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鈴木福くんのAO入試での大学進学を羨ましがっても意味がない

久しぶりに書評ではない記事を書いてみたいと思います。鈴木福くんの話題です。

 

www.news-postseven.com

福くん、もう大学生なんですね~。僕も歳をとるはずです(苦笑)

 

噂では慶応?とか言われていますが、真意はわかっていません。ですが、ネットでは、鈴木福くんの通っている高校の偏差値を引き合いに出し、名門大学への推薦入試に疑問の声があがっています。

  • 「この高校の偏差値で、名門大学?」
  • 「AO入試ってだから嫌い」

など散々なコメントが並びます。

 

正直、鈴木福くんの通っている高校すら非公表であるはずなので、こういった批判を拡散させるのは疑問しかありませんが、もし仮に世間で噂されているとおり、鈴木福くんが名門大学にAO入試で合格したと仮定して、僕の考えを書いてみたいと思います。

 

 

AO入試は素直に素晴らしいと思う

まず僕は、学力が伴わない推薦入試に反対の立場です。

kurochan-papa.com

 

理由は簡単で、「大学の授業を受けても理解できない学力なのに大学に行って何するの?」と思っているからで、特に大学の教科書が読めないレベルなら、我が子ども達にも大学は勧めないです。

 

大学の授業についていける、また、大学の教科書が読める前提でなら、僕は総合選抜入試(旧AO)はいいなと思っていますし、また今は10%*1ほどしかない総合選抜型入試は、我が子ども達が大学受験する頃には、50%くらいまで伸びるのではないかと予想しています。

 

AO入試の「AO」は、アドミッション・オフィスの頭文字をとったもので、大学は求めている人物像を予めアドミッション・ポリシーとして公表し、学生はその大学のポリシーと自分がやりたい事がマッチするかどうかを確認したうえで志望できる。

 

なので、AO入試で入学するのは、ただ何となく大学に行った方がいいから行くというよりははるかに意味があると思っていますし、大学入試改革もまさにそこに狙いを定めている。

AO入試は芸能人が有利である理由

AO入試は、面接や小論文で今までどんな経験を積んできたか、その経験から大学でどんな事を研究したいのかをアピールすることが重要といわれていますが、この場合、経済的に裕福な子が有利ではないかといわれます。

 

具体的に書くと、経済的豊かな子なら「高校2年生の時に、イギリスに留学し・・・」と書けるのに対して、一般の子はせいぜい「クラブ頑張りました」「生徒会会長してました」程度しか書けないというのです。

 

仮に鈴木福くんが、AO入試を受けている場合、面接や小論文でアピールできる内容は、一般人のそれよりはるかに内容が濃いものとなっているでしょう。

 

このように経済的に裕福な子が有利だといわれる受験方法には賛否両論があるのですが、鈴木福くんの場合は、経済的裕福は通り越して、いくらお金があっても経験できないような事までテレビを通じて経験しているのが強みです。wikiペディア*2をみても、その実績は相当なものです。

 

これは鈴木福くんが全て自分の実力で得た経験であり、誰に文句をいわれる筋合いもありませんね。

AO入試でも最低限の学力が必須

仮に鈴木福くんが、大学の授業についていけるだけの学力がないのに合格したのであれば、それはどうかなと思うところは確かにあります。AO・推薦入試で懸念事項をあげるとするならば、学力試験がない進学についてです。

 

大学の授業についていくこともできない学力での進学は、高い授業料を払う親にとっても、学生にとっても不幸としかいえない。授業にもついていけないのに大学生なんていうのはもう終止符をうたないといけない。

 

なぜ、そこまでして皆、大学へ行きたいのか?そこには、大学は「行くだけ」で意味があるという今の社会構造があります。

 

どんな大学に入ってもやる気がでる本の著者で元大学教授の鷲田 小彌太氏も、いくら大学で勉強しないとしても大学へは行っておいた方がいいといわれるとおり、皆が大学へ行くのは大卒という拍が付くからです。

 

一方で、生物学者の池田 清彦氏は、大学進学について

教養ある知識人を増やしたところで、資本主義にはたいして役に立たないどころか、反政府分子になる恐れも強い。むしろ庶民は読み書きそろばんで十分。そのように日本の指導者層が考えているからではないか

と記事の中で国の考え方を推測されていらっしゃいます。

 

president.jp

大学へ行っても勉強しない学生の学費を免除しても国に役立つ人材は育たない。なら、お金持ちからお金をとっておくほうがよいと国は考えている。と僕は解釈しました。

 

大学も学生も変わらないといけない。

 

 

 

鈴木福くんのAO入試進学を羨ましがっても意味がない

筑波大学准教授・落合陽一氏は、著書「「0才から100才まで学び続けなければならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書」で大学受験的な考えを転換できない子は、入学後ほとんど伸びないとおっしゃっている。

 

これからの時代は、大学で何を学んだかが重要になる。大学の名前や偏差値はあまり意味をなさない。

 

もう名門大学卒だからといって通用する時代ではないはずです。だから鈴木福くんが名門大学に入学した事を羨ましがる必要は全くないです。

 

それよりも色々な大学のアドミッション・ポリシーをよく読んで、大学で何を学びたいかをよく調べて大学へ入ることです。

 

AO・推薦入試の黄本の著者・小杉 樹彦氏は、大学への志望動機書は一般入試で大学を受ける子も全員書いたほうがいいとおっしゃっていて僕も大賛成です。

 

僕の子どもは今、中学生ですが、大学にはアドミッション・ポリシーというのがあって、どんな学生にきてほしいか書いてあるんだよ。と今から話して聞かせています。

 

大学ではどんなことが学べるのか、学んだ内容がどんな仕事に直結するのを知っておくと中学・高校での学びの姿勢も全然違うものになりますから、アドミッション・ポリシーは中学生から読んでおいた方が絶対にいい。

 

本当に学びたい事が見つかるかはまた別として、大学で何を学びたいのかを模索する。僕は一般入試よりも総合型選抜試験が広がっていくのはいいと思っています。鈴木福くんもその手順を踏んで、本当に学びたい学問が見つかったのであればそれは素晴らしいことだと素直に思うのです。