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思春期に効く!本の見つけ方【書評】子育て本ベストセラー100冊の「これスゴイ」を1冊にまとめた本

僕は今までたくさんの子育て本を読んできました。色々な本を読む事で刺激を受けて吸収する事も多く充実した読書ライフを送っていました。

ですが、ここ最近は

  • 読みたいと思う本が少なくなってきた
  • 読んでもハズレの本が増えてきた

と子育て本を読む事が少々マンネリ化といいますか、停滞しかけていました。

特に思春期にさしかかった子達に効く良書ってなかなか見つからない。そう悩んでいた時に出会った本が、「子育て本ベストセラー100冊「これスゴイ」を1冊にまとめた本」です。

今回はこちらを書評してみたいと思います。

目次

本書と著者のプロフィール

江口 祐子氏

編集者。「AERA with Kids」元編集長。1970年、埼玉県生まれ。日本女子大学文学部卒業。2009年から「AERA with Kids」の編集にフリーランスとして携わる。2018年から編集長を務め、誌面だけでなく、イベントやインスタグラムを通じたファン拡大につなげる。取材した教育者、経営者、起業家等の数は700人以上。2021年に独立し、エディットプラン合同会社を設立。企業のPR活動、出版プロディースなども行っている。

本書の要点ポイント(書評)

思春期にも効く!子育て本が多く紹介されています

本書では、「AERA with Kids」の元編集長であった著者が、これはスゴイ!と思った子育て本を100冊紹介してくれます。

また編集者として28年のキャリアがあり取材を通じて感銘を受けたエピソードを交えて紹介されていて、結構心に響きます。

子育てには、どんな時代でも変わらないことと、これからの時代を生きる子どもを育てるために変えていきたいことがあるという著者。この2つの視点から、幅広いテーマでスゴ本を紹介されています。

多くの子育て本を読んできて気付いたことなんですけど、「子育て本」というと、乳幼児期の本が多いんですね。

たまに本屋にいくと、「子育て本コーナー」っていうのを見つけて立ち止まってみるんですけど、大抵は、乳幼児期から10歳くらいまでを対象とした本が多い。

みんながイメージする「子育て」って10歳くらいまでなんだな~と最近ようやく気が付いたんです。

それだとうちの子は2人とも10歳を超えているので対象外なんですが、本書で紹介されている「子育て本」は、思春期の子を対象とした本もたくさん紹介されている。これがとても嬉しかったです!

あと、僕も子育て本や教育本をたくさん読んできて、良書をブログで紹介してきた自負があるんですけど、本書で紹介されている子育て本は、僕が知らない、僕が読んでみたい本がまだまだたくさん紹介されていて、

「もう大体の子育て本や教育本は読んだな」と天狗になっていた僕の鼻をへし折られた気持ちにもなりました。

編集者として、多くの教育者、経営者、起業家に取材をされて目聞きしてきた事を上手く咀嚼し、整理して素晴らしい子育てベストを作られたと思います。

ではここで、本書で紹介されている本をいくつかあげながら、本書の特徴を紹介したいなと思います。

この本を紹介するか!意外なところをついてくる

僕がこの本を一瞬で気に入ったのは、僕が想像していた「子育て本」とは全く違う子育て本が紹介されていたからで、もう新鮮でした。

僕がすでに読んだ本もたくさん紹介されていたのですが

例えば、自己肯定感の育て方の本で、ひろゆき氏の「僕が親ならこう育てるね」*1を紹介していたり、

著:ひろゆき
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子どもの褒め方に効く本では、まさかのアドラー心理学の「嫌われる勇気」*2を紹介されていたところなんか、そ~くるかと感心しました。

著:岸見 一郎, 著:古賀 史健
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おそらくこれから子育て本を読もうと思っている人がこの本を読むと、想像もしなかった本と出会えると思いますね。

かと思えば、「学校の当たり前をやめた」*3の著者・元麴町中学校長・工藤勇一氏の著書「自律する子の育て方」を紹介されていたり、王道の子育て本、教育本も紹介されている。

テーマも多岐にわたっています。自己決定力、自己肯定感、非認知能力、子どもの褒め方、才能の伸ばし方、勉強、きょうだいの接し方、中学受験、不登校、ゲームetc。

著者は本当に守備範囲が広い!

テーマを見てもらったらわかるとおり、幼少期の子育てから、思春期の子育てに至るまで良書を幅広く紹介されているのが本書の素晴らしいところです。

著者の取材経験が活きた子育てエピソードが紹介されている

僕自身は子育ての経験から、幼少期の子育てよりも、思春期の子育てがずっと難しく、悩みも深いと感じています。そんな時に効く本を探すのって結構、難しいんですけど、本書で読んでみたい、勉強してみたいと思える本にたくさん出会えました。

以前当ブログで紹介させてもらった、「子育てベスト100」*4という本があるのですが、この本は、最先端の子育て方法の要点をまとめたベスト本で、本書とは少々趣旨が違うのですが、同じ子育てベスト本で話しすれば僕はこちらの本のほうが好きです。

※子育てベスト100も、Amazonの評価も高いし、良い本なのですけどね。

また、本書は子育て本のベストセラーが紹介されているだけでなく、著者が今まで出会ってきた700名を超える教育者や起業家、経営者との取材の中でスゴイと思ったエピソードが紹介されているのがよいのですね。

ちょっと印象に残ったエピソードを1つ引用すると、

ある難関中の先生の話で

うちの学校に入ってきた子の中には、自分のアイデンティーが「成績がよくてほめられてきたこと」であることが多いんです。そうすると、中学校に入って勉強についていけなくなると、自分自身を見失ってポキッと折れてしまう。だから、中学校に入ってから新しい価値観を持たせることが急務なんです」

こんなエピソードが紹介できるのも、著者に多くの取材経験があるからでこそですね。

著者は、冒頭で教育の専門家ではなくて、編集者の立場から、取材してきたことや本を紹介したいとおっしゃっている。

多くの取材経験があるからこそ、深くはないものの客観的で幅広く、その代わり深くところは本を読んでみてとリードされている。非常にバランスがとれた使い勝手のいい本だと思います。

思春期に効く子育て本を探したいなら、本書をおすすめします

本書を読んで、世の中にはまだまだ子育て本の良書があるんだなと痛感しました。本書で紹介されていた本で、これはいいなとチェックした本は全部読んでいきたいって思います。

そして本当に僕が感銘を受けた本については当ブログで紹介していきたいと思います。

子育て本は、幼少期の子どもについて書かれた本が多いです。これは子どもが幼少期の頃は、親が世話してあげることが多いからだと思います。子どもが思春期になると、基本的に親は子を見守るだけ。特別に子どものために親がすることはない。だから、いわゆる子育て本と言われる本は少ないのだろうと思う。

けれど、親の悩みはどちらかというと子が思春期に差し掛かったころから、増えてくる。子の思春期に悩んだときに、参考にしたい、読んでみたいと思える本が本書にはたくさん紹介されています。

この本に出会ってまた刺激を受けました。これからも益々、思春期の子育てに活きる勉強を頑張り、ブログで共有できたらいいなと思います。

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僕がいつも思っている事は、「子育てはやり直しがきかない」ということです。子育てに正解はないですけど、後悔はしたくない。だから僕は本を読みます。わずか1,000円、2,000円程度で子育ての先輩や偉人の知恵を授けてもらえるのですから。

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