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【書評】まちがえない!子どもの習い事を読んだ

子どもに習い事をさせているというご家庭がほとんどではないでしょうか?けれど、どんな習い事が子どもを伸ばしてくれるのか?そういった事を教えてくれる本は少ない。

今日は「習い事」について書かれた貴重な本の書評を書いてみたいと思います。

目次

本書の紹介と著者のプロフィール

編集:Como編集部
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コモ編集部 (株)主婦の友社(平成25年4月20日)

本書の要点ポイント(書評)

多少古い本ではありますが、習い事にフォーカスした本というのがあんまりないので、この本はそういう意味でも貴重な一冊です。

学校の勉強だけでは、将来が見えない時代といわれる昨今、少しでも将来が開ける可能性を子どもに用意してやりたい。そう願って、たくさんの習い事を子どもに習わせているという親御さんも多い。だけどそれは本当に子どもの為になっているのでしょうか?

本書は、日本人には習い事のリテラシーが必要だといい、編集者の独断ではなく、教育に詳しい専門家に取材インタビューして、習い事の目的や効果などを分析している点が素晴らしい。

↓リテラシーとは?

リテラシーとは、原義では「読解記述力」を指し、転じて現代では「(何らかのカタチで表現されたものを)適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」という意味に使われる。(wiki)

なぜ子どもに習い事をさせるのか?

僕たちはなぜ、子ども達に習い事をさせるのでしょうか??本書では親が子どもに習い事をさせる目的を6つに分類しています。

  • 生活のキラキラしたアクセントとして
  • 大人になった時の引き出しを増やすため
  • 学校生活で一歩リードするため
  • 外遊びの替わりに体を鍛えるため
  • ホントはママが習いたかったため
  • 将来この世界で大成するかもと思ったため

皆さんはどの目的で習い事を子どもにさせていますか?

習い事は、結局「親がさせたい」

明確な意思をもっていない幼少期の習い事というのは、大抵の場合「親がさせたいから」習わせているものだということは自覚しなけれならない。これはものすごく大事な視点だと思います。

仮に「子どもがしたい」と言って始めたのだとしても、親が誘導していたり、「親が喜んでくれるからやる」と言っていたりとか、まだ明確な意思をもって選んだ習い事はないに等しい。幼少期の習い事は「親が選んだ」と一緒だと僕も思います。

習い事はやらなくてはならないものではない。子どもが本当にやりたくなった時に始めるのがもっとも効果的。つまり、いったん習わせたとしても子どもに合わなくなったその時には軌道修正が必要です。

子どもが習い事を楽しいと思えてたら成功

将来、「習っていてよかった!」と子どもに思ってもらえたら、その習い事は成功だといえますよね。せっかくなら「習わせてくれてありがとう」と子どもに言ってもらおうというのは、本書のいうとおりだと思います。

そのためには3つの視点が重要だと本書はいいます。

  • 我が子を観察する力
  • 教室を探す力、いい先生を見極める力
  • 習っている途中で軌道修正していく力

つまり、子どもが習い事を好きで続けてくれるように親が持っておかなければならない視点です。

早い時期から習い事はいいことか?

親なら誰しも、万が一この世界で大成してくれたら?将来の仕事に生かしてくれたら?と思います。それで、幼少期から習い事に力を入れるご家庭もあるのではないでしょうか?

でも、幼少期から習い事をさせることってメリットはあるのでしょうか?

本書では、スポーツの具体例にあげていて、幼少期に特定のスポーツ教室に入る必要は全くないと結論付けています。

僕も幼少期から特定のスポーツだけをしていると、特定の筋肉の使い方だけが上手になり、体全体を使うことが得意でなくなると聞いたことがありますが、ドイツやアメリカでも、すでにスポーツの習い事は多種目をさせるのが当たり前になってきているそうです。

一見、幼少期からの訓練が必要だと思いがちなバレエでも、例えばパリ・オペラ座バレエ団は8歳からはじめるのが普通であり、決して幼少期からはじめていないというのも意外でした。

幼少期から始めないと才能が開花しないという習い事はどうやら一部を除いては限定的のようです。

我が子に才能があると思ったら

幼少期の「子どもの出来た!」は、親にとっては、ものすごい才能に見えるんですよね(笑)で、ひょっとしてうちの子、才能があるのでは?と勘違いしちゃう。僕もそうでしたが、このような夢はすぐに風船のようにしぼんでしまうものです。

才能の定義を本書では

記憶に残らないほど幼い時期に我を忘れて没入できる対象と出会い、そこで顕在化させた能力が成長過程で社会的に認められる有意な何かと出会った時にそれが才能と言われる

としています。子どもが我を忘れて夢中になるものに出会えるのは3~6歳まで。30~40分集中して、周囲から妨害が入ったとしてもやり続けることが出来るものといいます。

習い事さえ習わせておけば、それで子どもの才能が開花する。決してそういうわけではないんですね。

むしろ暇な時間、無駄な時間が子どもにとってはものすごく大事で、この時間に子どもが夢中になっているものを親はよく観察しておくべき。

そこに本当の子どもの才能が眠っているかもしれません。

まとめ。子どもが一生続けたいと思える習い事を見つけられたら大成功

習い事を子ども視点で常に考えられる親でいたい。そう思っています。

子どもが「習っていて楽しい。一生続けたい。」と思ってくれて、大人になった時に、「この習い事をしていてよかった」と思ってもらえる習い事を選択できていれば、それだけで成功だと言える。本書のいう通りだと思いました。

そして、子どもには暇な時間、無駄な時間が必要。本書では、一見無駄だと思う子どもの時間の使い方が才能を開花させた事例がいくつか載っていますが、その時間にクリエイティブな発想を育むのが子どもなんだなと共感しました。

たくさん習い事をさせてあげられないと嘆かなくてもいい。1つの習い事であっても、「幼少期、習い事していて楽しかった。」その気持ちが育まれ、自分がどうしてもやりたい習い事が見つかった時に、自分の意思で習う。

そうなれば、僕が子どもたちに習い事をさせたことが成功だったと思える。

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