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「不登校の教科書」を読んだ。不登校を好転させるために必要なココロ貯金

不登校の教科書。不登校を好転させるためのココロ貯金とは?

今、不登校は社会問題化しています。学校へ通えない子ども達は年々増加し、少子化でどんどん子どもが減っているにも関わらず、約30万人の子ども達が学校へ通えていない。

不登校になった子どもの親がまず思うのは、どうしたらこの子は学校に通ってくれるのか?、どうしたら不登校から脱出してくれるのか?ということだと思います。

うちの子も体が強くなく、毎日学校へ通えてない事もあって、不登校に関する本はたくさん読んで勉強しているのですが、その中で良書だなと思う本をご紹介できればなと思うのですば

不登校の教科書」という本を今回はご紹介したいと思います。

この記事を書いている人

くろちゃんパパ

  • 思春期の娘二人(小学生、中学生)のパパ。
  • 子育て本、教育本を100冊以上読む。
  • 娘が生まれた時からずっと子育てに関わり、娘たちと今も良好な関係を築く。
  • 長女の中学受験の勉強に毎日付き合い、中高一貫校の合格を親子で勝ち取る。
  • 勉強だけで優劣が決まる今の教育に疑問をもち、未来型の教育に関心を持ち勉強中。
目次

不登校の教科書の紹介と著者のプロフィール

著:東ちひろ, 編集:岡田清代
¥780 (2023/10/22 10:41時点 | Amazon調べ)

東 ちひろ氏

一般社団法人 子育て心理学協会 代表理事。株式会社 子育て心理学オフィスひがし 代表取締役。公認心理師 スクールカウンセラー。心理学とコーチングをベースとした「ココロ貯金」のメソッドを独自に開発。子育て心理学講座や子育て心理学カウンセラー養成講座を通した実績は2万件を超える。NHK「あさイチ」、TBS「ひるおぴ」などメディア出演も多数。

Amazonより抜粋

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本書の目次

  1. なぜ、不登校の子の親は不安なのか?
  2. 不登校の処方箋「ココロ貯金」とは?
  3. 親だってココロ貯金
  4. 不登校の子に対するココロ貯金の貯め方は?
  5. 不登校の投稿しぶりが好転した三つの事例

不登校を好転させるために必要なココロ貯金メソッド

子どもが学校に通えない。親は一体何が不安なんでしょうか?

  • 子どもの将来の不安
  • ゴールが見えない不安(不登校はいつ終わるのか?)
  • 正解がわからない不安(自分の子育てが間違っていたのではないか?)

この3つなんだと著者が整理して書いて下さっていますが、まさにその通りだと思います。

では親はどうすればよいのでしょうか?それが一番知りたい!

著者は、親は「今出来る事」に集中することだといいます。

今、出来る事。それこそが、著者独自のメソッド「ココロ貯金」です。

ココロ貯金とは

子どもは親の愛情を貯める貯金箱をもっている。その貯金箱に親の愛情を貯めていくメソッド

不登校の教科者

がココロ貯金です。

具体的には、

  • 聴く
  • 触れる
  • 認める

この3つを子どもに対して実践するだけといいます。

それなら子どもには十分愛情を注いでいますよ。という親御さんもいらっしゃると思います。

そんな方に、本書で印象的だった著者の言葉を紹介したいと思います。

はたして学校に行く元気が出ない子は、親御さんの愛情がたりないのでしょうか?断じてそんなことはありません。実はここだ大事なポイント。「愛情がたりない」のではなく「愛情が伝わっていない」だけなのです

不登校の教科書

というのがあります。子どもに愛情を注いで育てていると思っていたつもりでも、それが伝わっていなければ子どもの自己肯定感は育ちません。愛情をもって接していたつもりでも、やっぱり声や態度で示さないと伝わらないことってあるんだなってことです。

例えば、著者のココロ貯金を貯める方法で、褒めるよりも認めるというのがあり、名前+挨拶の言葉をかけることを提案されていますが、素晴らしいなって思いました。

「〇〇ちゃん、おはよう」

これだけの事ですが、意外とできていないと思いませんか?名前をちゃんと呼ぶということは、その子のありのままの存在を認めている自己肯定感を育む言葉がけだと思いました。

他にも僕も最近意識している子どもへの言葉がけですが、「ありがとう」という声がけもいいなと思います。ありがとう。というのは、その人の役に立った、自分の存在意義を感じられる言葉だと、僕はアドラー心理学でも学んだのですが、このように本書では子どもに愛情を伝えるためのメソッドが具体的に掲載されています。

なぜ、不登校は不安なのか?

不登校の親の不安を一言で表すとしたら、「子どもが将来、社会でやっていけるのだろうか?」ということに尽きると思います。

例え子どもが学校へ行けなくても、中学までは義務教育です。様々な形はあれど卒業はさせてくれると思います。ですが、高校は義務教育ではありません。出席日数が足りないという事になれば、留年となります。1

勉強に興味関心もないのに大学へ行くことに疑問を呈している僕でさえ、さすがに高校へはいかないと、子どもが社会でやっているかどうかはやっぱり不安です。

このように親の不安は「子の将来」に向かいがちですが、、将来の事を不安に悩んだところで、未来は誰にもわかるわけではありませんね。だからこそ著者は「今できること」、ココロ貯金をするのだとおっしゃっているのだと思います。

ココロ貯金は消耗する

子どもが学校へ行けない原因は様々あると思いますが、学校に気が合う子がいない。学校で疎外感を感じる。こうしたことが原因で学校へ通えない子がほとんどではないかなと思います。

この記事は不登校の背景をよく表している記事だと思います。日本は同調圧力が強く、みんなが右を向いている時に左を向くのが非常に難しく感じる国です。

大人になれば、そんなの気にしなくていいといえることも、子どもがその考えに至れというのは酷というものです。

よく「自己肯定感を高める子育て」というのがあります。もちろん大事なことなんですけど、子どもとて、学校という小さなコミュニティーで生活していると、他人に認めてもらう事もないと、自己肯定感ってそう簡単に育たないのですよね。

著者が家で貯めたココロ貯金も学校へ行けば消耗するとおっしゃるのはまさにそういうことで、だからこそ僕は著者のココロ貯金を家で貯めるのだというメソッドは素晴らしいなって思うのです。

子育ては長期的にみよう

昔に比べると、不登校の理解も進んできたと思います。学校に通えない場合、N高等学校のようなフリースクールという受け皿も多く用意されるようになってきました。

著者は、本書で子育てのゴールを問われていますが、子育てのゴールは学校を卒業させることではありません。子どもが社会で自立してやっていけることです。そう考えると、親は学校卒業という小さな価値観にとらわれるのではなくて、もっと長期的に子どもの幸せを考えるべきだということです。

でも。。。わかってはいるのですが、なかなか覚悟ができないんですね。

それでも!もし子どもが不登校になったとしても、学校が全てではない。ということを理解し、子どもを追い詰めないようにすることが不登校を好転させるために最も大事なことなんだなと本書を読んで学びました。

今まで2万人以上をサポートし、9割以上のお子さんが好転(復学率は75%)したというココロ貯金メソッド。

不登校のお子さんのケアが大事なんだというこのメソッドは、不登校に悩んでいらっしゃる親御さんにとっては必読の書だと僕は思います。

  1. 高校の出席日数が足りない!出席日数が足りない場合に取り得る選択肢とは? ↩︎
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なぜ僕が不登校の悩みをもつ親御さんにKindleUnlimitedをおすすめするかというと、KindleUnlimitedには、不登校に関する本がたくさん登録されていて、またKindleでしか読めない本が多いからです。

特にありがたいのは、実際にお子さんの不登校を経験された方の体験記が多く出版されている事。漫画化されている本も多く種類も豊富です。不登校のタイプは子どもそれぞれ違うと思いますので、色々な体験記を読めるのはとても貴重だと思うのです。

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