読んで僕自身が刺激をうけました。僕自身もまだまだ頑張っていきたいと思います。本書は実は(2,024/8現在)Kindle Unlitedの読み放題で読めるんです。たぶん期間限定だとは思いますが、この本を読めるだけでも入会する価値があると思います。無料体験もあるので、よかったらKindle Unlitedで本書を読んで、刺激をうけてみてください。

子ども教育にも役立ち、自分自身も刺激を受けられますよ、きっと。

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