勉強をいつも頑張っている娘。僕が帰宅したとき、いつも机に向かっている姿は頼もしく思います。
「おっ、今日も頑張っているね!」
と声をかけるものの、
「肩が凝った~。肩もんで」
と言われる始末。
「お前は年寄りか!」
(と言いながら、肩をもんでやるわけですが、結構、僕の肩もみはうまいらしいのです。)
まぁ、それだけ勉強の量が多いのが私学です。実は学校説明会で、宿題の時間について尋ねたことがありました。
「最初は大体、1時間くらいの量です」
「あぁ~、そのくらいならできそうです」
という感じで入学したのですが、この1時間というのは、勉強がよく理解できる要領の良い子が基準かもしれませんよ。うちは、2,3時間は勉強している感じがします。
さて、うちの娘が入学したのは中堅中高一貫校です。難関校については、6年の段階で諦めて、最終的に今お世話になっている中堅中高一貫校を第一志望にして合格しました。
僕は中学受験というものを経験したことがありません。だから、中学受験の大変さを理解せず、子どもとともに中学受験を初めて経験させていただきました。
中学受験の過酷さを知らない僕にとって、難関中学以外は、なんかぱっとしないイメージで、塾に最初に問い合わせた時も
「〇〇中学(難関中)を志望しているのですが。。。」
といって、入塾しましたが、今思えば、何も中学受験のことをわかっていなかったなというのがわかります。
今回は、中学受験わかってなかったなと思う事を列挙したいと思います。
中学受験生の親がわかっていない、中学受験の真実
小学5年の時点で志望できる中学は決まっている
中学受験をわかっていなかった僕は、中学受験の準備が遅すぎたなと今振り返ると思います。
塾に通わせた時は、中学受験という選択肢もありかな?くらいに思っていた程度。小学5年になっても、淡々と塾通いをさせていましたが、
5年になったら、必ず全国模試を受けて、じょじょに志望校を絞っていった方がいい。
と今なら言えます。全国模試を受けて子供の偏差値、立ち位置を理解し、志望する中学に行くには何が足りないのか。
これを6年からやっても遅すぎるのです。
塾は大体5年生で、この子はどのくらいの中学が受かるだろうというのを伸びしろも含めてたぶんわかっていると思います。
こういった事を教えてくれる塾もあるでしょう。ですが、うちは大手塾ではなかったこともあり、成績によるクラス分けもありませんでした。なので、余計にわからなかった。
計算スピードが無茶苦茶、大事
小学生の授業レベルでは、うちの子は算数もほぼ100点満点でした。スピードよりも正確さがありました。
しかし、中学受験の計算問題は、小学校の授業レベルとは比べ物にならないほど難しい計算問題を、スピードで解かなければなりません。
これに気付くのが遅かった!
うちのクラスで難関校に受かっている子は、計算スピードを養うために例えば公文に行っていたとか聞きます。
うちはそろばんに一時期通わせていましたが、なんちゃってそろばんだったこともあり、うまくいきませんでした。
計算問題は絶対に取れる問題であるので、これは正解して当たり前なのですが、スピードで解けると、他の難しい文章問題や図形問題に割ける時間が増えますし、その文章問題や図形問題にも計算はつきものですから、これもまた早く解けるわけです。
中学受験塾の難関校の合格者数に惑わされる
塾を選ぶときに、合格実績に必ず見ますよね。僕もそこを結構、重視してみました。
- ○○校 30名
- △△校 25名
などと書いてあり、
「すごいな~」「ここに任せておいたら間違いないな!」
となったわけですが、入塾者の母数をしっかり把握しておいて現実を直視しなければなりません。
もし母数が、1,000人だったら。30÷1,000=3%
自分の子供が3%に入れますか?その努力ができますか?
ということですね。
大手塾でいえば、各支店の合算の合格者数が大きくネットで発表されたりします。近所で通う塾だけの合格者数は把握していますか?っていうのも大事ですね。
しかも入塾してくる子は、公立小学では成績優秀である子ばかりですよということです。
中学受験塾に任せておいたら合格まで導いてくれると誤解していた
神童は別です(笑)また
「塾で教えてもらったらわかるようになって、勉強が楽しくて楽しくて」
といってトップ校に合格した子を身近で知っています。トップ校では、塾から特待生の誘いがあったものの、最終塾に行くことなく、現役で京大合格されています。
こういった子は、塾の難しい問題も一度聞けば理解できるので、任せておいたら大丈夫でしょう。
ですが、多くの勉強が特別好きでもない子、普通の子(あえて普通と表現)は、塾に任せておいただけで成績があがることは難しい。
子供がわからない問題は、親もわからない
塾で全て理解してくれればよいのですが、塾で理解が出来ず帰ってくることが多かったうちの子。
なので、僕が塾の問題集をみて理解して教えようとするのですが、
「何ですか!?この難しい問題は!」
小学生の問題とはとても思えない。答えをみてもわかならい。こういったケースがよくありました。そりゃぁ、子どもも解けないよ。
子どもを難関中学にと親が思うのは勝手ですが、親が解けない問題を子どもに解けとはいえません。
このことを冷静に判断できない親は、子どもが問題を解けない場合、いらだちを隠せないこともあると思います。
その問題、あなたは解けますか?
っていうことですね。
まとめ 中学受験未経験の情報不足、準備不足を痛感
そんなこんなで、中学受験未経験の僕は、正直、情報不足、準備不足を痛感した初めての中学受験でした。
今、振り返れば結構後悔していることもあるのですが、決して負け惜しみではありませんが、結果的に、中堅私学に入学できて良かったなと思っています。
うちの娘はもともと勉強が無茶苦茶好きな子でもありません。僕が緻密に計算して、親である僕が難関中学を目指したとしても、最終結果はいいものにならなかったと思います。
けれど、それも踏まえてもう少し中学受験のこと、知っておいた方がいいのは間違いありません。ぜひ僕の記事が、中学受験初心者の親御さんの参考になればと思います。