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不登校クエストを読んで思う。親が子どもを100%信じられたら子の才能は開花する

不登校クエストを読んだ

久しぶりの投稿です。

自分自身、通信制大学で学びなおす準備をしていたため、あまり教育に関する本を読まなくなった事もあり、ブログが久しぶりになったのですが、まだまだ子どもにも精いっぱい関わっています。

娘が通信制高校に移り、もうすぐ1年になります。今、教育の多様化が進み、通信制高校に通う生徒は増加の一途をたどっており、決して珍しくなくなりました。一方で、全日にかよう高校生の多くが大学進学をする中、通信制高校からの大学進学率はそれほど高くありません。ですから、通信制高校を卒業したら、どういった進路に進むのか、親としては心配で、今から色々考えています。

そんなとき久しぶりに読んだ本を今回はご紹介したいと思います。「不登校クエスト」という本です。著者の内田拓海氏は、小学校、中学校と一度も学校に通った事がない、不登校児でした。それが、東京藝術大学に通うようになり、今は作曲家として活動されている。

不登校であった彼がどういったきっかけで作曲家を志、また実際に作曲家になる夢を叶えたのか?とても知りたくなって読んだ本です。

目次

不登校クエスト 書評

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内田 拓海氏

1997年生まれ。作曲家・アーティスト。東京藝術大学大学院美術研究家グローバルアートプラクティス専攻在学中。受賞歴に、令和5年度奏楽堂日本歌曲コンクール作曲部門第3位、東京藝大アートフェス2023東京藝術大学長賞(グランプリ)など他多数 ※著書より抜粋

小中学を一度も通わない子どもの不登校を認めた親御さんがすごい

内田氏は、保育園で先生の事が信用できなくなって学校には通いたくないと、小学校から中学まで6年間、一度も学校に通った事がないのだそうです。親御さんはきっとすごく心配されたと思います。それでも、子どもを誰よりも尊重して認めてあげたというのが、親目線で、まずすごいなと思いました。

僕も子どもが学校へ通うことができないとなって、それを認めてきたけれど、実際は心配で、できれば学校へは通ってほしいと思う気持ちとの狭間で戦ってきました。それを一点の曇りもなく。。。実際のところはどうなのかわかりませんが、事実、小学校、中学校に一度も子どもを通わせていないというのだから、すごい覚悟だっただろうなと思います。

それで内田氏は家で何をしていたか?ずっとゲームをしていたんだそうです。もう心配過ぎますよね。けれども、「ゲームばっかりしないで!」といわれたことは一度もないと著者は本書で語られています。

ご家庭が裕福で、子どもが職に就かなくても養っていけるお金があるのだろうか?ご家庭の環境が特殊だったのかが気になりました。

なんとお父さんは、トラックの運転手。お母さんも働かれてはいるようですが、自営業で収入は不安定と書かれています。自ら、決して裕福な家庭ではなかったと著者はおっしゃっています。ごく普通のご家庭だった。それが両親がともに、母親だけじゃなくて、父親も含めて、子どもの不登校を認めて育てたというのは、すごい覚悟だと思いました。

日本はレールからはみ出すことができない人が大半

日本はまだまだ世の中が認めたレールの上を生きるのがスタンダードです。レールから外れると、白い目で見られたり、心配されたりする。日本の子どももほとんどが、高校を卒業して大学に進学します。しかし、本当に学びたくて大学へ進学する生徒はどのくらいいるでしょうか?それでも、レールからはみ出すと、よい就職ができないかもしれないと大学へ進学する。

本書で、内田氏が、高校から自らの意志で通信制高校へ通い始められたことが書かれています。自分の意志で、音楽を学びたいと東京藝術大学を受験し、二浪して進学されている。どうしても東京藝術大学で作曲を学びたいと思って大学進学をされました。その動機については、本書で読んでみてほしいのですが、それまで親御さんが音楽を強要したことはなかったし、実際、高校に入るまでろくにピアノを弾いた事もなかったと書かれているので、本当に作曲をやってみたいという自ら学びたいという探究心が、彼を作曲家に導いたのです。

僕は今通信制高校に通っている子どもを持つ身として思う事があります。それは日本では自らレールを外れた、あるいは、仕方がなくレールを外れた、どちらにせよレールを外れた方が、本当に学びたい事を学べるんだと思っています。例えば、子どもが全日に通っていて、勉強の成績も良かった場合、音楽の道に進学したいといわれたら、それはとてももったいないと親としては反対したと思います。けれど自らの意志ではないけれど、結果的にレールをはずれてしまった。だったら、レールをはずれてとことん自分の勉強したい道へ進んでみればいいんじゃないか?ある意味、その覚悟が親にもできるんですね。

子どもを100%信じることができれば、子の才能は開花する

彼が東京藝術大学の入試を突破するために、ピアノの先生に習いに行く必要がありました。当然、その費用は音大ですから、高いと想像できます。僕はあまりピアノのことはわかりませんが、ソルフェージュというのと作曲とまた先生が違うのだそうで、著者は2人の先生に教わっていらっしゃる。当然、作曲以外の勉強も大学入試にはあります。親が子どもの事を金銭的にも支援してあげないと決して内田氏は成功しなかっただろうと思います。

そう思うと、彼もすごいですけど、やっぱり僕からしたら親御さんがすごいです。

音楽で食べていくのは本当に難しいといわれます。「音大を卒業しても就職に苦労しています。」という話もたくさん聞きます。それでも親御さんは、彼の思う道を100%、経済的な事も含めて応援しています。これって簡単にはできないことです。

僕も娘の夢を応援しています。出来る限りの支援もしています。けれどやっぱりその夢だけじゃ心配で、色々安定した職業につけるような進路も考えてしまいます。それが普通の親だと思うんです。

けれど、考えてみたんです。

僕が色々な子育て本を読んで出会ったすごいなと思う親御さん。

例えばさかなクンのお母さんがそうです。学校の先生にもっと勉強を頑張ってくださいと言われても、勉強なんかできなくても、好きな魚を書いていればそれでいいと、さかなクンを100%信じて応援されていた。

弁護士になられた元東大王の鈴木光氏の親御さんも、中学さえ卒業すれば高校は行かなくてもいいとおっしゃていたそうです。そのころ、鈴木氏はDTMを習っていて音楽の道に進もうと考えていたそうです。結果、弁護士になられたわけですが、レールにのっていない子どもの夢を親御さんが100%応援されていたことを著書に書かれている。

親が子どもを100%応援することができれば、子の才能は開花する。

親が子どもを100%信じて応援するのは、親がこの道なら大丈夫だと思う道に子どもが自ら進んでいればいくらでもできます。例えば、子どもが勉強を頑張っていて、難関大学へ進学したいといえば、反対する親はどこにもいないでしょう。100%応援できるでしょう。

けれど、高校から東京藝術大学の作曲家専攻に入って作曲家になりたい。魚を勉強したい。といわれて100%応援できる親がどれだけいるでしょうか?

僕は本書を読んで自問自答しました。僕は子どもを100%応援しているか?今80%応援している自信はあります。けれど、あと20%足りない。もう少し頑張って100%応援できる親になりたい。と思いました。そうすれば、子どもの道は必ず開けると。

いつか、こんな風に悩んだこともあったな~、でも100%信じてよかったよと、子どもと笑える日を迎えたい。不登校クエストを読んで、そんなことを思いましたし、僕と同じように、子どもの進路に悩み、子どもを100%信じられていないという親御さんには是非、本書を読んで欲しいなと思います。

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