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中学数学を子どもに教えるなら、この一冊。「文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」

我が家の娘たちは算数や数学が苦手です。なので算数や数学だけは僕が家で今だに教えています。

小学生の算数は特殊な受験問題でなければ簡単です。特別勉強しなくても教えることができます。ですが僕は文系出身。中学数学はすっかり忘れてしまっているため、予習して望まないとついていけないです。

なので数学を教えるときは、娘の教科書を一通り読んで理解してから教えるのですが、中学2年くらいになると答えを見れば解けるけど、なぜそうなるのかを説明できない問題も出てくるのです。

そんな数学と格闘していた時に出会った本が、「東大の先生!文系の私に超わかりやすく数学を教えてください!」という本なのですが、この一冊を読めば、中学生の子どもに簡単に数学をコツを教えることができたので、今回お勧めさせていただきたいなと思います。

本書を読むといいと思う人
  • 中学生の数学を超わかりやすく理解したい人
  • 子どもに数学を教えたい親御さん
目次

本書と著者のプロフィール

著:西成活裕
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西成 活裕氏

東京大学先端科学技術研究センター教授。専門は数理物理学、渋滞学。1967年、東京都生まれ。東京大学工学部卒業、同大大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程修了。その後、ドイツのケルン大学理論物理学研究所などを経て現在に至る。(著書発行時)

本書の要点ポイント(書評)

中学数学をわずか5~6時間でカバー

本書は、数学が苦手で仕方がなかったという大人に向けて書かれた、大人が数学をやり直すための本です。

中学数学を最速5~6時間でカバー、マスターできる、まじめに勉強をしている中学生は決して見ないでくださいという「R16指定」本なんだそうですが(笑)マジ、わかりやすいです!

先生は渋滞学の第一人者でありながら、説明むっちゃわかりやすい

本書に登場する先生は、わずか42歳で東大教授になられたという超エリートの西成氏。渋滞学の第一人者でもあります。

そんなすごい東大の先生だから、堅苦しい本なんじゃないの?と思うでしょ?

いやいや、数学がわかってない人の目線で、本当に丁寧にわかりやすく教えてくれるのです。そう、教え方もエリートなんです!

公式を覚えるのではなくて意味で理解できる

数学の公式って学年が上がれば上がるほど訳がわからなくなりますよね。数学が苦手な子ってそれを丸暗記しようとするんです。

でも先生は公式じゃなくて、意味を理解して解けるようになろうという人ですから、公式を覚えなくても理解、解けるように教えてくれるのです。

中学数学の4/5をカットできる

数学は以下の3つのカテゴリに分かれるらしいです。

  • 代数=数と式
  • 解析=グラフ
  • 幾何=図形

このうち最も大事なのが、二次方程式。二次方程式がわかったら中学数学はもう終わりなんだそうです。

中学3年間、長い時間子どもたちは数学を習っているわけですが、整理すると

「たったこれだけを理解しておけばいいのか?」

と思えて気持ちも楽になります。

さすがに子ども達の教科書をカットするわけにはいきませんが、子どもに数学を教える親とすれば、覚える事は短ければ短いほどいいですね。

先生によれば、中学教科書の4/5は省略できるそうですよ。

実際に本書を使って、娘に数学を教えてみた

本書を読み終わって、なんだか本当に中学数学の全てを理解できたような気がしましたし(たぶん錯覚だとは思いますが 笑)、娘にも自信をもって中学数学を教えられるようになりました。

とはいえ、娘も学校で数学を習っているわけですから、僕がいらない知恵を吹き込むのもあまりよくはありません。

なので、重要な考え方だなと思うところだけをアドバイスするようにしました。簡単な事なんですが、数学が苦手な子がわかっていないポイント。

例えば・・・

1.わからないものをX(エックス)とする

わからないものをX(エックス)とするというと当たり前じゃん!って思うかもしれませんが、数学苦手な子どもは意外とこの意味すらわからず問題を解いている。

というのも、苦手な子って、わからないものが出てきたときにX(エックス)を置くのではなくて、「わからない!」って問題を投げ出すのですね(苦笑)

わからないからX(エックス)を置いているんだよ。ということを頭に入れて問題を解くだけで、今まで解けなかった問題も解けるようになるんです。

2.かたまりを見る

(2×□)+4=10 という問題があった時、(2×□)をかたまり◎としてみる。

つまり◎+4=10となるから、◎=6とわかる。なら□は3だとわかる。

この問題は簡単な例ですが、かたまりを意識して問題に取り組めば、複雑な計算も簡単に感じることができます。特に二次方程式は本当に楽!

3.ひき算と負の数は別物

5-4=1ですね。算数では5から4を引くひき算と覚えればいいですが、中学から(-4)という負の数が出てきます。

5+(-4)は結果、同じ1になりますが、ひき算と負の数は全く別物だと覚えておいた方が絶対にいいですよね。

先生は、(-4)と( )がついていたら、かたまりって覚えておいたらいいって言われていましたが、なるほど!これもいいアドバイスができますね。

親が中学数学を教えるのに絶対に役立つ本

中学校の教科書にいったん目を通したあと、本書を読み、定期テスト勉強をしていた娘にポイントだけ、アドバイスを送りました。

結果。

「パパ教え方上手だし、老後は塾で教えたら?」なんて感謝されたほどです。期末テストもよ~く出来たそうです。

結論。

中学数学を子どもに教えたいと思っている親御さん、是非この1冊!ぜひ読んでみてください。おすすめです^^

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