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【書評】頭のいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」があるを読んだ。我が家が揃えているおすすめ図鑑も紹介

ずっと気になっていた、「頭のいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある」をやっと読みました。

 

注目したのは、長いタイトルに「必ず」という言葉が入っているところ。頭のいい子のリビングには「必ず」辞書や地図、図鑑があるのだと著者が断言しているのですが、本書を読み終わった今、

 

頭のいい子のリビングには、間違いなく、辞書や地図や図鑑がある

と本当に思えました。

 

もう少し早く本書を読みたかったな~と僕が唸った、最強の図鑑、地図、辞書を活用した子育て本を今回は書評したいと思います。

 

 

 

本書と著者のプロフィール

小川 大介氏

1973年生まれ。京都大学法学部卒業。学生時代から大学受験予備校、大手進学塾で受験国語の看板講師として活躍。難関中学、国公立大学医学部などへ多数の合格者を送り出す。2000年、さらなる学習指導の理想を追求し、中学受験専門のプロ個別指導教室SS-1を設立。フジテレビ「ペケポンプラス」にカリスマ先生としてテレビ出演などメディアでも活躍。(著者発行時)

本書の要点ポイント(書評)

これまで有名私立中学を狙う子や親御さんと1万件以上の面談を重ねてきた著者が残念だなと思う事は、多くのお子さんが知識を「勉強」として詰め込んでいる事。

 

勉強しなければならないから、無理やり勉強する。そこにはワクワク感はなく、丸暗記では通用しなくなる高学年になると、とたんに息切れしまう子が多いのだそうです。

 

もっと小さい頃から知的好奇心を育んでいたら。。。辞書、地図、図鑑を使った遊びこそが子どもの知的好奇心や地頭を育てる。このことを著者は伝えたいといいます。

 

ずっと子どもにドリルや「勉強」を強いてきたという親御さん必見!今からでも、本書を読んだ方がいい。2016年発売と少し古いのですが、僕が教育本の中でも最強だと思う一冊を紹介します。

頭のいい子のリビングには辞書、地図、図鑑がある!

出来る子のお宅はリビングでわかる。

出来る子のご家庭のリビングに必ずあるもの。それが辞書、地図、図鑑。

 

一方でお子さんに個室を用意して、子どもの部屋に図鑑を揃えていらっしゃるご家庭も多いかと思います。ですが、個室に図鑑を用意しても子どもが手にとる事はほとんどないと著者はいいます。その理由は、子どもの関心や意欲には親の関わりが欠かせないからだというのは納得です。

 

つまり、辞書や図鑑を揃えただけでは、何も効果がないということです。

 

「東大脳の育て方」にも、多くの東大生が個室ではなくリビング学習をしていたという調査結果が紹介されているとおり、リビング学習のメリットは非常に大きい。

 

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親が子に勉強を教えたり、逆に子が親に問題を教えたり、時事問題を話してみたり、そうした親とのコミュニケーションから、子どもの知的好奇心って作られていくのですね。

 

そのコミュニケーションの最強のツールが、辞書であり、地図であり、図鑑。頭のいいお子さんのご家庭には、いつでも取り出せるようにリビングに図鑑が配置されているというわけです。

子どもが自分で辞書を開くようになるには時間がかかる

ただし、子どもが自分で辞書や図鑑を開くようになるには時間がかかると著者はいいます。

 

図鑑を買って最初のうちはよく見てたけど、しばらくしたらホコリをかぶったままになっている。。。そういうご家庭も多いのではないでしょうか?

 

しかし著者は「そんなもんだ」と思っておけばいいといいます。いつか出会うべきタイミングが来た時に、手元に図鑑があることが大事。

 

子どもが何か調べたいことや疑問を口に出したときに、「一緒に図鑑で調べてみようか」と声かけできるように、図鑑をリビングに置いておくこと。ここからはじめればOKなんです。

著者のお子さんの勉強時間は1日30分

本書でびっくりしたのが、著者のお子さんの勉強時間は、せいぜい1日30分だという事です。

 

ここでいう勉強とは、いわゆる机に座って「勉強」している時間のことで、それ以外の時間は、図鑑を見たり、全国日本地図を見比べたりされているそうなんです。でも、それは広い意味で学習であり、目覚めている時間は全てが学びなんだと著者はいいます。

 

「目覚めている時間は、全てが学び」どこかで聞いたことががあるフレーズです。

 

石田 勝紀氏も著書「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」で、出来る子は、寝ている時以外、全て学んでいる。とおっしゃっていました。

 

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  • 東大生は、勉強しなさいと言われたことがない
  • 東大生は、寝ている以外は全てが学び
  • 頭のいい子のリビングには地図、図鑑、辞書が必ずある

ここで僕は確信しました。頭のいい子は、幼い頃からいわゆる勉強、ドリルをやっている子でない。

 

子どもの知的好奇心を育むために、地図や図鑑、辞書などを使って一緒に遊んでこられたご家庭のお子さんこそが、地頭がいい子、頭のいい子であると!

子どもが「なぜ?」と質問してきたらチャンスだが・・・

子どもが、「どうして空は青いの?」なんて質問してくる事ってありますよね?親なら誰もが経験していることだと思います。

 

子どもの関心が継続するのは、たったの30秒であり、その瞬間を逃せばもう次の瞬間には次の遊びに目が行くのだといいます。だから、この子どもの知りたい!と思った瞬間を逃さないことが、大事。

 

それはよくわかっている。でも、なかなかうまくいかない。なぜか?それは子どもの難問に親が答えらないからです(苦笑)

 

例えば、どうして空が青いの?という質問に対して、その答えを正確に答えられる親は少ないように思います。

 

ですが、著者は、親が正解を言える必要はないと断言されます。

 

「面白いね!」「よく気が付いたね!」こういった言葉がけが大事で、魔法の言葉なんだそうです。

 

えっ?そうなの。いつも正解を一生懸命に考えて、あげくわからないので、「パパも知らんな~」と言ってしまって終わり。子どもも「そんなもんなんだ」と別の遊びに行ってしまう。このループ!これではとても子どもの知的好奇心は生まれないと反省しました。

 

「いいところに気が付いたね!」「よし、一緒に図鑑で調べようか!」これからは絶対こう答えよう。そう思いました。

図鑑は何をどう買ったらいいのか?

僕は本にはお金をかけようと思っていたので、長女が幼い頃に惜しみなく図鑑を購入しました。

 

ですが図鑑って高いんですよね。1冊2,000円とかします。子どもが図鑑を自ら眺めるようになるには時間がかかるわけで、ほとんど見ないような図鑑を揃えるっていうのは親としては勇気がいりますよね。

 

そういった方は、最初は図書館で色々借りて、子どもが何に関心があるのかを観察するのがよさそうです。色々な図鑑に触れていく中で、同じジャンルの図鑑を子どもが欲しがったら、大チャンスだと著者はいいます。

 

例えば、A社の魚図鑑を買ったばかりなのに、B社、C社の図鑑も欲しがるといったケースです。

 

これは読書が好きな人ならわかるのですが、同じジャンルの本を複数読むことで、共通点が見つかったり、あるいは相違点が見つかったりすると嬉しいのです。その分野をどんどん掘り下げようと思う。もっともっと知りたくなる。

 

だから、同じジャンルの図鑑を欲しがったら、迷いなく買ってあげるのがベターなんですよね。

 

 

 

我が家で揃えているおすすめ図鑑を紹介します

我が家では、長女が幼い頃に図鑑をたくさん買いました。一緒にたくさん読んだつもりですが、長女の知的好奇心を伸ばす読み方ができていたかどうかは、反省すべきところも多いな~。

 

一方、次女は幼い頃、あまり本に関心を示しませんでした。ところがです。最近よく図鑑を眺めたり、付箋を貼ったりするようになったんです。リビングのいつでも手に届くところに図鑑をおいていたのがよかったんでしょうね。僕はとても嬉しくなりました。

 

それで最近は声かけして一緒に図鑑をみたり、次女が疑問に思った事を一緒に調べたりしています。机に向かって勉強するのは好きではない次女ですが、こうした知的好奇心を育んでくれているのは親として嬉しい限りです。

 

ここで我が家にどんな図鑑があるか少し紹介したいなと思います。一部、次女が読んだ本を紹介する下記記事と重なる部分がありますが、ご了承ください。

 

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小学館のNEOシリーズ

NEOシリーズは、ほとんど揃えているくらいお気に入りの図鑑です。次女はこの図鑑をよく眺めています。最近では、「カブトムシってバナナ食べるんだって!」って教えてくれました。「よく調べたな~、パパ知らんかったわ。」と大いに褒めてやりました。

 

図鑑は色々な出版社から販売されていると思いますが、僕がNEOシリーズをおすすめするのは、付属のDVDが素晴らしいからです。ドラえもんやのび太くんが解説してくれるのですがビジュアルが素晴らしく大人でも楽しめる内容なんですよ。

 

※ただし、DVDが付属していない図鑑もあるので注意してくださいね。

なぜ?どうして?シリーズ

へ~、これも図鑑といえるんだと思ったのですが、本書でも、なぜ?どうして?本が紹介されていました。この本も我が家ではほとんど揃えているのですが、次女は大好きで何度も読み返しています。そのせいか、理科はドリル勉強したこともないんですが、テストでは大体100点とってきますね。

 

図鑑と少し違うところは、この本は文章本なので、読書が苦手って子の入門本としてもおすすめかなって思います。

はっけんずかんシリーズ

お子さんが小さい方には、この図鑑がおすすめです。各ページに窓が用意されている仕掛け本で、どんどん窓をめくっては、知識の宝物を発見できる。子どもの知的好奇心をくすぐる工夫が満載の図鑑ですね。

 

この絵本は長女とも次女ともよく読んだな~。

キャラクター図鑑

このキャラクターシリーズも、我が家はたくさん揃えています。キャラクターがかわいいので、特に女の子にお勧めの図鑑です。動物や魚といった図鑑はたくさんありますが、栄養素だったり、漢方薬だったり、子ども向けでないコンテンツを子ども目線で図鑑にしている発想がいいです。

 

長女とは今も、ビタミンCとか、タンパク質とか栄養素について家で語ることもあるんですよ。

1日10分でちずをおぼえる絵本

地図なら、間違いなくこれ!です。我が家の長女は、これで47都道府県、小学校低学年で全て覚えました。中学になった今でも社会は抜群に得意です。

 

都道府県を例えば北海道なら「エイの形!」という具合に子どもでもなじみのある動物や乗り物などに都道府県を例えてあるから、抜群に覚えやすいのです。

 

子どもと楽しく絵本を読みながら都道府県を勉強したいなって思ったら、この1冊は迷わず購入!ですね。

読売KODOMO新聞

kodomo.yomiuri.co.jp

子ども新聞もおすすめです。本書では、読売KODOMO新聞を紹介されていますが、実は我が家も読売KODOMO新聞を購読しています。

 

難しい活字ばかりの新聞が苦手だということもあり、わかりやすい子ども新聞がいいなと思って購読をはじめましたのですが、なかなかいいですよ。

 

子どもに関心を持たせようと、ビジュアル重視で目を引くような特集も多いので、図鑑代わりに子どもと一緒に読むことができます。

 

 

 

まとめ 頭のいい子のリビングには「確かに」辞書、地図、図鑑がある

著者は中学受験のプロでいらっしゃいます。その著者が、ドリルなど、いわゆる詰め込み型の勉強ではなくて、辞書や地図、図鑑を使って遊び倒しなさいとおっしゃっている。

 

早くから中学受験を目指してお子さんを塾に入れたり、勉強を見守っていらっしゃる親御さんも多いと思うんですけど、そういった方にもぜひ読んでもらえたらなと思えた一冊でした。

 

僕も早くからこの本に出会っていればもう少し違う子育てができたかなと今更ながら思います。知的好奇心を子どもに植え付ければ、親が教える勉強ってそれで終わりなんでしょうね、きっと。色々な教育本を読んできましたけど、本書を読んで確信しました。

 

無理やりドリルを子どもに課している段階で、勉強という意味では、伸びしろはないといえるかもしれません。子どもは遊びが大好きなんです。勉強が遊びにならないといけないって事ですね。

 

親は子どもと一緒になって楽しんで学ぶ。これが唯一、子どもの知的好奇心を育み、自ら学ぶ子に育てる方法なんだと改めて本書で学ぶことができました。