子どもが小さい頃は、成長が早いものですから、自分の子どもにはひょっとして才能があるのではないか?そう思って目を輝かせた時もあります。
ただ、子どもが大きくなればなるほど成長のスピードは鈍化して見える。子どもはすごく成長しているんだけど、まわりもすごく成長しているからか、思ったほど子どもの成長が感じらない時がきます。
また、子どもの親離れもあります。小学生時代は素直に親の言う事を聞いてくれてた子が小学高学年から中学にかけて言う事を聞かなくなる。子どもにあれこれ親の理想を押し付けられるのも小学生まで
自分の思い描いていた成長を子どもが見せなくなる時がきっとあると思いますが、
でも、子どもに期待をかけすぎてはいけない。
なぜ、こんなに勉強できないの?
なぜ、勉強を自主的にしないの?
なぜ、努力をしないの?
そう子どもにプレッシャーを与えてはいけない。これは僕が常に自問自答していることで、子どもに期待をかけすぎない子育てを心がけています。今日は僕の子育ての反省もこめて、そんな記事を書いてみたいと思います。
親が普通なら子も普通
今回、はてブで見つけた記事。
塾講師がいう、子の知識は親の知識の1.2倍くらいが限界みたい
という話。
つまり親が子の能力の元になっているという話です。親が論理的に物事を考えることができて、話することができれば、子もそう育つという話。
落合陽一氏の「0才から100才まで学び続けなければならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」という本に落合氏の子育ての話が書いてあるのですが、確かに落合氏の子どもへの話しかけかたは論理的で違うな~と感心しました。それを僕が真似してできるかといえば、僕にその知識がないのでできないとも思いました^^;
自分(親)はすごい人間なのか?
を自問自答してみると、なんとも平凡だと冷静に気付く。その親の子です、普通に考えれば普通の子に育ちますよね~。
僕の子が東大に行ったり、芸能人になったり、芸術ですごい才能を発揮したり。プロスポーツ選手になったり。
自分に才能があれば遺伝する部分もあるかもしれませんし、期待してもいいかもしれません。でも普通の親であるなら、子も普通だと思った方がいい。
本をたくさん読めるは才能ではなく、環境
もうひとつ。遺伝とはDNAとか親の持つ才能、能力が引き継がれると思いがちですが、実はそれよりも環境が影響するという説。
勉強ができる子は本をよく読むと聞きます。だったらと子どもに本を読まそうとしますが、それで子どもが本好きになるかといえばそうとは限りません。
× 子どもにたくさん本を読ませる → 本好きになるとは限らない
〇 親が読書している、家に本がいっぱいある環境 →自然と本好きになる
これはやっぱり正しいと思う。
逆に
親がスマホばかり見ている → 子もスマホばかり見る
親がテレビばかり見ている → 子も勉強せずに、テレビやスマホばかり見る
となるだろうなとやっぱり思う。もし自分(親)が、日ごろから勉強してたり、本を読んでいる姿を子どもに見せられていたら、きっと大丈夫。子どももいい影響を受けて育つと思います。
やっぱり、親が元なんです。
だから僕も努力している姿を子に見せようと思っています。やっぱりたまにはスマホもテレビも観てしまうんですが、親も勉強している姿を見せてやろうと思う。
よき指導者を見つけるのも親の仕事
一方で、子どもがよい指導者と出会うことは大事だと思っています。
僕の中学時代もそうですし、長女もそうですけど、中学生にもなると、子どもは、基本親のいうことは聞きません。そうなると、親ではない環境に子は影響を受けることになります。
だから良い指導者やメンターとの出会いはとても大事になると思います。親の仕事の1つは、よい指導者を見つける事だと思っています。よい指導者が子どもの意識を変えることはあると思います。僕が娘を私学に入れたのも子は親ではない環境に影響されると思ったからです。
子に期待をかけすぎない。トンビは鷹を生まない。を言い聞かせて
話を元に戻しますが、子どもに期待をかけすぎてはいけない。親の理想を押し付けてはいけない。子どもに期待をかけすぎると、親の期待に応えないといけないというプレッシャーがかかる。
子どもの可能性を親が摘んではいけない。
もし子どもに期待をかけるなら、その前に、自分はすごい才能を持ち合わせているか、テレビもスマホも観ないで本を読み、努力を続けているか。を自問自答しなければいけない。
そこまでできていて、なんでうちの子はできないのか?ならまだわかるかな。でも僕はそこまでは出来ていない。子の知識は親の知識の1.2倍くらい。そう思って子どもを見守っていこう。
そう、親が普通なら子も普通。それが普通。
トンビは鷹を生まない。このことわざは、何百回も心の中で繰り返さなければいけないなと思っています。小さい時は才能にあふれていると思った子の成長が止まって見えるとき、焦るときもある。でもそれは、子どもの成長が止まっているのではなく、知らぬ間に、子どもに成長のスピードに期待をかけすぎている証拠。
子どもは間違いなく成長している。親は期待をかけすぎず、子どもの成長を信じて、温かく長い目で見守っていかなければ。そう日ごろから自問自答しています。