小学生の間はスマホを禁止したり制限をかける事は比較的簡単ですね。またスマホを子どもに持たせないというご家庭も多いと思います。
ですが、中学になるとそうもいかない。。。
僕は娘の中学受験のときに、スマホ禁止の学校を選びたいと思っていました。残念ながらスマホ禁止の学校には入学しなかったので、予想とおり、娘の学校は、みんながスマホをもっている環境でした。
いや~、ほんと、中学生がスマホを持っていないという環境を見つけるのは難しい。と実感。というわけで自然と娘もスマホをもつようになりました。
そうなってくると、親はスマホの利用を厳しく制限しがちになると思うのですが、僕はそこまで厳しくスマホ時間を制限しませんでした。理由は何点かあるのですが、
中学生は親に制限されるのを極端に嫌う。そう思ったのが一番の理由です。
【2022/7/18追記】
スマホ脳を読んで、スマホ依存の怖さを知りました。スマホはできれば制限したくなりました。我が家のスマホデトックス奮闘記はこちらです
でも、スマホの使い方、ルールを教えることは大事だなと思っています。そこで今回、「しくじりから学ぶ13歳からのスマホルール」という本を読んでみました。
本書と著者のプロフィール
モバイルプリンス 島袋コウ (2020/2/20 株式会社旬報社)
スマートフォンアドバイザー。1987年、沖縄県出身。高校在学中にお笑い芸人としてデビュー。その後、20歳から27歳まで携帯電話ショップに勤務。両方での経験を活かし、スマホ・ネット活用の方法を楽しく、わかりやすく伝えるため、2014年「モバイルプリンス」の名前で活動を開始。
しくじりから学ぶ13歳からのスマホルールとは?(要点)
本書は2016年から2019年に起きたスマートフォン・インターネットの事件、炎上の具体例をあげ、トラブルに巻き込まれないスマートフォンの使い方を指南した中学生、高校生向けに書かれた本です。
SNSの炎上、ネットで知り合う、スマホゲーム、インターネットの嘘など様々な事例が紹介され、具体的にどのようなスマホの怖さがあるかを教えてくれるので、ぜひ子どもにも読ませたい一冊です。
中学ではスマホの使い方みたいなチラシや案内をもらってきますが、この本をぜひ1冊配ってほしいなと思う。
しくじりから学ぶ13歳からのスマホルールを読んだ後の行動(まとめ)
うちは二人とも娘なので、特にネットで知り合う事の怖さとか、SNSの炎上とか、このあたりは是非、本書を読んで知っておいてほしいと思いました。
ニュースやドキュメンタリー番組では、ネットで知り合って怖い目にあったという話をやっていますが、本書では犯罪の手口までわかりやすく書かれているので、リアルに怖い。
あとやっぱり中学生高校生なんかは、YOUTUBEやTictoKとかに憧れがあると思うんですけど、そこで、下手に個人情報を出す怖さというのをたぶんわかっていない。
またSNSでも、個人情報を出していないつもりでも、何気ない写真や風景から、個人情報を特定されるなんて、たぶん思いもしていないでしょう。けど、そういった何気ない情報から個人情報が特定されるといった事例ものせてあるから、やっぱりリアルに怖い。
「こんな手口にはひっかからない」
と強がっていても、まだまだ子ども。大人はそれを上回る手口をうってくるものです。大人でも被害にあっているくらいなんですから、今の手口は本当に巧妙。
- 個人情報を出さない
- 相手を煽らない
- 会わない
筆者のいうこの大原則を守ってほしい。親が言ってもなかなか本気で聞いてくれないなと思うなら、この本です。
下手なホラー小説よりよっぽどリアルで怖いので、子どもにも響くはず。特に娘さんがいる方はぜひ、本書を読ませてあげてほしい。
うちは結構ホラー系がいける子なので、
「お~、怖!ホラー映画よりよっぽど怖いわ、スマホ事件」
と煽って本書をすすめる(笑)
スマホリテラシーは若いうちにつけておいて、子どもをスマホから守る。親がやっておく仕事のひとつですね。