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「世界最高の子育て」を読んだ。非認知能力は子どもが「好き」を見つけると飛躍的に伸びる

先般、ボーク重子氏の非認知能力の育て方という本を読んで、書評を書きました。

子育てにおいて非認知能力を育てるって考え方、やっぱりいいな。素晴らしいな。と改めて思いました。

ただ少し残念だったことは、色んな本を読めば読むほど、非認知能力って幼少期から育むものなんだ。もう少し早く知っていたらな~と思う事が多いですね。

子どもが思春期になれば、親がいくら非認知能力を育てたいと思っても、子どもに響く事は少ないです。やっぱり非認知能力は育むのに一番効果があるのは幼少期だと痛感します。

しかし、

「うちの子はもう、思春期だから。。。」

と嘆くよりも、まだ家庭でもできることがあるのではないか?そう思って僕は非認知能力の本を読んでは、子育てに活かせないか模索しています。

なので今回もボーク重子氏の「世界最高の子育て」を読んで、思春期の子に響くアプローチがないか考察してみたいと思います。

目次

本書と著者のプロフィール

著:ボーク重子
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ボーク重子氏

ICF認定ライフコーチ、アートコンサルタント。福島県出身。30歳の誕生日前に渡英、ロンドンにある美術系大学院サザビーズ・インスティチュート・オブ・アートに入学。現在美術史の修士号を取得。1998年渡米、出産。子育てと並行して自身のキャリアも積み上げ、2004年、念願のアジア現代アートギャラリーをオープン、2006年、ワシントニアン誌上でオバマ前大統領(当時は上院議員)と共に「ワシントンの美しい25人」のひとりとして紹介される。(著書発行時)

本書の要点ポイント(書評)

アメリカで最も重視されている能力は学力ではない

前回、「非認知能力の育て方」の書評でも紹介させていただきましたが、著者の一人娘スカイさんは、2017年「全米最優秀女子高生」コンテストで優勝し、多くのメディアに取り上げられ話題となりました。

著者が娘さんにした教育は、早期教育でも、詰め込みの勉強でもありませんでした。ご自身の教育方針で、非認知能力を伸ばすことに注力された結果、コンテストで優勝するような娘さんを育て上げられたのは、現在子育てを模索する僕にとって憧れの存在です。

アメリカで今最も重視されている能力は学力ではない

と言い切る著者。

対して日本は、まだまだ学歴社会だし、塾通いして難関大学へ通うという構図も昔から変わっていません。

アメリカが全てよい。という事でもないし、アメリカと日本の教育環境は明らかに違うように思うけれど、アメリカの強さを思えば学ぶことは多いと思う。

何より学校選びがよいと思った

僕が著者の子育てで良かったんだろうなと思うことは、たびたび登場するボーヴォワール校へ娘さんを通わされたことです。

僕の持論は、親は子どもにベストな環境を用意してあげることが一番の仕事だと思っていて、著者も子どもに合う学校選びに時間をかけられた。それが大正解だったように本書を読んで感じました。

もちろん、よい学校や環境を用意しても伸びる子、伸びない子がいますから学校に全て頼りきるのは良くないし、著者は家庭教育も素晴らしかった。

ですが、一番良かったことは、学校選びだったんだろうなと僕は著書を読んで思いました。

思春期の子にも効く非認知能力の育て方がある

著者の家庭での教育方針は見事でした。僕は著書を読んでこんな子育てを幼少期からできていたらなと思う事が本当にたくさんありました。

非認知能力が伸びるのは0~10歳までといわれますから、思春期の子どもに通じるかは限定的ですが、著者の教育方針は本当に素晴らしいと思ったので、ぜひ僕も採り入れてみたいと思ったので、抜粋して紹介したいなと思います。

親は意見を持たない大人となり子の聞き役に徹する

親は意見を持たない大人ととなり、子どもの聞き役に徹する。子どもの考え方に批判的なことは言わない。という考え方は素晴らしいと思いましたし、

「あっ、親の考え方を押し付けていることがある」と気付きにもなりました。

聞く作業というのは本当に難しいという著者ですが、共感。仕事でもそうですけど、できる人というのは、聞くことが上手ですね。

親が聞き役に徹することで、自分の意見を言える子、自分で考える子に育つというのもありますが、思春期の子であれば子どもが何でも思っている事を話してくれることは大きいんですよね。親になら何でも喋れる、この環境を作る事は、非認知能力だけでなく子育てにおいてメリットは大きいと思いました。

子どもと同じ本を読み、同じ映画を見る

プレゼン力は今後グローバル社会で必要な力だといわれますが、日本人はずっと苦手だといわれています。アメリカでは本当幼少のころからプレゼン力を鍛えることを学校でやっているそうですが、これは今後日本の学校でも採り入れられる方向ですから学校に期待したい。

家庭でもプレゼン力は鍛えられるのでしょうけど、なかなか訓練しようにも難しいですよね。でも本書で紹介されている、

親子で同じ本を読んだり、映画を観て感想を交代でいい合う

というのはいいアイデアだな~と思い、僕も家庭で実践させていただこうと思っています。

うちの娘はゲームであったり、音楽であったり、僕に話したがることが多いんですけど、

「ゲームしないしわからないな」

とか

「その音楽、パパはあんまりしらんな」

とかよりも、体験してみて、子どもと意見をぶつけ合う。これっ、絶対にいいですよね。

非認知能力の中でもレジリエンスは大事

折れない心は挫折から立ち直ったり、諦めずにチャレンジしたり、人生で最も大事な能力のひとつだといってもいいと思います。本書では世界のエリートが注目している分野、レジリエンスとして紹介されています。

人の心は自然とネガティブになるようにできている。

という著者。

僕は人生で何でも挫折してきました。挫折自体は悪いことだとは思いませんが、もう少し諦めずに頑張れてたらと思う事は多く、レジリエンスを鍛えることって大事なことだなと今だから思えます。

レジリエンスを鍛えるために大事なことは、やっぱり自己肯定感を高める事ですね。本書で著者が熱意をもって伝えられていることのひとつに、その子だけの長所を伸ばすことがあり、僕はこの章がとても刺さりました。

出る杭は出過ぎると打たれないという著者。

これは元大リーガーのイチロー氏も同じことをおっしゃっていて、「出る杭が打たれないためにはどうしたらいい?」という質問に対して、「それは簡単。突き抜ること。」と回答されている。

出る杭になるためには、続けないといけないし、好きでないと続かない。だから親は、子どものパッション(好き)を見逃してはいけない。パッションがあれば、自分に自信がもててポジティブマインドになるし、回復力も高まる。

子どものパッション(好き)を見つけるだけで、非認知能力は飛躍的に伸びるのだと本書を読んで僕はそう理解しましたし、信じて子育てしていこうと思う。

本書を読んで学んだこと。子どもの好きが見つかるまで一緒に探そう

本書では、スティーブ・ジョブズ氏のスタンフォード大学卒業式でのスピーチ

「好きな事が見つかっていないなら、見つかるまで探せ」*1

を紹介し、好きな事は探さなければ見つからない。とおっしゃっている。

好きな事は見つけられる子は実はレアなんだ。好きを見つけるためには子どもに色々な経験をさせるべきだというのは、

今日から塾をやめてみた」の著者・宝槻 康伸氏もおっしゃっていた考え方です。

本書で勉強についてジャーナリストの母親の言葉が引用紹介されているのですが

テストで高得点を採るために勉強に時間を費やせばその時間にできたかもしれない様々な機会を逃してしまう。

この言葉は印象的でした。

子どもが勉強が好きだとわかれば勉強を応援すればいい。勉強は素晴らしいことですし、子どもにはできたら勉強は続けてほしいとは思っていますけど、時間は有限。

子どものうちにしかできない事だってあります。子育ての時間も有限。だからこそ様々な機会を子どもに与えて好きを見つける旅を一緒にしたい。非認知能力は子どもの好きが見つかったら飛躍的に伸びる。そう信じて粘り強く子育てを頑張ってみたい。

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