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「イクメン」がブログを書いている間に、育児をしている人が本当のイクメン

イクメンという言葉が流行った時がありました。2010年。厚生労働省が男性の育児休業取得を促すために「イクメンプロジェクト」を立ち上げました。これがきっかけで、当時流行語大賞にも「イクメン」がノミネートされています。

恥ずかしながら当時、僕もイクメンブログを立ち上げたことがありました。まだ長女が1歳か2歳の時です。そのブログは、2年もたたないうちに閉鎖してしまったのですが、タイトルに「イクメン」とつけたブログでした。

なぜ僕のイクメンブログは閉鎖になったのか?

理由は簡単で、ママと同様、育児に本当に向き合ったら、ブログを書く暇なんて全くなくなったのです。子どもの写真は撮れても、それを綺麗に加工して毎日ブログにアップするなんて、とてもとても出来なかった。そのくらい日常やることがいっぱいありました。もしそれを毎日出来る人がいるとしたら、その陰で代わりにものすごく育児を頑張ってくれる人がいるんだろうなって思います。きっとその人が本当のイクメンです。

今、僕はブログを書いていますが、娘がようやく僕の手から離れたなって思うこのタイミングでやっと書けています。それでも、土日の早朝、子ども達が寝てる時間になんとか2、3本貯めて書くのが精いっぱいです。(このブログも土日に書いたものを予約投稿しています)

ただ、これだって僕がブログを書いている間、頑張って育児をしてくれている人がいる。そう、ママですね。

極論ですが、ブログを書いている人に「イクメン」はいないと思う。ましてやリアルタイムのSNSなどやっている場合は、いつ子どもの相手しているの?って事になる。スマホ片手に子どもの相手?

それなら、イクメンではない。

目次

子どもの日常を毎日SNSで書けるのは、育児が出来ていない部分があるはず

つい最近、親が子どものプライバシーをSNSで公開する事について、公開された側の子ども自身が「嫌だった」と告発し、SNS内で大論争がありました。

他人様の事を僕がとやかく言う権利はありませんが、記事を読んでみると、やっぱり子どもの日常を毎日SNSに書けるっていうのは、裏返せば、どこかで育児がおざなりになっている部分があるのではないか?と感じざるを得ない。

今回のケースでいえば、子どもが嫌だったという告発をしているのだから、実際にそうだったんでしょう。

学校の「当たり前」をやめた。の著者 工藤勇一氏は、著書の中で、目的と手段をとり違えないようにと何度もおっしゃっていました。

親の仕事は、子どもに愛情を注ぎ、立派な子に育てて羽ばたかせることであり、それが最上位の目的です。

ブログで子どもの成長を記録するのはあくまでその「手段」であり、ブログ自体が「目的」になってしまったら、子どもに愛情など注げない。

わかりやすく、僕を例に当てはめて考えてみると、

「パパ遊んで!」(娘)

「ごめん、ブログ書いてるから」

「パパ、勉強教えて!」(娘)

「ごめん、ブログ書いてるから」

「パパ、食器洗っておいて」(ママ)

「ごめん、ブログ書いてるから」

って、事になってしまう。

子どもの事よりもブログを優先しているようでは、SNSやブログに公開されている日常のほのぼのした風景も、ブログのために育児をしているのではないかと言われても仕方がありません。

だからといったら失礼になりますが、僕は芸能人の育児ブログは観たことがありません。

繰り返しになりますが、もしブログを書いている間、その間、育児を代わりにやっている人がいるなら、その人が本当のイクメンであり、その人がブログやSNSで賞賛されるべき人だと思うのです。

だからイクメンは嫌われる

現在は「イクメン」という言葉は世間から批判を受ける存在になっている。今では、イクメン気取りの旦那を揶揄した漫画まであるくらい、イクメンは嫌われている。

なぜイクメンは嫌われるのか?その答えは、朝日新聞のフォーラムのアンケートを参考に見るとわかりやすい。

育児というのは協力してやるのが当たり前であり、男性(父親)だけが「イクメン」と特別扱いされるのはおかしいというのが大勢の意見であり、僕も最もな意見だと思います。裏返せば、そういうイクメン気取りの人が増えたという事かもしれません。

普通にやっとけよ!

って事ですね。僕も当時を反省したい。

夫婦協力しての育児にはメリットがある

さて、自分自身をフォローするわけではないけれど、イクメンブログを閉鎖して以来、10年ぶりにブログも再開したけれど、反省し、僕なりに育児に参加してきたと思っています。夫婦協力しての育児にはメリットがたくさんあります。そのメリットをここでは書いてみたい。

1.夫婦円満になる

育児や家事を夫婦協力して普段からやっていらっしゃるところにとっては「当たり前」の事かもしれません。本当にお恥ずかしい事を書きますが、男性も育児や家事を積極的にすれば、ママの機嫌は常にいいですし、夫婦円満。経験上、間違いなしです。

育児って決して楽じゃないですから、そのしんどさを夫婦で共有できるのがいいんだと思います。

家族として一体感がでるのもいいですし、子どもにも愛情がしっかりと行き届きますから、子どもの自己肯定感にも繋がります。

一方で、父親や母親どちらかが育児に参加しない、いわゆるワンオペは、片方が疲労疲弊してしまいます。片方が家事育児担当、片方が仕事担当と、お互いが割り切っていればもちろん問題はありませんが、納得の上でそうならないと、ワンオペ側には不満しか残りませんよね。

2.子どもの反抗期が和らぐ

夫婦双方が育児にちゃんと関われば、子どもの反抗期は減らせる!そう僕は仮説をたてていました。

子どもは幼い時はみんな素直で可愛いです。育児自体は子どもが幼い時の方が大変だと思いますが、極論、ワンオペでもなんとかなるかもしれない。だけど、子どもが成長した時に恐ろしい反発がやってくる。

早ければ小学生の後半、遅くても中学にもなれば出てくる。自我が芽生えて、親に反発するようになります。

子どもとのコミュニケーションを全く積み上げてこなかった場合、急に子どもとコミュニケーションをとろうと思っても

  • 「私の事(僕の事)、今まで何も見てこなかったでしょ」
  • 「私の事(僕の事)、何も知らないでしょ」

となって、子どもは大きく反発するでしょう。長年のつけがこんなところでやってくる。

幼い時からずっと子どもを見てきた、関わってきた親であれば、子どももよくわかっていて敏感に感じ取ってくれますから、子どもの反抗期はぐっと抑えられる。

うちの長女は中2になりましたけど、今のところ大きな反抗期もなく、僕の仮説は正しかったかなと思っています。

↓僕流の子どもの反抗期の乗り越え方です

3.子どもの成長が楽しみで仕方がなくなる

育児に常に参加していれば、子どものちょっとした成長が嬉しくなります。子どもの成長は、大きな賞をとったとか、中学受験で難関校に合格しただとか、そういう表の面だけではく、それまでのプロセスの中で、小さい成長がたくさんあります。

日頃から子どもをずっと見ていれば、小さな成長に気付くことができますし、楽しみになってくる。それを褒めてやることができれば、子どもの自己肯定感はやっぱりあがりますよね。

子どもは常に成長しています。親であるなら、その成長をやっぱり楽しみたいですよね。

育児している時間がない方へ

これまでイクメンやら育児やら書いてきましたけど、仕事が忙しくて育児に参加したくても出来ないって人もいっぱいいると思います。

そんな場合は、子どもと一緒にテレビ番組を見て笑って、話すだけでもいい。うちは食事の時間にスマホを触るのを禁止にしましたけど、食事の間テレビをつけて、同じ番組をみて、笑ったり喋ったりしています。

子どもが大きくなったら、むしろこんな事ぐらいしか親がする育児ってないかもしれません。

きっと仕事が忙しいパパでも、親子仲がいつまでもいいって人は、コミュニケーションだけはちゃんと工夫してとっているのではないかな?

まとめ。イクメンに酔ってる暇があったら、育児参加しよう!

本当にイクメンというのであれば、ブログやSNSはおそらくやっている暇がない。だから自称「イクメン」は嫌われる。

ブログやSNSにアップしないと「イクメン」って褒めてもらえないかもしれないけど、イクメンに酔う事が目的ではなくて、子どもの事を第一に考えて育児参加しよう。

育児は決して楽ではないですし、中途半端にできるものではないですけど、子どもの成長に関われるって最高に幸せなことです!

全力で子どもと向き合って、最終的には、子どもの巣立ちを心から喜びたい。親がイクメンであるかどうかは全く関係ない。主人公は子どもなんですから。

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