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【書評】「思春期の女の子が親に求めていること」を読んだ。思春期は、それまでの子育てをやり直す最後のチャンス!

うちの長女は中学2年生ですが、ちょうど今、反抗期です。とはいっても、健全な反抗期だと僕は思っています。

反抗期は誰もが通る道だといわれていますが、今時の子は反抗期のない子も多いのだそうです。それはそれで羨ましいなって思いますけど、僕は反抗期は大人になるために必要なプロセスなんだと思って、反抗期も肯定しています。

しかし反抗期も度が過ぎたり、長引きすぎたりすると大事な10代を棒に振る事にもなりかねません。反抗期の嫌なところは、子どもの本当に大切な時期。例えば受験であったりそういった時期に重なることだと思います。

僕自身が中学の時、ひどい反抗期でその時期を本当に無駄に過ごした経験があるので、娘にはそうはなってほしくない。そう思って娘たちの潜在意識にずっとメッセージを送り続けています。

「お父さんは中学の時、ひどい反抗期で勉強も全然しなくて、本当にもったいない時間を過ごしたんだよ。その時に頑張っていれば、今ごろもっと活躍できてたのにな~」(反抗期だからといって、時間を無駄に過ごすと後悔するよ)

こんな具合に。

潜在意識にアプローチするこの手法は、中野 日出美氏の著書「女の子の育て方 潜在意識に幸せの種をまく方法」から教わったものですが、思春期の女の子に対してどう接したらいいの?と悩んでいたところ、「思春期の女の子が親に求めていること」という中野氏の著書を発見!早速拝読させていただきました。

目次

本書と著者のプロフィール

中野 日出美氏

一般社団法人 親と子の心理コミュニケーション協会代表理事。日本心理学会認定心理士。心理セラピスト。絵本作家。親子関係の改善を図るセラピーの専門家。交流分析、NLP、現在睡眠を応用し、潜在意識に働きかける独自の手法を開発。約20年間で3000件以上の親と子の問題や悩みに関するセラピー実績をもつ。この手法で育った著者の子どもたちの1人は医師。もう1人は獣医師になり、それぞれの夢を叶えている。(著書発行時)

↓男の子版もあります。

◆本書を思春期の子どもを持つ親が何度も読み返したくなる本に選びました◆

本書の要点ポイント(書評)

思春期は、それまでの子育てをやり直す最後のチャンス!

交流分析という心理学を学んでこられた著者によれば、人は幼少期の頃の親との関わり方で、自分はどんな人生を歩むのかを潜在的に決めているのだといい、これを「人生脚本」というのだそうです。

↓交流分析とは?wikiがわかりやすいです

考えてみれば、僕も親の影響を受けているなと感じることが多いです。ですが、その影響をいつ受けたのかはわからない、きっと幼少期の時の影響なんだろうなと本書を読んで思いました。

では、子どもの人生脚本が幼少期に作られるのだとしたら、すでに成長した娘に対して親が潜在意識にアプローチすることはもはや不可能なのか?

著者の答えは、No。思春期は、それまでの子育てをやり直す最後のチャンスだというのです。

今まで僕なりに子育てを頑張ってきたつもりです。それでも全てがうまくいったわけではありませんし、もう少し子どもにこう接する事ができてたらなという事も正直あります。

やり直せる事があるのならやり直したい!それがもうワンチャンスあるというのですから、勇気が湧いてきました。

思春期の女の子が抱えがちな問題

思春期の女の子が抱えがちな問題には大きく分けて

  1. 心と体の問題
  2. 人間関係の問題
  3. 勉強の問題
  4. 親子関係の問題
  5. 危険行動の問題

があるといいます。これらの問題について、思春期の女の子が潜在意識で親に求めていることとは何でしょう?またそれに対して親が子にできることは何でしょうか?

ここでは、僕が本書を読んで、印象に残った項目について抜粋して紹介してみたいと思います。

思春期の女の子が親に求めている事とは?

人間関係の問題

思春期の女の子は「みんな仲良く」ではいられないことを親は知っておくべきだと著者はいいます。

思春期に入ると複雑な人間関係に悩むようになる。その原因のひとつは間違いなくLINEをはじめとするSNSだと思います。

僕は長女の受験時、私学中学校の説明会で、どの学校にもスマホトラブルの質問をしました。しかし、どの学校も返ってくる答えは一緒。

「毎年、何かしらSNSのトラブルがあります」

そんなご時世だから、女の子のSNSトラブルはあって当たり前だと思わないといけないのか。そう腹をくくったものです。

女子の戦場を生き抜くために必要な事。それは、ただやさしいだけじゃなくて、強さが必要。これが著者のアンサーです。

僕も娘にずっと「強くなろう」と言ってきました。強さといっても口喧嘩が強いという意味ではありません。自分の意見や気持ちをはっきり伝えられる強さ、そして人と群れずとも一人でも行動できる強さ。

この強さを身につければ、いじめに対しても立ち向かえる子になれるし、逆に自分が気に入らない子をいじめるといった事もしない子になるだろう。その条件が強くなる事。だと思っています。

↓ もし娘が学校の人間関係に悩んだら送りたい言葉

勉強の問題

どうしても勉強なんかしなくっちゃいけないの?これは女の子でなくても思春期を迎えた子どもなら誰しもが疑問に思う事ではないでしょうか?

お金持ちの男性を「白馬の王子様」という事があります。将来結婚して男性に養ってもらえばいい。そう考える子もいるかもしれません。ですが、著者は、「白馬の王子様は待っていてもいつまでたっても現れないよ」ときっぱりおっしゃいます。

著者は続けて、

「バッグも靴もアクセサリーも家も自分で買える女性になればいい」

といいます。この意見にも僕は共感します。男性に依存し、他人の人生を生きるのではなく夫婦お互いが協力して生きる関係であって欲しい。

だから僕も、女の子だから勉強できなくてもいいとは絶対に言わないです。

娘が算数の問題を間違えても、

「落ち着いてゆっくりやれば〇〇なら絶対に出来る!」

「〇〇は、計算は得意なんだし、算数が苦手ってことではない!」

と決して勉強が苦手なんじゃないよ、やれば出来る!って熱く語ります(笑)

将来の夢を話してくれた時は

「パパは応援している!」と声をかけます。

これも娘に「強く」生きてほしいという僕からのメッセージであります。

危険行動の問題

不登校、服装が派手になった、出会い系サイトに登録している、夜遊びしている。こういった行動は

  • 「誰からでもいいので愛されたい」
  • 「寂しい」

こんな子どもの声の反動行動であることを本書を読んで学びました。

だからこそ、どんな時でも「お父さんお母さんはあなたの味方だよ」と声に出して、子どもに伝え続ける事が大事なんだなと再認識しました。

よく子どもとは「友達のような関係」だという親御さんがいらっしゃいます。何でも話せる関係のように思えますし、羨ましい関係のようにも思います。

女の子の自己肯定感を高める育て方」の著者で、鷗友学園名誉校長であられる吉野明氏は、このような親子関係を共依存の関係だといい子どもの自立を妨げると警鐘を鳴らしていらっしゃいます。

著者も、子どもとはあくまで「親子」の関係であるべきだとおっしゃっていますし、僕もその意見に賛成です。

「友達」として言えることと、「親」だから言えることでは、内容が全く違います。友達なら言えない事でも親だから言える事が絶対にあります。

だから僕あくまで親として愛情を注ぎ、エールやアドバイスを送れる存在でありたい。子どもが危険な行動に走りそうなときは、親として厳しく接したいなと思います。

最後に。親が幸せになる事で、子どもも幸せになれる

著者は、思春期の女の子に対する親の関わり方には

  1. 子どもを温かく見守りながら、そっと「寄り添う」スタンス
  2. しっかりと子どもと対峙するう「向き合う」スタンス
  3. 子どもの心をしっかりと「抱きしめる」スタンス

この3つのスタンスがあるとおっしゃています。その声かけであったり行動は、いずれも子どもの自己肯定感を高めるものでした。

交流分析による人生脚本を描くのが幼少期としたら、リハーサルをするのが思春期だという著者。このリハーサル期間にシナリオは書き換えることができる!

子どもの自己肯定感を高める声かけを今からでもどんどんすべきだなと本書を読んで学びました。

最後に、著者は、親が幸せになれば、子どもはきっと幸せになるとおっしゃっているのも印象的でした。人生脚本は親との関わり方から描かれるもの。親の人生が前向きなものでなければ、子どもによい脚本が書けるはずもありません。

それは著者が本書で一貫して言われていることでした。親が人生を楽しんでいる影響は、とてつもなく大きい。「東大脳の育て方」に登場する東大生の親御さんもみんなそうでした。親が輝いていれば、子も輝く。これは絶対真実です。

僕も輝けるように頑張ろう!そして子育てを楽しもう!本書を読んで気持ちを新たにしました。

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