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僕が思うN高等学校の魅力と不安点。ネットの高校はありか、なしか?

スタンフォードが中高生に教えている事」を読んで、スタンフォード大学オンラインハイスクールがオンラインでありながら、学年を超えた学び、パーソナライズされた授業、自分が学びたいことに時間が費やせる等、未来型の教育を提供している事を知ることができました。

ですが、こうした学校は、アメリカで、かつ一部の学習能力が高い子どもや、いわゆるギフテッド*1のような秀でた子が受けられる特殊な教育だろうと思っていました。

日本にはそんな学校は存在しないだろうし、ましてや一般の学生が入れるような学校は皆無であろう。。。

そう思っていたところ、ひょんな事で、N高等学校*2の事を知りました。

N高等学校といえば「通信制の高校」または、ドワンゴが作った少し変わった「ネットの学校」といった印象しかありませんでした、つい最近までは。

しかしN高等学校に関する本を読んで、N高等学校は未来型の教育にチャレンジしている学校なんだと思い改めることになりました。

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N高等学校の魅力を知るには、この2冊を読むのがお勧めです。特に「ネットの高校、日本一になる。」は、2021年に発刊された本で、最新に近いN高等学校の魅力を知ることができます。

今回は、この2冊を読んで感じた事を中心にN高等学校の魅力について語ってみたいと思います。

本書を読むといいと思う人
  • 通信制の高校を探している親御さん
  • ネットの高校ってどういうものか知りたい親御さん
  • N高等学校について知りたい親御さん
目次

N高等学校とは?

名が知れたのは、紀平梨花さんの入学がきっかけ?

N高等学校は、学校法人角川ドワンゴ学園が運営するネットの高校です。2016年の開設当時は、ただの通信制の高校という見立てがほとんどだったそうですが、その風向きが変わったのが、フィギュアスケートの紀平梨花選手

紀平梨花 – Wikipedia

が、入学された頃。紀平選手の所属高校が「N高等学校」と紹介されて、一気に知名度があがることになったそうです。

現在も、N高等学校には自分が好きな事をとことん追求できる学校だとして、たくさんの著名人が入学・卒業していますが、それどころか

今では24,642人(2023年4月現在)*3が学ぶ日本一のネットの高校にまで成長しました。※ちなみにN高等学校は、学校教育法第一条に定められた高等学校で、全日制と同じ「高校卒業資格」を取得することができます。

そんなN高等学校の魅力は具体的にどんなところにあるのでしょうか?

僕が感じたN高等学校の魅力

自分がしたい事に注力できるアクティブラーナー制度

N高等学校のカリキュラムの中で、僕が一番興味をもったのがAL(アクティブラーナー)という制度です。

アクティブラーナー制度というのは、「起業したい」や「デザインスキルを身につけたい」といった目標が明確に決まっていて、その目標に向かって活動している子を応援する制度で、出席率が高いなど一定の条件をクリアすることで利用ができ、より自分のしたいことに注力できるように時間割をカスタマイズすることができます。

目標が明確になっている子であれば、自分が関心のない学問を学ぶよりも、最短で自分が目指す道に対して時間を費やせることができる。これはまさに未来型の授業だと言えると思いました。

↓アクティブラーナー制度を利用されている方の実際の感想を見ることができます。

プログラミングを学ぶには最適の学校

今、IT業界は未曾有の人手不足といわれています。高いITスキルをもった若者への需要は凄まじく、企業の人材獲得の競争も激化し、新人に年収1,000万円*4を提示する企業も出てくるなど大きな社会問題にもなっています。

今後、日本は間違いなく人口が減っていく社会を迎えます。その社会問題を解決するのに、ITCの利用は不可欠だといってもいいでしょう。このITCを操れる人材は、社会にとって引く手あまたの存在になれるはずです。

N高等学校の母体は、ニコニコ動画を作ったドワンゴであり、N高等学校のプログラミングコースの教材を作ったのは、ドワンゴのトップエンジニアの吉村総一郎氏。*5この教材を全て受講したらそのままドワンゴで働いても問題ないくらいの技術が身につく。というコンセプトで作られているといいます。

本気でプログラミングを学びたいという気持ちがあれば、普通の高校で学ぶよりも、最短距離でトップレベルのプログラミングを身につける事ができると期待してしまうのが、N高等学校のプログラミング教育です。

運営に関わっている人がすごい

N高等学校にどうしても期待してしまうのは、運営に関わっている人がすごいというところにあります。

N高等学校を運営している学校法人角川ドワンゴ学園の理事長を務めているのは山中伸一氏*6です。

この方の経歴がすごい。内閣府審議官、初等中等教育局長、文部科学事務次官を歴任。38年間ずっと教育行政一筋だった方が、2018年6月20日から理事長に就任されている。

さらに、Chief Educational Adviserに就任されている鈴木寛氏の経歴もまたスゴイ。慶應義塾大学政策・メディア研究科教授、東京大学の公共政策大学院教授であり、文部科学副大臣を2期、文部科学大臣補佐官を4期務められている方です。

N高等学校のPR動画に登場し、従来の日本の教育を20世紀、N高等学校の教育を22世紀と表現し、「未来の教育はこちらだ」とN高等学校を表現されている。

いずれも文部科学省出身、いわゆる公教育を担ってきた方々が、N高等学校の理念に共感し、運営に関わっていらっしゃる。

この事からもN高等学校は、普通の通信制の高校とは一味違うと感じずにはいられないのです。

僕が感じたN高等学校の不安な点

ただ、N高等学校に全く不安がないといえばウソになります。ここでは僕が不安に感じた事を率直に書いてみたいと思います。

全ての子が輝ける夢の学校ではない

これはN高等学校だからというわけではありません。どんな学校でも光と影があり、学校PRではどうしても光の部分が強調されてしまうのは仕方がない事です。

上記で紹介した書籍でも、起業した子がいたり、京大に合格した子がいたり、プログラミングで優勝した子がいたり、N高等学校で輝けた生徒の話がどうしても多くなりがちです。しかし、こうした優秀な生徒はほんの一部に過ぎないと思っておいたほうがよい。

実際、本書の中で、「自ら動かないと何も起こらない」と語っている生徒がいるとおり、N高等学校だからといって誰もが輝けるわけではない。

N高等学校は、夢の学校ではなく、出来る事と出来ない事がある。本書で広報の方が「風呂敷を広げすぎない」事を意識していたと書かれていますが、非常に誠実だと思います。

親も夢を見過ぎず、俯瞰してN高等学校を評価できるようにしなければならないとは思いました。

大学実績や就職実績はまだまだだという印象

近年、N高等学校の大学進学実績*7は伸びているようです。素晴らしいことだと思いますが、一方で京大に合格した子の体験談で、「N校の受験サポートはほとんど受けなかった」とあるように、特に難関大学へ合格している子は、N高等学校だけではなく外部の予備校などを併用しているケースがあることを想定したほうがよいと思います。

N高等学校の魅力は、高校の卒業資格を得るための単位取得時間を圧縮し、その分、自分のしたい事に時間を費やせることにあります。その時間を使って、自ら勉強できる子は難関大学へ向けて別途勉強や活動をしているのかなという印象です。

また就職実績*8は、公表されている実績だけを見てですが、まだまだだなという印象があります。ですのでN高等学校へ入学しただけで、素晴らしい進学先や就職先が開かれているということはなさそうです。

結論。ネットの高校はあり!N高等学校が投じた一石の意義は大きい

このように、N高等学校は、まだまだ課題も多いとは思っていますが、難関の中高一貫校から、高校入学時に転入してくる子もいるという事からも、今までの通信制の高校のイメージを大きく覆したといっても過言ではないと思います。

何より!

ギフテッドや、ごく限られた選ばれた生徒だけでなくて、今の公教育に違和感を持っている一般の生徒の選択肢や受け皿にもなっている。それが非常に大きい。僕はそう思っています。

N高等学校のようなネットの学校が輝けば輝くほど、生徒の選択肢は増え、不登校という概念もなくなる時代がくるだろうとも思う。

結論。ネットの高校はあり!

僕自身も子どもが社会に出てから本当に輝ける方法を考えるうえで、N高等学校のような未来型の教育をしている学校を選択肢にできることを喜んでいますし、今後も益々の発展を期待したいと思っているところです。

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