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大学進学の是非を再び問う:高校卒業後の進路選択に必要な視点

目次

大学進学が当たり前の時代:その背景と現状

高校生の進路ですが、年々、大学進学率があがっているようです。今や大学全入時代。本当にみんながみんな大学進学っていいの?って当ブログでも何度も書いてきました。

参考:2040年を見据えた高等教育の課題と方向性について(PDF)

最近は大学入試の多様化1といって、特に学校推薦型選抜と総合型選抜の割合が増加し約6割がこれらの入試方法で入学しています。自分が学びたいことを学生時代に深堀して、大学を研究して、学びたい事がある大学へ進学する。そのこと自体は僕はいいことだと思っていて、我が家でも最近、子どもの大学進学の話をするようになりました。

ただ裏返すと

勉強したい事が大学にないなら、大学進学は意味がないのではないか?

というのが僕も含めた我が家の意見です。

なぜ日本の学生は、大学へ進学したがるのか?

今はみんながみんな大学へ行く時代ではありますが、本当に大学で学びたいと思っていく学生の割合は果たしてどれくらいいるのだろう?と思います。

学びたい事が特に見つからなくても、大学には行っておいたほうがいい。

そう思わないこともありません。

その理由は、今の就職事情です。日本社会は学歴社会。加えて大卒の初任給が、少子化の影響で爆上がり。特に学びたいことがなくても、「大卒」というブランドはもっておいた方がいいんじゃない?と思うわけです。同様の理由で、大学進学する学生も多いのではないかと予想します。

今はそれでいいかもしれません。ただ子どもの未来を考えると、本当にそんなことでいいの?たぶん、そのしわ寄せがいつかくるんじゃないの?って不安になります。

今の学生は僕が考える以上に、将来の事を考えて大学進学をしている。かもしれません。なので今の学生は大学に学びたい事もないのに大学に通い、勉強もあまりしていないという偏った考え方はよくないですね。根拠もなにもありませんし。

それでもです。

やっぱり高校卒業してすぐに大学へいって、そのまま就職するのはどうなのかな?という考えが僕の中に根強くあります。その理由について書いてみたいと思います。

大学で学びたいことがない?履修科目選択の難しさを考える

実は僕自身、何十年ぶりに大学へ通う事にしました。通信制大学なんですけど、今の仕事をしていて、もっと専門性を高めたいと思って、大学で学び直しをすることにしたんです。

それで無事に合格して今、履修科目を選んでいる真っ最中なんですが、これがなかなか難しい。

今まで仕事でキャリアを積んできてわかっている分野だけど、結構どの科目をとるか考えるのが難しいし、新しい学問や専門外の学問であるなら何を学ぶのかもシラバスを読んでもよくわからない科目がある。

これっ、高校生がわかって選べる?って思ったんです。

僕は編入学で3年生からスタート。いきなり専門科目を選ぶので、1年生とはまた事情が違います。1年生はまず教養科目を中心に選ぶケースがほとんどだと思いますから。じょじょに慣れていけばいいですし、また大学が履修科目の選び方をアドバイスしてくれることもあるでしょう。

それでも、あえて言いたい!大学で学びたい事がない学生が、自分の将来につながる履修科目を選ぶのって相当難しいんじゃないか?

僕が改めて大学生になって履修科目を選んでいて実感するから言えるんです。20歳くらいで世の中の何もわかっていなかった当時の僕ではなくて、俯瞰して大学を見られる年齢になった僕が実感しているのです。

大学で学びたいことがないのに入学した場合、学習計画をたてるのが難しいため、下手をすると専門性を身につけて卒業するのが難しいんじゃないかと思うのですね。

世界の大学進学事情:日本と海外の違いとは?

さらに、最近は大学3年生で企業の青田買いがはじまるそうですね。大学3年で就職の内定がえられる。上述しましたが、大学で専門課程が本格的にはじまるのは大学3年から。1,2年は一般教養科目の勉強が中心です。

これから専門性を高める学問を学ぼうと思った矢先に、就職活動しなければいけない。就職活動が忙しくなって、勉強を疎かにするようなことになれば、専門性を高めることなく、大学を卒業することになりかねないです。

これが僕が、高校を卒業してすぐに大学へ行って、すぐに就職するという今の日本の社会の流れを危惧する理由です。

下記の記事から引用させていただきますが、OECD教育白書2014によれば、4年生大学への入学平均年齢は、日本は18歳(高校卒業してすぐ)に対して、OECD平均で、22歳。アメリカは23歳、スウェーデンは24歳、アイルランドは26歳なんだそうです。

諸外国では、まず働くなり視野を広げてから、大学へ入学する、あるいは、大学で学び直しをしている学生が多いということなんでしょう。

そして日本のように学士(4年)だけで学びを終わらせる学生は多くない。修士や博士号を取得して専門性を高めて就職するケースが多い。2

今日本も、ジョブ型人事に変わってきています。専門性がないと将来仕事にありつけない。ってことが将来的に起こると思うのです。例えジョブ型の人事に完全移行しなくても、専門知識を深めた人材のほうが重宝されるのは間違いない。3

中途半端な知識をもって、大学3年生で就職を決めて卒業してしまう。ものすごく危険だと思う。今若者がすぐに離職するというニュースがありますから4、ひょっとして日本の学生も数年働いて、専門分野の勉強をやり直したいと再び大学へ通うということがあるのかもしれません。

これからの進学スタイル:日本の未来を見据えた考察

まとめます。学びたいことがないのに大学進学する。のは非常に危険です。たぶん履修科目もうまく選べないと思います。それは社会経験を十分に積んだあと改めて大学生になる僕自身が、履修科目の選択の難しさを実感したからそう思います。

大学は、高校と違って自ら学びたい科目を選択しなければならない。自分が思い描く将来のキャリアがない学生にしてみれば、どういう科目を選択していいのかわからないだろうし、ましてや、それが高校で習ったことがない学問であればなおさらです。

じゃぁ、どうしたらいいの?ってことですが、

まず高校を卒業して、すぐに大学で自分が希望する分野の勉強がしたいと思える学生は全く問題ないですね。それが一番いいし理想です。ただ大学で何を学びたいかはっきりしないけど大学へ進学するという学生は、大学入学した段階で、相当気合を入れて、自分の将来を考えながら履修科目の選択を頑張れといいたいです。履修科目の選択が将来の自分を決めるといっても過言ではないです。

ちなみに僕が子どもにアドバイスするのは

学びたい学問が今ないのならすぐに大学進学しなくてもよい。学びたいと思った時に大学へ行けばいい。

です。

専門性を高めたいと思ってから大学で学ぶほうが単純に効率がよい。今の言葉でいえば、コスパもタイパもこっちのほうがいいんじゃない?って思う。

諸外国のように、高校卒業してもすぐには大学へ行かない、大学で学び直しをするというのは、非常に理にかなっているんじゃないかって思うんです。日本のガラパゴスは結構根強くあるので、簡単には今の社会の仕組みは変わらないかもしれませんが、僕はいつか日本も諸外国のように高校卒業後すぐに大学に通うというのはスタンダードでなくなるように思います。

僕がこれから通信制大学で学ぶので、大学での学び方については引き続き発信していきたいと思うんですけど、大学進学の考え方がじょじょに変わっていく今変革期ではないかと思います。

  1. 知っておきたい! 多様化する受験方法とスケジュール ↩︎
  2. ヨーロッパの「博士」「修士」「学士」、大学と学位の前提知識 ↩︎
  3. ジョブ型人事指針(PDF) ↩︎
  4. 若者の離職率、3年以内で「34.9%」 ↩︎
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