うちは昨年、長女が中学受験に挑戦いたしました。自分自身も中学受験はした経験がなく、手探りの中での受験で、正直娘に対してつらく当たってしまったり、反省の多い受験でした。娘はよく乗り越えてくれたと今も思います。
次女は今年4年生になりますが、もし中学受験するなら長女の時の反省を生かした中学受験にしたいなとずっと思っています。
さて今日、はてブで、小野和俊さんの記事を読んで、素敵だな、次女の時はこんな受験にしたいなと思いました。
塾に行かずに中学受験しようと思ったら、やっぱり親が付きっきりにならないと難しいと思いますが、時に子どもにキレてしまうなどあまりよくない。僕はブログでも書いていますが、できれば親は教えないほうがいい。そう思うのは、親は子どもに期待しすぎるがゆえにきつく当たってしまいがちだからです。
ところが小野さんの教え方は「小野メソッド」と名付けていらっしゃいますが、
「解答を間違えたときに、それがいかにありえない面白い状況かを子どもに伝え、大笑いさせながら勉強を進めていく」
という親が教えながら、子どもを楽しく学ばせる画期的な方法です。
考えてみれば、子どもがあり得ない解答をすることはよくあります。例えば、1個30円のお菓子を23個買ったら、
@30円×23個=690円
となるのですが、数字だけを追いかけて計算してミスをした場合、「69円!」というケースもよくあるんです。1個30円のお菓子を23個も買うのに、69円というのは、大人ならありえない解答だとすぐにわかる。ですが子どもは本気で間違える。
しかし、これを面白おかしく、いかにありえない事なのかを子どもにわかりやすく伝えて教えるというのだからすごい。ましてや、中学受験で合格を勝ち取るなんて。
僕なら、
「そんな解答ありえないだろ!」
とあきれ、怒っているかもしれません。
次女にこんな風に楽しく教えてあげたいなとブログを読んで思いました。学びとは本来楽しくないといけない。僕はこの学びの本質をいつも忘れてしまいます。
良い点を取ることが勉強の目的になっているところがある。そうではなくて、本当は勉強が楽しいものだと教えたい。それが理想だとわかってはいますが、実際は、なかなか難しいのです。
こんな楽しい勉強をするのには、本来なら絶対に時間が必要です。先般のブログで紹介させてもらった灘高校のメソッド。超スローリーディング。銀の匙という本を3年間かけて遊びながら学ぶ。これが究極の勉強方法だと思う。
小野さんはなんとお子さんが6年生から始められたそうです。次女はまだ3年生。今からならじゅうぶん時間がある。小野メソッドならぬ、僕なりのメソッドで子どもを笑わせながら勉強を教えてみたい。
ブログでは簡単に書かれていますが、僕が思うに、小野さんも子どもに面白おかしく教えるのに相当、頭をひねり考えられたことだと思いますし、予習もされて入念に準備されたのだとも想像します。
もし、ぱっと思いつきでやって面白おかしく勉強が教えられていたとしたら、それは本当にすごいことです。ましてや自分の子どもに教えるのは本当は、かなり難しい。
それでも僕は面白おかしく勉強を次女に教えてみたい。挫折するかもしれないけど、チャレンジしてみたい。
小野さんのブログを読んでそう思いました。