小学生の子どもにゲームを買ってやるべきかどうか悩んでいる親御さんは多いかと思います。実は僕も長い間、次女にニンテンドースイッチを買ってやるべきか悩んでいました。
しかし、色々考えた結果、ニンテンドースイッチを購入しました。最終購入した理由ですが
- スマホやゲームといったデジタルを親が子どもから遠ざけても、いずれ使うようになる
- であれば、子どもが小さい時にデジタルをどう使うのかを親が教育できるときにしておくべき
- むしろスマホやゲームが採用する最新技術を採り入れられない子は、今後のデジタル社会に対応できない
数々の子育て本を読んできて、こういった肯定的な意見が多く、僕自身、共感、納得したからです。
で最初に購入したゲームが、マインクラフト。次に購入したのが、あつまれ動物の森。略して「あつ森」です。
我が家では、マインクラフトでも、あつ森でも、必ず買ったら攻略本を娘にプレゼントしています。あつ森の攻略本って結構高いんですが、僕は悩まず買ってあげるべきだと思います。今日はその理由について書いてみたいと思います。
- 子どもにゲームの攻略本を買ってほしいとせがまれている親御さん
- 子どもにニンテンドースイッチを買ってやるべきか悩んでいる親御さん
- 子どもがゲームばかりで勉強に支障が出ると不安な親御さん
くろちゃんパパ
- 思春期の娘二人(小学生、中学生)のパパ。
- 子育て本、教育本を100冊以上読む。
- 娘が生まれた時からずっと子育てに関わり、娘たちと今も良好な関係を築く。
- 長女の中学受験の勉強に毎日付き合い、中高一貫校の合格を親子で勝ち取る。
- 勉強だけで優劣が決まる今の教育に疑問をもち、未来型の教育に関心を持ち勉強中。
あつ森の攻略本を買ってやるべき理由
あつ森の攻略本は必ず買ってやるべきです。僕独自の考え方になりますが、あつ森は勉強のひとつだと捉えているため、攻略本は、いわゆる教科書と同義だと思っているからです。
僕が買った、あつ森本は2冊
必須で買いたいのは、1,980円の攻略本です。1冊なんと1,000ページを超えますから、辞書といっても過言ではありません。あつ森に登場するキャラクターから魚や虫、家具や服、何でも調べられます。
余裕があれば、ましましガイドブック。こちらは島のレイアウトが勉強できます。綺麗だな~と眺めるだけで終わる可能性もありますけど、次女はこの本を見ながら、自分の島をどうレイアウトするか考えてるそうです。
いかがでしょうか?
「高っ!」「ゲーム本に2,000円も出せない!」
そんな声も聞こえてきそうですが、ここからは更にあつ森攻略本を購入するメリットについてじっくり書いてみたいと思います。
あつ森攻略本で「調べる力」をつけることができる
あつ森攻略本を単なるゲーム本だと思うと、1,980円は確かに高いと言えるでしょう。ですが、このゲーム本を図鑑だと思えば、高いとは一切思わないのではないでしょうか?
長女が小さい時に図鑑をたくさん買ってやりました。小学館のNEOシリーズです。
NEOシリーズは、1冊2,000円を超えますが、迷わず購入しました。図鑑のよいところは、自分が好きな事を深堀、調べる力がつくという事です。
自分が好きな事を深堀できる力というのは今後ますます重要になってきます。専門用語でいえば、探究心。好きでもなく、ただ受験に受かるためだけに勉強した知識というのは浅いものです。対して、自分が好きな事であればいくらでも勉強できて、また頭にも定着します。
ただ探究するにも、正しい方法というものがあります。それを図鑑で鍛えるのです。
図鑑の活用方法については、僕が大ファンである小川大介氏が、著書「頭のいい子の家のリビングには必ず「辞書」「地図」「図鑑」がある」で紹介されていますし、立命館小学校の元校長でいらっしゃった深谷圭助氏の辞書引き学習法も有名です。
遠回りのようですが、自分の好きな事を調べる力を身につける子は将来必ず伸びると僕は信じていて、図鑑こそが最強のツールだと思っています。そして僕はこのあつ森の攻略本を「図鑑」や「辞書」だと思っている。
だから僕はあつ森の攻略本は買って損はないといいたい。
あつ森攻略本を一緒に読めば、「親子の絆」が広がる
あつ森攻略本を子どもに買ってやって、そのまま放置しておいてもいいですが、それはちょっともったいない。できれば、絵本を読んでやる感覚で、子どもと一緒に読んでやるのが効果的です。
我が家では次女が毎晩、あつ森攻略本を持ってきては、「一緒に読もう♪」と誘ってきます。子ども自らが学ぼうという姿勢を見せているのですから、5分でも付き合ってあげるべきです。
で、実際の読み方ですが、
親が教育を意識して、例えば「インデックスから調べる方法」とか堅苦しく教える必要は全くありません。むしろそうすると、せっかく楽しいはずの図鑑の調べ物が楽しくなくなってしまいます。
子どもの好きなように読ませる。がこれが正解です。
目的は、図鑑で調べることが好きになる。自分が調べたいことを自分で調べられるようになる。ことです。これは上述した小川大介氏、深谷圭助氏から学んだ事でもありますが、とにかく子どもが読みたい方法で攻略本を読む。
「あつ森のキャラクターで好きなキャラクターを言い合いっこする」であったり、「あつ森の家具一覧から島にお似合いの家具を選ぶ」であったり。
子どもの楽しみ方は無限で、一緒に読んでいると楽しいですし、親子の絆も広がるのは間違いありません。
あつ森攻略本で、「リアル体験」をしたくなる
あつ森では魚が採れたり、虫捕りができたりして、魚や虫の勉強もできるんですけど、ゲーム内だけで魚を知るのは少しもったいないです。
そこでリアル体験を併用することをお勧めします。
我が家は水族館を利用しました。水族館で、あつ森に登場する魚を探せるというのは、子どもにとって刺激が大きい。このリアル体験が、より子どもの好奇心に火をつけるのです。
攻略本には、この魚はいつ頃採れる、時間帯は朝とか昼とか、そういう情報まで載っていますから、ただあつ森に登場する魚を見て喜ぶのではなくて、
「この魚は、8月頃に出てきて、しかも夜に出てくるんだよ。夜行性だね」なんて説明してくれます効果もあります。
あつ森でリアル体験といえば、先日こんな記事を見ました。
あつ森では、世界の代表的な美術品も学べるのですが、あつ森に登場するリアルな美術品全43作品を実際に鑑賞してまわったという人のニュースです。
自分が大好きなゲームの世界を、リアルに体験したくなり世界をまわったというこの行動力。子どもに身につけてほしいと思いませんか?
あつ森攻略本には当然この世界の代表的な美術品も全て網羅されています。いきなり図鑑から入っても興味を示さないお子さんでも、あつ森攻略本なら興味を示すかもしれません。
興味を示したらこちらのものです。実際に水族館や美術館巡りを子どもと一緒にしてみることをお勧めします。
結論。あつ森攻略本は、ゲームとセットで必ず買うべき
子どもには好きな事を探究してほしいという親御さんは多いと思います。ですが、子どもは好きを探究する方法を知らない。という事を忘れてはいけません。
自分が好きな事を調べるには図鑑や辞書は最強のツールです。ですが図鑑や辞書を置いておいても、子どもが全く興味を示さなかったという方も多いと思います。
もし子どもがゲーム好きであれば、僕は必ずゲームの攻略本はセットで買うべきだと思っています。その攻略本は、子どもにとって図鑑であり、辞書であるからで、しかも、読んでくれる可能性が極めて高い。
ゲームさせておくだけでは教育の面からみても非常にもったいない。最近は、あつ森やマイクラのように良質のコンテンツが増えています。であればそれを徹底的に利用する。
子どもは楽しい事であれば勉強します。あつ森攻略本も勉強だと思えば、決して高い買い物ではないはずです。