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子育てに役立つコーチングスキル。子どもに「温かい」コーチング術が学びたいならこの一冊

親子関係というのは、子どもとのコミュニケーションから作られます。日ごろ、どういった言葉を子どもにかけているか、その積み重ねだけで、親子関係はよくもなるし、悪くもなる。そういっても過言ではないと思います。

子どもが生まれた時から、親子のコミュニケーションの大切さを思っていた僕ですから、子どもとのコミュニケーションには実は自信がありました。

ところがです。子どもが大きくなればなるほど、思うように子育てができていないな。と子育ての壁にぶつかることも多くなってきました。

そんな時に出会った本が、子どもの「やりたい」を引き出すコーチングという本です。

目次

本書と著者のプロフィール

著:あべまさい
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あべ まさい氏

上智大学文学部(現・総合人間科学部)社会福祉学科卒業。総合病院社会福祉相談室医療ソーシャルワーカー、コミュニケーション研修講師、株式会社コーチ・エィ勤務を経て、20年にわたりコーチとして活躍。企業の経営者を始めさまざまな職種のクライアントのコーチングをしてきた実勢を持つ。元・国際コーチ連盟マスター認定コーチ、(一財)生涯学習開発財団認定マスターコーチ。(著書発行時)

本書の要点ポイント(書評)

著者は、コーチングのプロでありながら、どこにでもいらっしゃる普通のお母さんです。本書では、日々奮闘する子育ての中で、コーチングをどう生かしたいと思っているか、1人の母親目線で綴られています。

どなったり、命令したり、親子喧嘩したり、何でもありなのだと思います。ただ、その会話のところどころにコーチングスキルやコーチングの考え方を持ち込むことで、子どもの自発的な気持ちや行動を引き出すことができれば、うれしいと思います。

という著者。本書は、子育てに奮闘されている全てのお母さんに贈る、子育てに役立つコーチングスキル本です。

コーチングとは?

コーチング*1の事を簡単に説明するならば、スポーツで選手を教える人の事をコーチといいますよね。つまりコーチングとは「指導すること」です。

優秀な選手を育て上げた名コーチが、選手にどういった言葉かけ、関わり方をしていたのかを観察し、まとめ上げたものがコーチングスキルなんだそうで、スポーツ界ではコーチングスキルを学ばれている方も多いですね。

また、コーチングは「自発的に行動するように促す」コミニケーションだという著者。

タイトルにもある通り、コーチングはやりたいを引き出すコミニケーションだともいえますね。

子育てに役立つコーチングスキル

本書では著者が、決して背伸びせず等身大で子育てに奮闘する姿が綴られています。その中で、コーチングを子育てにどう生かしていけばいいのか?について書かれていて、ものすごく共感できます。

ここでは本書で紹介されていた子育てに役立つコーチングスキルを抜粋して紹介したいなと思います。

聞く

コーチングにおいてコミュニケーションとは、まず「聞く」ことを意味するそうですね。

コミュニケーションにおいて聞くことがどれだけ重要であるかについては、今までたくさんの本で勉強してきたことで、僕もいつも心がけていることです。

ですが、著者がご自身の子育ての中で、

私が思う「話を聞いた」と、娘が思う「話を聞いてもらった」にはかなりの開きがあった

とおっしゃるとおり、僕も実際には子どもが思う「話を聞いてもらった」には全然至っていないのだろうな~と反省しました。

聞くとは、最初から最後まで話を聞く。相手のいわんとしていることをそのとおりに理解しようとする。これが「聞く」ということなんだそうです。まだまだこの域には達せそうにもありませんが、心に言い聞かせて頑張りたい(笑)そう思いました。

見る

相手を無条件で受け入れる。そう決めている人の「目」の表情をエンジェル・アイというのだそうです。天使の目ですね。ですが、僕はいつも打算が入り厳しく子どもを見てしまう。これをイーグルアイというのだそうです。

エンジェル・アイを持っている人を想像すると、僕の母親だったり、祖母を思い浮かべます。僕は人間ができていませんから、例えば他人の子どもにエンジェルアイを向ける余裕がありません。ですが、僕の母親だったり、祖母であったりは、本当に無条件で色々な人にエンジェルアイを向けられる。母ってすごいな~って思うんです。

著者は自分にもエンジェルアイを向けてみましょうといわれています。他人も自分もひっくるめて肯定できる懐の大きい人間。

僕もそんな親になることが出来れば、きっと子どもの心に響くコーチングができるのになと思いました。

ペーシング

ペーシングとは、相手の言うことや気持ちを受け止めることです。「相手のペースに合わせる」とかいいますね。そのペーシングです。

  • 嫌だ~(子ども)→そうだよね、嫌だよね~(親)
  • 怖い~(子ども)→そうだよね、怖いよね~(親)

これは聞くスキルにも通ずることだと思いますが、「繰り返す」たったこれだけの事で子どもってすごく安心するんだと本書で学びました。

ただただ共感して欲しいのですね、子どもは。

質問する

質問するのもコーチングの大事なスキルですね。質問には2種類あると著者はいいます。1つは、相手に気付きを与えるためにする質問。もう1つは、自分が情報を得る為にする質問。

自分が情報を得るための質問とは、例えば「宿題やった?」(子どもが宿題をやったかどうかの情報を集める)というような自分都合の質問で、「はい」か「いいえ」だけで答えられる質問。この質問は時に、「詰問」にもなるという著者。

いや~、この質問、ばっかりしてるわ。。。

と反省しました。

「今日は何が一番楽しかった?」とか他愛もない会話ですけど、子どもの事に関心をもっているよというメッセージを送れる親になりたいなと思いました。

アクノレッジ

アクノレッジとは、承認するという意味です。「褒める」に近いですが、その人の存在そのものを認めるということ。

本書によれば承認には

  • 結果承認
  • 行為承認
  • 存在承認

があります。

結果承認は、字のごとく、テストの点数100点とったら褒めるというものですね。行為承認というのは、テストが40点でも、頑張ったその行為を褒めること。この辺は僕も出来ている。

一番大事な事は、子どもの存在そのものを承認する。ありのままの子どもを認めてあげること。これは本書を読んで、はっと気づかされたとても大切な考え方でした。

「おはよう」や「ありがとう」と声かけする事や僕であれば子どもの頭を撫でてやる事も存在承認です。

いつまでも心に刻んでおきたいスキルかなと思います。

相手のために求める

相手の事を想って、求める。というスキル。これも大事だな~と思いました。親が子を叱るのは、子どもの将来の事を想って叱るのですね。だけどこの想いはなかなか子どもにうまく伝わらないです。

ですが、相手の為を想って、何度も真剣に話をすればきっと思いは伝わる。本書を読んでそう思いました。

最近、名メンタルコーチの鈴木 颯人氏の著書「うちの子のやる気スイッチを押す方法、教えてください!」で、子どもに対しての言葉がけは「期待している」ではなくて、「信じている」だと学びました。

子どもの為を想って、「信じている。だからこそ、こうして欲しい。」と何度でも声掛けし続けたいなと思いました。

親として軸を持って子どもに関わろう。そして著者のコーチングはとても温かい。

子育ては苦労の連続です。子どもが大きくなればなるほど、自分の思うようにいかないものだなと痛感する毎日。

本書を読んで、コーチングのプロである筆者もまた、苦労反省しながら子育てをされている。僕らと同じどこにでもいる親なんだなと思うととても好感をもって読むことができました。

著者のコーチングはとても温かい。だから子どもに愛情をもって温かく接したい、そのためのコーチングスキルを学びたいと思われる方は是非、本書を読まれることをお勧めします。

著者は、子どもに対して軸を持って関われたらいいですねとおっしゃいます。改めて僕の子育ての軸って何だろう?と考えました。

僕は、我が子が僕の元を巣立っていくときに、「ありがとう。」と想ってもらえる親になりたいなと思っています。

コーチングの3つの原則は

  1. 双方向であること
  2. 個別に相手に合わせた関わり方をすること
  3. 継続して関わる事

なのだそうです。

僕は子どもの気持ちに耳を傾け、二人の子どもそれぞれの個性に合わせて同じ量の愛情で継続して関わり続ける。

そして二人が愛情にあふれた立派なレディーになって僕の元を巣立っていってほしい。それまで頑張ろう!もし可能であれば「ありがとう」といってもらえるように。本書を読んで再認識できました。

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僕がいつも思っている事は、「子育てはやり直しがきかない」ということです。子育てに正解はないですけど、後悔はしたくない。だから僕は本を読みます。わずか1,000円、2,000円程度で子育ての先輩や偉人の知恵を授けてもらえるのですから。

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