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【書評】「人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく」を読んで悟った、学校の教科書最強説!

我が家は子ども二人ですが、勉強は全て僕がみてきました。色々な教材を試しては、失敗も繰り返ししてきました。

特に長女の場合は、はじめての子どもだったので、それこそ右も左もわからず、フィットする学習方法を見つけるのに本当に苦労しました。結局これだという答えも見つからないまま、小学4年時に進学塾に通わせたのですが、私立中学へ入学できたので、結果オーライだったかなと思っています。

次女については、小学3年から通信教育のスマイルゼミで自学習慣をつけているところです。これも正解かどうか、手探りでやっているところです。

ただ、ずっと子ども達の勉強をみてきて、1つだけ確信していることがあります。それは学校の教科書は素晴らしいよという事です。

  • 子どもが学校のテストでよい点がなかなかとれないので、よい勉強法を知りたい
  • できるだけ、お金をかけずに勉強をしたい

こうした悩みをお持ちの方に、通信教育でもない、塾でもない。僕は教科書での勉強(予習復習)を今一度、おすすめしたいです。

そして、教科書がいいよという話をしてくれている本があります。「人生に必要な教養は中学校教科書ですべて身につく」という本です。

本書を読むといいと思う人
  • 学校の教科書が好きな人
  • 塾に行かなくても学校の勉強で大学まで行けると思う人
  • 池上彰氏や佐藤優氏の教育論を知りたい人
目次

本書と著者のプロフィール

池上彰氏

1950年長野県生まれ。ジャーナリスト。慶応義塾大学卒業後、NHK入局。報道記者として事件、災害、教育問題を担当し、94年から「週刊こどもニュース」で活躍。2005年からフリーになり、テレビ出演や書籍執筆など多方面で活躍。(著書発行時)

佐藤優氏

1960年東京都生まれ。作家・元外務省主任分析官。英国の陸軍語学学校でロシア語を学び、在ロシア日本大使館に勤務。2005年から作家に。毎日出版文化賞特別賞、新潮ドキュメント賞、大宅壮一ノンフィクション賞など数々の賞を受賞。(著書発行時)

本書を思春期の子どもを持つ親が何度も読み返したくなる本に選びました

本書の要点ポイント(書評)

この本は、池上彰氏と佐藤優氏が、中学校の教科書を12社54冊分を読み比べ。対話形式で、現在の中学校教科書についての感想を述べられている本です。

タイトルのとおり、お二人は、中学校の教科書だけで、社会人として必要な教養を十分得ることができると結論付けられています。

池上氏と佐藤氏に太鼓判を押されると、「教科書でいいんだ」と勇気が湧いてきますね。

池上氏は、NHKの週刊こどもニュースを11年間担当されていましたが、常に小学校と中学校の教科書を揃えてチェックされていたそうで、知識の多くは中学校までの教科書によって得たものだと述べられています。

本書では、地理、歴史、公民、理科、数学、国語、英語、道徳、各教科の教科書をお二人が読み、教科書の一部を抜粋して解説、語っておられるのですが、今の中学校の教科書は、我々の時と比べて、ずいぶん工夫がされていて、読み応えがあることがよくわかります。

佐藤氏いわく、国語の教科書の現代文はもう完成形に近いそうで、教科書しっかり読み込めば、相当な読解力が身につくのだなと思いましたし、池上氏いわく、英語に関しては、NHKキャスターをしていたころ、中学校の教科書をひたすら音読していたというくらいで、仕事においても、中学校の教科書を真剣に使い倒せばカバーできるんだと感心しました。

ちなみに、われわれ世代の教科書にあった、This is a penからはじまる使えない英文(笑)は今はないそうですね。しっかり使える会話文が掲載されているそうです。

数学についても、今の中学校の教科書のレベルはかなり高いそうです。僕自身は、長女が私学へ進学したので、公立の教科書はわからないため、いかに公立中学の教科書が優れているかはここでは断言できないのですが、長女が使っている私学の数学の教科書は基礎から応用までがバランスよく網羅されていて、非常によくできているので大好きなのです。

娘には、「この1冊をしっかりやっておけばいいよ」と言っているくらいで、他の問題集や、通信教育などもさせる予定は今のところありません。

子どもって、教科書を真剣に読むことって、まずないですよね?だけど、真剣に取り組むように導いてやれば、どんな参考書や通信教育よりも力になるんだろうなって思っています。

3人のお子さんが全員、スタンフォード大学へ進学されたというアグネスチャンさんですが、アグネスチャンさんは、子どもの教科書が配られたその日に、最初から最後まで全部読んでいたという話は有名です。

また先般ご紹介させてもらった本好きの中谷彰宏さんは、教科書を「本」として、読書していたとおっしゃっていました。

教科書って真剣に読めば、本当に素晴らしい教養本になるんだなと改めて思いましたね。

本書を読んだ今後の行動(まとめ)

皆さんは、教科書をフル活用していますか?

うちは塾であったり、通信教育なども利用しましたが、結局どれが正解だったのか今もわかっていません。ただ1つ、教科書は素晴らしいということだけは、冒頭にも書いた通りですが、確信しています。

今は、長女の勉強に付き合うことはそれほどありませんが、次女はテスト前に必ず教科書を復習するようにしています。

塾へ行こうとも、通信教育しようとも、私立中学へ進学しようとも、教科書を何度も繰り返し読めば、身につけたい教養は身に付く。本書を読んでさらに確信いたしました。

これからも教科書が大事なんだよと子どもたちに伝えてやりたいなと思います。

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