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【書評】やりすぎ教育 商品化する子どもたちを読んだ

大人って子育てでも、常に結果を求めてしまいがちです。結果を出すために親は教育をやりすぎる。子どものためだと言いながら、子どもを管理し、時には勉強やスポーツを強要する。

  • よい大学に子どもが受かった
  • 子どもがスポーツでよい成績を収めた

で、周囲に自慢をする。結局、子育ても「自分の結果」「自分の成功」。僕が目指している子育てってこれでいいのか?これって子どもの幸せを本当に考えていることになるのか?最近、自問自答します。

僕がやっている教育って、やりすぎ教育なんじゃないか?

自分の教育を冷静にみたくて読んだ本が、「やりすぎ教育 商品化する子どもたち」という本です。

目次

本書と著者のプロフィール

著:武田 信子
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武田 信子氏

臨床心理士。一般社団法人ジェイス代表理事。元武蔵大学人文学部教授。長年、子どもの養育環境の改善に取り組む。トロント大学、アムステルダム自由大学大学院で客員教授、東京大学等で非常勤講師を歴任。

本書の要点ポイント

2020年ユニセフ調査で、日本の子どもの精神的幸福度は参加38か国中37位。大人の過度な期待と強制で精神的幸福度が低いといわれる日本の子どもたち。

情報化社会において、ものすごいスピードで変化する社会に対応すべく、英語教育、ICT,キャリア教育・・・等子どもたちにまるでブロイラーを育てるように詰め込もうとする親たち。大人たちがよかれと思ってやってきたことが少しずつズレたり問題に気がつかないまま進んできてしまった結果、子どもたちへのマルトリートメント(教育虐待)が行われている。

今の世の中、勉強だけでは将来成功ができない。非認知能力を高めるために遊びが必要であるとなれば、情報収集能力が高い、もしくは資金がある階層は、塾や習い事に通わせるように遊び場に子どもを通わせたりして、遊びまで管理する。

子どもたちは成功することを求められている。あれもこれもと詰め込まれ、土日も含めて1日平均2時間以上勉強をし、それでも足りないと思考力や対人コミュニケーション能力まで求められて、能力が不足しているといわれるのはあまりに理不尽。

教育はいつの間にか今の日本を生き抜くためのサバイバルツールになってしまっている。こうした大人が組み込んだプログラムで育てられた子どもたちは自分の人生をワクワク生きていくことができるでしょうか?

大事なのは大人がイキイキ、子どもと共に学び続け、経験を皺に刻んで、美しく老いていく姿を見せる事。

本書を読んだ今後の行動(書評)

本書を読んで、じゃぁその解決策はどうなんだろうという点は、地域や学校、親が絡む話で、自分ひとりではなかなか難しいなというところだったので、今回割愛させてもらっています。

ですが、

教育はいつのまにか、今の日本を生き抜くためのサバイバルツールになってしまった。。。

著者のこの一言を今子育てをしている僕にストレートにささりました。確かにそうだと思いました。

経済が停滞し、裕福で無くなった日本、将来が不透明な日本。子どもの幸せを思う親が懸命に子を想いしてきた教育は、何かが少しずつずれて、やりすぎ教育になってしまっています。

だけど、冷静に考えてみると、自分の子どもを他の子より優れた子に育てようと教育熱心になってる親がやってることって皆、さして変わらない。

ひろゆき氏のこの記事

であれば、子どもが商品化されているという言葉を借りるのであれば、結局、同じような商品が大量に出回るだけで、そこまで希少価値の高い商品にはならないということになるのだと思います。

それよりも、枠からはみ出すことの方が大事だというひろゆき氏。結果はなかなか目に見えないだろうし、人と違う育て方になるから親は安心ではない子育てになるんだろうけど、そういう子こそが自分で学べる子、幸福度が高い子に育つんだろうと思ったりする。

それには親が教育を詰め込むのではなくて、子に考える自由や時間を与えることがやっぱり大事。その上で、子どもが正しく時間を使えるかどうか?

この自由になった時間を正しく使う方法を教えるのが親であると思うのだけど、それは、本書の最後で書かれている

大事なのは大人がイキイキ、子どもと共に学び続け、経験を皺に刻んで、美しく老いていく姿を見せる事。

この部分ですね。親が学び、親がその姿を子に見せる事。これが子が正しく時間を使うために必要なこと。これに尽きると僕は思います。

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