長女は来年の1月、英検4級を受けます。次女は、漢検8級に合格し、今7級の勉強をしているところです。
英検や漢検は、例えば中学受験であれば、一部の中学で優遇されます。取得しておいて損はない。
しかし一方で、検定試験というのは実務で役立つかというと決してそうでもないと言われます。
英検や漢検などの検定試験を受ける意味
英検などは取得したらよいと思う資格だと思うのですが、巷の話によれば真の英語力を計りたいならTOEFLなどで、英検は実用英語としては役に立たないって話も聞きます。なんならTOEICすら実務にはそれほど役に立たないと言われます。
それが本当なら、子供が英検や漢検といった検定試験を受ける事に意味は果たしてあるのでしょうか?その答えは僕の中ではすでに出ています。
答えはおおいに意味があるです。
理由ですが、検定試験は、小さな成功体験ができるからです。漢字力や英語力を鍛えるのももちろん大事なことですが、検定試験を1つずつステップで合格し、小さな成功体験を積み上げていく事ができる。
これこそが英検や漢検を受ける意味であると僕は考えています。極論、英検で真の英語力が身に付かなくてもよいのです。
小さな成功体験を積み上げていく意味
続ける技術という本があります。継続して努力できる人はほんの一握りの人だと思っていませんか?
続けるとのいうのは、努力とかそういうのではなくて、技術だといい、そのノウハウを紹介している本が、「続ける技術」という本です。
この本の中で紹介されているメソッドに、スモールゴール(小さな目標)とラストゴール(大きな目標)を立てるというのがあります。スモールゴールはあればあるだけよくて、出来るだけそのハードルを低くする事としています。
大きな目標や夢を立てて、そこを目指すのは途方もない時間がかかり、挫折してしまいます。ところが小さな目標をクリアして、成功体験を積み上げていくと、自己達成感や、自己肯定感を手に入れることができる。これが夢や大きな目標を達成する為に必要な技術なんだと学ぶことができます。
先日ご紹介した最高のコーチは教えないでも同様のことが書かれています。
簡単で小さな課題を設定し、小さな成功を継続的に積み上げていく方法がある。
成功体験を積み重ねるトレーニングがモチベーションを保つ為には一番効果的
最高のコーチは教えない。
だと述べられています。
また、ある分野を極めるプロ、プロといっても100人に1人の存在という意味ですが、そうなるために必要な時間は、10,000時間と言われています。
継続する力があれば、10,000時間の鍛錬ができてその分野のプロになれます。続ける事ができれば、それが可能になるのです。
成功体験を積み重ねる事を体感すること。子供にとってものすごい意味があることだと思いませんか?
小さな成功体験を積める習い事
子供が小さな成功体験を積み重ねることができる習い事や資格は様々ありますが、思いつくものをいくつかご紹介します
1.水泳
水泳は細かく級が分かれていて、スモールステップできる。小さな成功体験を得るにはもってこいのスポーツです。親が子どもに習わせる習い事の上位常連でもあります。
2.そろばん
そろばんは僕もやっていたのでよくわかるのですが、細かく級が分かれていてじょじょに実力がついていくのでおすすめです。数字にも強くなれますから、合う子にはおすすめの習い事といえます。
3.英検・漢検・数検
上述のとおり、英検、漢検は小さな目標に向かって努力できる検定試験としておすすめです。中学受験のみならず、高校受験や大学受験でも英検は優遇される場合がありますので、積極的に挑戦したい検定試験です。我が家もどんどん子どもに受けてもらっています。あと、数検もおすすめですね。
4.ピアノなどの楽器
ピアノなどの楽器も一曲を仕上げる事ができると達成感を得ることができる。小さな成功体験を得られる習い事だと思います。我が家も子ども二人とも楽器を習っています。
5.その他級のあるもの
上記以外でも級のあるスポーツや習い事は小さな成功体験を得られるので、おすすめです
小さな成功体験を子どもに経験させよう
上述したとおり、英検や漢検はスモールステップで成功体験を積みあげていくことができる、最高の検定試験だと僕は思っています。また継続する力を養うにも最高です。
大きな夢を持つことは大事ですが、そこにたどり着くためには、スモールステップで、じょじょに自信と実力をつけてモチベーションをあげていくことが逆に近道です。
検定試験もおすすめですが、なんでもいいので、子どもには、小さな成功体験をさせてやりたいですね。