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大学付属中学高校はずるい?付属中学高校のメリット・デメリットを考察

僕の娘が通う中高一貫校は、いわゆる大学付属中学ではありません。

付属中学高校のよいところは、ほぼエスカレーター式に大学へ上れるのが魅力です。うちも付属中学を受験するか悩んだのですが、最終的には受験を見送りました。

色々、付属中学高校については思うところもあるのですが、発言小町に興味ある記事が出ていたので、紹介しつつ、僕の思う付属中学高校のメリット、デメリットを書いてみたいと思います。

目次

発言小町 「大学付属高校はずるくないか?」について

発言小町にこんな投稿があり、結構レスが盛り上がっています。

付属中高へ入学しなかった立場からあえて意見しますが

これはご家庭の戦術ですから、ずるいとは言えない

と思います。

こちらに出てくる付属高校へ行っていらっしゃるご家庭は、付属高校に行っておけば、ほぼ系列大学へ入学できるということを戦略として考えたうえで入学されていると思いますので、これを批判することはできません。

では、こうしたエスカレーター式の進学にはメリットしかないのでしょうか?

大学付属中学高校のメリット

大学付属中学へ入学するメリットは

  1. 系列大学への入学がほぼ約束されている(担保されている)
  2. 中学、高校と受験を気にせず、部活動などにも力を入れることができる

だと思います。では一つずつ説明していきます。

系列大学への入学がほぼ約束されている

大学付属中学高校へ入学するメリットは、なんといっても系列大学への入学がほぼ担保されている点です。

というか、ほぼこれが志望動機でしょ?

と僕は思います。

小町の発言にもありましたが、一生懸命勉強して学力を上げている子が、下手したら勉強が下の付属高校の生徒に合否で負けてしまうこともあると思います。

こんなに悔しいことはないでしょう

ですが、何度も言いますが、これは各ご家庭の戦略であり、付属高校のご家庭を責める権利は誰にもありません。

ちなみにですが、僕が中学の説明会で、付属中学の校長先生に伺えた話を書いておきます。

僕が説明を受けた付属中学は、高校進学時に、難関大学も目指せるコースと、付属大学を目指すコースに分かれるそうなのですが、年々、付属大学を目指すコースを選ぶ生徒が増えているとおっしゃっていました。

付属大学を目指すコース

といいますが、付属大学は目指さなくても正直いけるので、安全をとるご家庭が増えているということを意味します。

これは、現行の大学入試改革の影響が大きいといわれています。

大学入試の傾向が不透明になり、ただ塾に通って、大学に入るための受験勉強を頑張るだけではなかなか難関大学に一般入試で受かるのが難しくなってきています。

この流れをみてご家庭が、子供の将来のために、エスカレーターで付属大学を担保できる付属中学高校を選ばれるのは、まさに戦術だと思います。

中学、高校と受験を気にせず、部活動などに力を入れることができる

付属大学が担保できるのが、最大のメリットであることは間違いないと思うのですが、そのため、受験を気にせずに、部活動などに思いきり力を入れることができるのもメリットかと思います。

僕はむしろ、こちらのほうに付属中学高校のメリットを感じます。

良い大学へとりあえず行けば、大企業への就職が開かれる可能性が高いという考え方は、今も根強いでしょう。ですが、今後益々

大学で何を学んだのか、大学で何をしてきたのか?を企業がみる時代です。

ひたすら難関大学への入学を目標に受験勉強だけを頑張った場合、大学入学後、急激に目標を失うということもありえます。実際、国立大学である東北大学は、一般入試で入学した学生と総合型選抜入試で入学した学生の入学後の成績を比べた結果、総合型選抜入試で入学した子の方が優れているということで、今後段階的に、一般入試をなくしていく方針だといいます。

総合型選抜入試は大学に入学するためだけの勉強だけでは受からなくて、大学で何を勉強したいかを大学にプレゼンする必要があり、勉強以外の様々な活動も評価の対象となりえます。

このように大学に入学することを目的に受験勉強をする時代ではなくなっているといえます。

大学受験の心配もない付属中高校で、部活動など、勉強以外に打ち込めるものを見つけられるのなら、入学の意義があるといっていいと思います。

大学付属中学高校のデメリット

次に付属中学高校へ進学した場合のデメリットについてです。

成長を限定させる可能性がある

付属大学への入学が担保されるということは、逆に、勉強においては、これ以上の成長が望めない可能性があります。

誤解を恐れずに書くと

勉強の努力をしなくても付属大学へ行ける

と仮に子供が思い始めたら、勉強に対する探究心が止まる可能性もあります。

先に説明した中高で自ら大学で何を学ぶのかを探究できればいいですが、ただ漠然とエスカレーター式に大学に入学した場合、大学で勉強の成長が止まってしまう可能性も考えられます。

勉強に対する探究心が、大学で止まってしまうようでは、そもそも大学へ行った意味がなく、ただ大学へ行っているだけ。という状態が心配されます。

まぁ、思いつくデメリットと言えばこれくらいでしょうか?

大学付属中学高校への進学は戦略。メリットデメリットをよく考えて

娘は結局、付属中学ではない学校へ進学をしました。大学受験も指定校推薦もなく、自力で難関校を受ける進学コースです。

これが良かったのかは先にならないとわからないですが、世論を見ると今後は、大学改革。大学の在り方がだいぶん変化していくのは事実ですから、付属中学に入学するのも一つの戦略として全然ありだといえます。

ひょっとしたら少子化が進む中、受験勉強をそこまで頑張らなくても大学へ入学できる時代になるかもしれません。いずれにせよ、親としては、大学が入るのをゴールと考えるのではなく、その先を見据えるべきではないか。そのように思います。

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