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子どもの時にできなかった算数の問題が、大人になったら解けるようになるのはなぜか?

我が家の子どもたちは決して算数が得意とはいえません。子どもの宿題をみていると、なぜこんな問題が解けないのだろうと思うことも多々あります。

皆さんは文章問題で、

「ここで足し算はありえない。なんでうちの子は、ここで足し算を使うのだ!」

と怒りを覚えた経験はないでしょうか?僕はあります(苦笑)

でも子どもは真剣も真剣。真剣に間違っているのです。でも、このありえない間違いを自分も子どもの頃にした経験はないかと冷静に思い返してみると、たぶんあったはず。自分の親に聞いてもわかりますが、確実に自分の子どもと同じような間違いをしています。

DNAの問題なのか?それとも歴史は繰り返す?なのか。

そもそも、なぜ子どもの時は解けなかった算数の問題が、大人になったらいとも簡単に解けるようになったのか?なぜ、この問題が小学校の時には解けなかったのか?

疑問に思いませんか?今日はその事について僕の考え方を書いてみたいと思います。

目次

なぜ子どもの時に解けなかった算数が大人になったら解けたのか?

僕の考えを結論から書きます。

算数の文章問題は、算数ではなく、国語です。そのため、子ども時代は読めなかった文章が大人になって読めた。だから大人になったら解けた。

のだと思っています。

算数(数学)を中学、高校とコツコツ努力したから、大人になるにつれ算数が解けるようになったという考え方もあるでしょうけど、僕は違うと思っています。算数、特に文章問題は国語なので、読解力がないと解けないのです。

つまり、文章問題で何を問うているのかを理解できなかった小学生時代に比べて、ある程度大人になって、文章問題で何を問うているかがわかるようになったので、解けるようになったのだと思うのです。

小学生の問題なら、基本、四則演算ですから、+か-か×か÷しか使わない。足し算なのか、ひき算なのか、割り算なのか掛け算なのかがちゃんと文章を読んで理解すれば解けるはずですが、そこまで読解力がない子は、+のか-なのか、はたまた×なのか÷なのかがわからない。

わからない子は、数字だけを追いかけて

「その前足し算習ったし、たぶん足し算。とりえあず足しておこう」

みたいな感覚で問題を解くから、間違える。

数字しか追いかけないとありえない答えが生まれる

例えば算数が苦手な子がよく間違える時速の問題。

家からスーパーまで5kmの道のりがあります。車で時速60kmのスピードで行くと、何分後にスーパーに到着するでしょう。

なんて問題があったとして、5×60=300分後!

といったありえない解答が出てくるのも、数字を追いかけているだけだから、とりあえず掛け算しているだけなんです。家から5km離れているスーパーに車で行くのに、300分もかかるなんて、文章が読めてない、文章を頭の中で再現できてない証拠です。

時速60kmというのは、「車が1時間で60km進むという事なんだから、5kmなら、1時間もかからずに着いちゃうよね」という事をちゃんと理解さえすれば、とりあえず300分という答えは間違いだとすぐに気が付きますね。

僕がどうやって子どもに算数を教えているか?

文章問題を解くときに、僕が子どもに口酸っぱく何度も教えているのは、四則演算の使い方です。特に掛け算と割り算。

  • 掛け算は、同じものを増やしたい時に使う道具だよ
  • 割り算は、同じ数に分けたい時に使う道具だよ

と説明しています。掛け算の場合、

1個100円のりんごを5つ買いました。全部でいくらでしょう?という問題なら、

@100×5=500円が正解ですね。

1個100円という同じものを5個買う場合、「足し算でもいいけど、何度も足すの大変でしょ?だから掛け算を使うんだよ」って教えています。

こうやって、なぜ足し算じゃなくて、掛け算なんだという意味を理解しながら解くと算数の文章問題も解けるようになりますね。

文章問題が解けない算数の勉強方法

学校で四則演算を一通り習った後は、テストでは様々なパターンの四則演算の問題を解かないといけません。問題集やドリルで定着を図りますが、

一番ダメなドリルは、

「今から足し算しますよ」

と宣言しているドリル。足し算します!と宣言してあるので、子どもは問題をよく見ずに足し算の問題だと決めつけて計算をはじめることができますから、何も考えずに数字を足していきます。

これではいつまでたっても文章問題は解けません。

足し算のやり方をまず覚える段階ではよいと思いますが、定着を図るドリルではせめて、足し算とひき算は一緒に、掛け算と割り算は一緒に、問題は混ぜておかないと意味がありませんね。

算数が出来る子に育てるべきか、読解力を鍛えるべきか

算数が得意な子に育った場合は問題ないですが、算数が苦手な子にひたすら算数の訓練を課したほうがよいのでしょうか?

僕も今だに悩むのですが、あえて算数、算数といわないで、読解力を鍛えてやろうと思いますね。

中学受験で麻布、開成等、難関校の合格者は多数輩出している脳科学学習塾代表の福島 美智子氏 著書の「AI時代の小学生が身につけておきたい一生モノの「読解力」」でも算数と国語の相関性について書かれています。読解力がある子は、算数の点数も高いのだそうです。

ネットでなら下記記事が参考になります。

また、新井紀子氏の著書「AI vs.教科書が読めない子どもたち」では単純な計算問題等であれば、AIはすでにMARCH合格の実力を備えているといい、これからはAIに負けないために読解力を身につけるべきだと進言されています。

算数も国語もどちらも勉強すればいいんでしょうけど、どちらかを鍛えるという究極の選択であるなら読解力かな。

算数も大事だが、本が読める子に育てる

さらにいうと僕は極論、テストの点数は悪くても、本が読める子に育ってくれたらいいと考えています。

塾に行ったり、問題集を何度も解くような訓練をしないと、難関校や模試のひねった算数の問題とかは解けないかもしれません。けれど学校の教科書をしっかり「読むこと」ができているのであれば、それ相応の学力はついてくると信じています。

池上彰氏と佐藤優氏の共著「人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく」は非常によい本でした。

大事なのは、テストのための勉強じゃなくて、社会になってから自ら学習する力です。算数が得意でそれを伸ばしたい人はどんどん伸ばしたらいいけど(算数が得意だなんて羨ましいです)、そうでなくても、本を読める力は身につけておく。

↓参考本:↓算数の得意な子はこう育てる

【子育て本 書評】「算数が得意な子」にするために親ができることを読んだ – 中堅 私立中学でもいいんじゃね?

そうすれば、自ら学習しようと思った時に、その分野の本が読めればいい。自ら学ぼうと思った時に本は役に立つし、算数ができなくても、自分の得意な分野を伸ばしていける。

本に触れることは、とても大事なことだと僕は思っています。そのためにも読解力が必要。

まとめ。子どもの時にできなかった算数の問題は大人になったら解ける!

事実、僕は長女の数学も次女の算数もみていますが、まず二人が使っている教科書を答えもみながら熟読します。そしたら解る解る!

次女の算数はもちろん、長女の数学だって、一次関数も、証明も、因数分解も解る解る!それは教科書が読めるからです。

お恥ずかしい話、学生時代は教科書をまるで読んでなかった。読もうともしなかった。だから解けなかった。

教科書が読めて理解できれば解けるようになる。それが僕の結論です。

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