中堅 私立中学でもいいんじゃね?

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【書評】子どもの夜ふかし 脳への脅威を読んだ

子どもが勉強を頑張ってくれるのは嬉しいですが、夜ふかししてまで頑張ってほしくないな。最近、中学生の長女をみてそう思っていました。

 

毎日、学校から帰ってくるのが17時くらい。それからクラブではないんですが、彼女の場合、学校外のことで頑張って事があるので、1時間くらい練習してたりする。ご飯とかお風呂やらで、あっという間に21時とかになる。しかも、彼女も普通の中学生。女の子ですから、友達とLINEなどダラダラする時間も結構ある。1日の時間が足りないのか、深夜まで勉強していることがよくあります。

 

僕は子どもの時間を管理はしたくないけど、睡眠時間は削ってほしくない。健康だけは気を付けてもらいたいし、心配をしています。

 

そこで読んだ本が、「子どもの夜ふかし 脳への脅威」という本です。

 

・子どもの夜ふかしが心配で悩んでいる

という親御さんにお勧めの本です。

 

↓子どもの夜ふかしを心配される親御さんには、こちらの書評もおすすめです。

kurochan-papa.com

 

 

 

 

本書と著者のプロフィール(著書発行当時)

三池 輝久氏

小児科専門医 小児神経科専門医。1942年生まれ。熊本大学名誉教授。兵庫県立リハビリテーション中央病院「子どもの睡眠と発達医療センター」特命参与。日本発達神経科学学会理事長。30年間、子どもの睡眠障害の臨床および調査・研究活動に力を注ぐ。 

本書の要点ポイント(書評)

実は、何冊か子供の睡眠に関する本を読んだのですが、優しく指導されている本が多くて、物足りなかった。そこでもっと睡眠時間が不足するとこんな怖い事があるよ!というホラー的な本を探していました(笑)

 

そんな時に出会ったのが本書です。

 

夜ふかしは、体内時計を狂わせて様々な障害を引き起こします。本書では、夜ふかしによる脳への影響や、発達障害や不登校、ひきこもりとの関係性など実際の患者さんの事例を交えて紹介。少し古い本ですが、当時のエビデンスや知見まで紹介されています。いかに子どもの夜ふかしが将来に影響を与えるか、怖いものかを知るのに最適な本だと思います。

 

睡眠不足がデリケートなホルモンバランスを崩す

睡眠で有名な話でいえば、成長ホルモンの話。成長ホルモンは、夜10時頃から夜中の2時頃までが最も分泌される時間とされ、骨や血管、筋肉といった体を作り上げていきます。

 

子どもの身長を伸ばす方法ってある?という記事でも触れましたが、きちんと睡眠をとってホルモン分泌を正常に促さないとそもそも骨が成長しないので、身長も伸びないといわれますね。

 

一方で、ホルモンは成長ホルモンだけでなく多種多様あります。寝るべきときにちゃんと睡眠をとらないと、成長ホルモンだけでなく、他のホルモン分泌のリズムも狂わせることになります。よく言われるのが、睡眠不足と肥満の関係。睡眠不足になると自律神経やホルモン分泌に悪影響を与え、肥満発生のリスクと高めているという研究結果も発表されています。

 

他にも、日中元気がでるセロトニンというホルモンもありますし、コルチゾールやβ-エンドルフィンといったホルモンは身体をシャキッとさせ日中のやる気を促してくれます。また体を休めるホルモンはメラトニンという睡眠ホルモンです。

 

夜ふかしで、こうしたホルモンたちがうまく分泌できないことで、別に病気ではないけど、体の不調を訴える子が増えている。(不定愁訴といいます)

 

ホルモンって本当にデリケートなんですね。

 

概日リズム睡眠障害は不登校にもつながる

本書でとりあげられている睡眠障害は、概日リズム睡眠障害です。人の体の中には、体内時計があり、簡単にいうと、人は日の出とともに起きて、日の入りとともに眠る。これが概日リズムです。しかし、この概日リズムが狂ってしまうと、様々な健康上の問題が生じるといわれています。そのひとつが、概日リズム睡眠障害というわけです。

 

  • 朝起きるのが苦手になる
  • 学校へ行き渋るようになる
  • 日中の機嫌が悪くなる
  • 授業中居眠りをする。
  • ボーとして無気力になる
  • 成績が低下する

こういった症状が現れてくる。概日リズム睡眠障害が不登校にもつながるというお話です。

 

 

 

体の中のことは、誰にもわからない

僕はよく子どもに「体の中の事は自分ではわからない」という話をします。例えば、転んで血が出たらすぐにわかります。そして、すぐに治療すれば問題なく治ります。だけど体の中は見えないから、たとえ不調になっていても、なかなかその深刻さがわからない。だから怖い。まだ子どもだからずっと健康という慢心はよくありません。

 

脳だってそうですね。勉強を頑張っているんだから、脳がどんどん成長していると思ったら夜ふかしが原因で、脳の海馬が睡眠をきちんととっている子と比べると小さいだなんて、この本を読まないとわからなかった事です。

 

確かに中学生は勉強もクラブも忙しくて頑張っている子ほど時間が足りないでしょう。そんな時は朝時間を有効に使うことです。朝5時頃に起きて、ぼっーと好きなことをしてもよいと思います。あとは前回、鈴木光さんの著書「夢を叶えるための勉強法」でも紹介があった、勉強の質を高めることもいいですね。ダラダラ勉強するんじゃなくて、1時間なら1時間集中して勉強することで、時短短縮ができると思います。

 

そんな話を長女にはしています。ウザいと思われているはずですが(笑)体の事だけは言わせてください。パパは健康のことだけは心配しているのです。