子育て本をたくさん読むパパの子育てブログ

思春期の子をもつ僕がおすすめする子育て本と教育本の紹介と僕の子育て論

子育て罰。日本は教育にお金がかかりすぎる!教育投資に動いてくれる総裁候補は誰?

USJで、毎年夏、恒例のゾンビナイトがあります。家族みんなで、ゾンビ系は苦手なんですが、ママと子供は、絶叫系マシン系は大好きです。

 

僕は絶叫マシンすら苦手で、あのジェットコースターがじわじわ上っていく瞬間が一番嫌い。

 

「お金払ってまで、なんでこんなドキドキ緊張せなあかんのや!」

というのが僕の主張です(笑)

 

さて、ジェットコースターは僕にとっては「罰」と一緒なんですが、「子育て罰」という言葉が今注目されています。

 

子育て罰という言葉は、末冨 芳  さん 桜井 啓太 さんの著書

子育て罰~「親子に冷たい日本」を変えるには~

からきているようです。

 

子供を育てるのが罰のように感じる

 

これは子育て真っただ中の僕にはわかる。本当に子育て罰だと感じる今日この頃です。子育て罰と感じるのは、子供を育てるのにお金がかかりすぎるからに他なりません。

 

とはいえ、僕たちは国からありがたい支援も受けています。

国から子育て支援を受けていること

児童手当

これは大変ありがたい制度ですね。

子供が生まれてきてから、中学卒業まで

 

3歳未満 月15,000円

3歳以上小学生まで 月10,000円

(第三子 月15,000円)

中学生 月10,000円

 

をいただけます。中学卒業時点までこれを子供の将来のために貯蓄している人も多いと思いますが、約200万円を貯めることができます。

 

高額所得者は制限がありますが、おおむねこの制度は、感謝です。

 

その他、シングルの方へ援助する児童扶養手当や、あと僕は知らなかったのですが、私立幼稚園への保育料を補助する幼稚園就園奨励費補助金というのもあるようですね。

 

ですが、我々は毎年多くの税金を払っているので、多少補助はいただいているものの、それだけではとてもとても。

一番しんどいのは高等教育にかかる費用

うちも保育園に子供を預けていたので待機児童の問題も分かるし、児童手当も大変助かっている。

 

だけど一番しんどいのは子供が大きくなってから。

 

若い時は何も感じなかったリストラの不安があるかもしれない。

住宅ローンの支払いも考えなければならないかもしれない。

 

そのうえ、進学塾で大きな金額が動き、子供が大学に行く時にまた大きな金額が動く。

老後のことも考えると、何とかやりくりしてた金額がここで力尽きるのではという不安がものすごく大きい。

 

子供を勝手に作って、「はい、勝手に生きてください」なら別にいいです。

ですが、多くの親なら出来るなら充分な教育を子に受けさせてあげたい。と思うのが当たり前。

 

それが1人か2人が限界です。

というのが少子化だと僕は思うのです。

高等教育の国の支援もありがたい

そこをたぶん考えてくれたのだと思うのですが、高校にも国から補助金が出るようになりました。

高等学校等就学支援金制度

といいます。これは、ものすごいありがたいです。

 

さらに2020年4月からは、原則年収590万未満の世帯と制限付きではありますが、私立高校へ通う生徒にも、年間39万6000円が授業料として支給されるようになりました。

都道府県によっては、プラスアルファの支援があるところもあります。

 

こうした支援もなく子供の教育費を払ってこられた世代がいる中で(うちの親だってそうです)この制度は、素直にありがたいです。

 

ですが

 

叶うのなら、大学も無償化へ動いてほしい。(ただし、大学に遊びに行く子はダメです。)2020年から非課税世帯の支援ははじまりましたが、中間所得層は対象外。

 

ここを支援してくれるのならきっともう1人2人子供を作ろうとなるんじゃないかな?

 

勝手は承知しています。ですが、

 

日本の国が教育費に充てているのは対GDP比で、わずかに3.2%。(1位デンマークの半分くらい)そして、日本は各国と比べて特に高等教育の私費負担が大きい。

 

参考:日本の子どもの教育費の現状①-教育費は親が負担すべきが当たり前

 

少子化の原因と背景は何だと言われれば間違いなくここにあると僕は思ってます。

自民党総裁選 教育投資に動いてくれる総裁候補は誰だ?

究極の話をすれば、公立学校の教育改革をしてほしい。公立学校でも、勉強を頑張りたい子には、どんどん進んだ授業を受けられるような環境を整えてほしい。だったら塾代もかからない。

 

AmebaTVで、自民総総裁選の討論会を放送していて、強い関心をもって観させていただきました。

 

少子化対策についても討論がありました。教育費がかかりすぎて、子供を産むのをためらう、断念する今の日本の状況について、各総裁候補の政策の回答を抜粋すると下記のとおりです。

 

河野太郎 候補

 

複数の子供をもつ世帯に対して教育費をしっかり支援していかなければならない。また公立学校のレベルをあげていかなければいけない

 

これはまさに私が思うところをおっしゃっていただいたなと思います。公立学校の改革に言及してもらったのは嬉しい限りです。

 

岸田文雄 候補

 

教育費や住宅費支援に力を入れると前からいっている。その上で環境を整える

 

教育費と同時に出費がかさむのが住宅費です。この点に言及いただいているのは、子育て世代にとってはありがたいなと思いました。

 

野田聖子 候補

この討論会では、具体的に意図をくみ取れませんでしたが、以前から子ども庁の創設や、教育へ先行投資をするという事を全面にうち出されていることから、期待しています。

 

高市早苗 候補

男性の育休率の向上などに言及されていました。もちろん大事な話ではありますが、少子化問題の本質からは少しずれているかなと、個人的には思いました。

 

この候補者の方が全員、口先だけでなく、教育に対する政策を実施してくださるのなら、全力で応援したいと思います。

 

参考:自民党総裁選は子ども置き去り?#子育て罰 候補は誰だ?#子ども基本法 #子ども庁 どうなる?

 

優先すべき重要政策が他にあることは重々承知しています。また税金は、子育て世代だけに使われるものではないことも重々承知しています。

 

ですが、実際に子育てをしている身としては、ぜひ優先政策として、教育をあげていただきたいと切に願いますし、選挙でもそうした候補を応援したいと思うのです。