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私立中学の最大のメリットは、メンター制度に近い「勉強ができる環境」に尽きる

僕の娘は小学4年の頃には早々と中学受験を意識して進学塾へ通いました。

公立中学と私立中学どちらに進学すべきか悩んでいらっしゃる方の参考になればと思い、今回書き綴らせていただきますが、今日は私立中学の環境の良さについて書いてみたいと思います。

目次

私立中学は環境が整っている

まず、我が家はなぜ公立中学ではダメだったのか?について書いてみます。

一番の理由は、小学校が娘に合わなかった。誰が悪いというわけでもないんですが、相性といいますか、子どもがイキイキと学校へ通っていなかった。これが躊躇なく中学受験を決めた理由です。

我が家のように、ここまではっきりとした動機があれば、迷うことなく中学受験したほうがよいと思いますが、そうでなくても、経済的に行かせられるなら、私立中学への進学を考えてよいと思います。それが、私立中学の環境がよいという話です。

ただし、親目線ではなく、子供目線で学校を選ぶ必要はあります。

気の合う友達が小学校にいて、引き続き友達と一緒の公立中学に通いたいという場合があるでしょう。この場合は公立中学、当然ありです。うちでいえば次女は、今のところ、楽しそうに小学校に通っていますから、子供の意志を聞いて、公立中学へ進みたいのなら、それはそれで大歓迎です。

ただし、私立中学は非常によい環境が整っている事を実感したので、次女についても、いつ中学受験となってもいいように準備だけはしておくつもりです。

「勉強を自らする」環境が整っている

全部の学校がそうだとはいえませんが、私立中学には勉強を自らする環境が整っているといえます。少なくとも娘が通う中学校はそうです。

環境は大事です。中学受験を頑張ってきた子供たちの集まりですから、当然、勉強習慣がついている子が多いです。

一つ例を挙げると、中学に入ってからスマフォでLineをはじめた娘。最初は友達とのトラブルが起こらないか等、めちゃくちゃ心配していました。ですが、驚いたことに娘たちは、Lineを使って友達とテスト勉強をしたり、宿題の情報交換をしたりしているのです。

その時に、お互いに刺激し合える友達が同じ環境にいることは、何より大事なことだなと思ったのです。

「メンター制度」に近い環境が整っている

メンター制度というのがあります。聞きなれない言葉かもしれませんが、ビジネスや海外の大学ではよく取り入れられている制度です。

メンターとは、助言者・指導者という意味ですが、メンター制度は、親や上司、先生ではなくて、年齢が近い先輩が助言アドバイスすること。例えば

ビジネスでいえば、新入社員教育で、先輩が指導相談役になったり、アメリカの大学では、TA(ティーチングアシスタント)というのがあり、優秀な大学院の生徒が、学習の助言をしたり、実習などの補助を行う

参考文献:学ぶ環境の作り方(深谷圭助著)

といった事が挙げられます。

メンター制度は、子供に近い立場にいる模範となる先輩がアドバイスを行ったりお手本になる事で、子供の成長によい影響をもたらす効果があります。

中学生以降、子供が手本にしたい存在や憧れの存在は親ではありません。身近によき手本がいてくれれば、それだけで、子供の成長によい影響があることは、疑う余地はありませんね。

同級生はメンターではありませんが、親ではないよい手本が身近にいることが、子供の成長にとてもよい影響を与えますという意味では同じ。

少なくとも娘の中学には、その環境が整っているなと実感していますし、私立中学へ行かせて良かったなと思う点です。

公立中学への進学はダメか?ポイントになるのは自学力。

公立中学へ進学し、できれば公立高校、そして大学へと経済的なことを考えれば、親としてはとても助かります。冒頭にも書きましたが、次女については、まだ中学受験をするかも決めていません。

ただし、公立中学へ進学するうえに当たっては、環境に流されないということが大事になってきます。そう考えると、自学力を小学校のうちにつけておきたい。

自学力をつけておけば、中学に入っても自分で勉強し、自分の意思をもって進路を決めることができる。

中学受験は親の受験といわれるの対して、高校受験は、完全な子供の受験

小学生の頃は素直な子供だったのが、中学になった途端、親のいう事を一切聞かなくなったということも確率的に0とは言えないでしょう。これはどうなるかはわかりません。

ですが、別に親のいう事を聞いてくれなくても、子供がやるべきことをやってくれるのであれば、親は心配してなくてもいいですよね。

ですから、自学力を小学生の頃までにつけておくということが、親の大事な仕事になると思います。

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