早ければ小学校の高学年、中学生には子どもが反抗期を迎える。小さいときに素直で優しい子どもだったのが、突然、反抗期で親のいう事を聞かなくなった。特に初めての子育てをしていると、この突然の反抗期に戸惑います。
- 子どもの言葉使いがひどくなってきた
- 親のいう事を聞かなくなった
- 全く勉強をしなくなった
こんな風に、子どもの反抗期に悩んでいらっしゃる親御さんも多いかと思います。僕の娘も今、中学2年で、これからもっと反抗期がきつくなってくるかもしれないので、偉そうなアドバイスはできません。
しかし、僕なりに子どもの反抗期にはこうしようと考えてきたこと、それからきつい反抗期がこないように心がけていること等、経験から書けることを今回は書いてみようと思います。
小学生の高学年から反抗期の兆候
我が家の長女は、小学5年くらいから少しずつ、反抗期の兆候が出てきていました。自分の口からも
「私今、反抗期」
というような事も言っていたし、それまで親が叱ったことを素直に聞いていたのが、渋い顔をするようになったのもこの頃です。
小学6年の頃は、中学受験もあって忙しくしていたので、そこまで反抗期は目立ちはしませんでしたが、中学生になってからすぐくらいがピークだったかなと思います。
なぜ反抗期は起こるのか?
反抗期はなぜ起こるのでしょうか?
反抗期に関する資料は色々公開されていますが、進学塾の明光義塾さんの保護者アンケートが参考になります。
反抗期=親離れといってもいいと思います。小学生までは、子どもにとって親が絶対の存在で、親依存の状態です。ですが、中学生にもなれば、親依存はなくなります。
親離れは健全な心の状態です。しかしこの親離れの変化を親が見逃している事が多いのではないでしょうか?いつまでたっても子離れが出来ず、子どもにあれこれ指図してしまう。
子どもからすれば、もう、鬱陶しい事を言うおじさん、おばさんくらいの感覚です。で反発する。
中学生の反抗期をどう乗り越えるか?乗り越え方6選
では、我が家はこの反抗期をどう乗り越えようと考えているのか?その考え方について、ここでは紹介したいと思います。
1.子離れする
親がしっかり子離れすることが大切です。子どもが親離れしてきたと思ったら、親もしっかり子離れすることを心掛けたい。
我が家では、娘に対して、成人したら巣立つことを前提に接しています。親の事は何も心配しなくていいから、自分の想う道を進んでいってねと。その代わり、自分の事は自分でできるようにならないとね。そう伝えてあります。特に中学になった長女は、もう完全に大人扱いしています。
とはいえ、本音のところでは、心配事はすぐには無くなりませんから徐々に様子を見ながら、自然と子離れしていきましょう。
2.子どもへの信頼を口にする
子どもに対して「信頼してるよ」と口に出すことも効果的です。
うちはやるべき事さえやれば後は何しても自由と言ってあります。やるべき事が何なのかも自己申告。(ただし何をやっているのかはちゃんと観察していますが)もういい大人だし、自己管理は出来るよねって、やはり大人扱いしてやる事で、子どもへの信頼を伝えてあります。
振り返ってみても、大人扱いしてやることは、経験上、非常に効果的だと思うんですよね。
3.ここぞという時に力になってやる
とはいえ、中身はまだまだ子どもです。必ず親が助けてやらないといけない時があります。
子どもが困ってたらとことん助けてやる。それを行動で伝える。これも効果があります。
例えばうちの娘の場合、勉強量がとにかくすごいので、夜中まで勉強してる時があります。基本自学の娘ですが、僕も一緒になって夜中まで難しい英文を読んだり、数学を解いたりに付き合います。
困った時は全力で助けてくれるんだと子どもに思ってもらえるか、これは大事だと思います。親が子を思う気持ちは、行動で伝えます。
4.兄弟姉妹は平等に
兄弟姉妹の難しいところ、どちらかを贔屓しがちになっていないかはチェックポイントです。
うちはどうしても姉が強いので姉をきつく叱りがちですが、姉妹平等に、こんな事したら叱るよと、叱る基準をちゃんと子どもにわかるようにしています。
↓兄弟姉妹の性格を理解して接するとより効果的です
【子育て本 書評】不機嫌な長男・長女 無責任な末っ子たちを読んだ – 中堅 私立中学でもいいんじゃね?
5.普段は優しく、時には厳しい親でいる
これは賛否両論あるかと思います。よく友達のような関係の親子がいいと言いますね。また友達のような関係なら反抗期なく子どもが育つと言われる事もあります。
ですが、僕は叱る時はしっかり叱れる親でありたい。普段は優しいけど、これをやったら親にガツンと叱られる。そんな風に思われる親でありたい。友達ではなく、親子関係をしっかり持っていたいのです。
例えるならクラブの顧問のような存在です。であれば、反抗期の子どもにも普段通りしっかりと叱る事が出来ます。
6.子どもが小さい頃からたくさんコミニケーションをとる
僕は娘が産まれた時からとにかく子どもの為に時間を費やしてきました。勉強もみてきましたし、ママゴトや絵本の読み聞かせも出来る限りやってきました。
僕は子育てに参加してきた事を自慢しているわけではありません。子育てに参加していないと子どもに言いたい事は言えないだろうと思っていたから。
普段コミニケーションもとっていない親が偉そうに言ったところで、「私の事なんか何も知らないくせに。」と子どもに思われるのがオチです。
小さい頃からどれだけ子どもとコミニケーションをとっているか?反抗期の子どもに語りかけするのにはこのコミニケーションの積み重ねがものをいうと思っています。
↓子どもが小さい時から育児に参加するメリットについてはこちらの記事も参考にしてください。
「イクメン」がブログを書いている間に、育児をしている人が本当のイクメン – 中堅 私立中学でもいいんじゃね?
反抗期はいつか終わるもの
反抗期はいつか終わるものです。ですがこの反抗期が長引く事で、「勉強しない」、「打ち込むものもない」状態で、貴重な学生生活を費やすのはもったいない。
反抗期で失われた時間は取り戻せません。だからこそ、子どもの反抗期は出来るだけ最小限でとどめておきたいですよね。
うちもまだ次女もひかえておりますし、まだまだ子どもの反抗期につきあうのはこれからなんだと思うのですが、上記の考え方で乗り切りたいなと思っています。
僕と同じように思春期のお子さんがいらっしゃる方、反抗期でお悩みの方に、僕の考え方が少しでも参考になればいいなと思いますし、「なかなか、いいんじゃない」「的を得てるんじゃない」と、少しでも共感してもらえたら嬉しいな〜。