いよいよ中学入試、本番が近づいてきましたね。我が家は昨年、長女が受験を終えていますので、次もし受験を経験するなら、次女。3年後になります。
さて長女とは違い、次女の時は、中学受験をするにしても、少なくとも通塾はしないだろうなと思っています。
その理由は、長女の中学受験での経験と、近年のオンライン塾の充実にあります。
集団の中学受験塾のデメリットとは
誤解を恐れずに書きますが、集団の中学受験塾は、中堅私学を目指す子にとっては、出来る子対象の塾に参加させてもらっているなと感じることがありました。
公立の学校は、出来ない子に合わせて授業をするのに対して、塾は出来る子に合わせて授業を進めます。なので、塾で授業が分からない子は、塾で何をやっているのか理解できずに帰ってくることがあります。
分からないところは、結局、家で親がそれを教える事になります。それなら例えば四谷大塚のテキストを買って、親が教えれば同じことだなと思ったことがあります。
長女は、クラス分けがある塾ではなかったので、そういう意味では、集団塾に通うなら、クラス分けが採用されている塾のほうがよいと思いますね。
オンライン塾のメリットとは
コロナ禍で通塾が難しい時期があったことが影響し、各集団塾の大手がオンライン塾を開講するようになりました。
授業も、通塾で行われている授業と同様の配信がされているケースが多いと聞きます。それならば、通塾と違い、もう一度その授業を見て復習することが出来ますから、家で親が子どものつまずきをしっかりとチェックすることができる。
これがオンライン塾の最大のメリットです。そして何よりも通塾に比べて、価格が割安です。
また通塾する場合、夏季講習や冬期講習はもちろん、対策授業などの特別授業が多くあります。必ずしも必須でないなと思う講習もあるのですが、通塾していると、絶対受講といった雰囲気に負けて、なんとなく受講し、結果、費用がかさむケースが多いです。
しかし、オンラインならネット上のやりとりなので、そこまで縛られない(だろう)冷静に子供にあった授業を取捨選択できると思います。
通塾とオンライン塾。受験ノウハウで有利なのは?
次に、受験塾が持っているといわれる受験ノウハウについてです。
これについてはあくまで、関西の中堅私学受験しか経験していない私の個人的な感覚だと思ってほしいのですが、中堅私学なら、特別なテクニックはないと思っています。
中堅私学の場合、前半の問題の多くは基礎問題で、定番問題が多いです。しかも、その中学のプレテストを受ければ、出題傾向を教えてくれる場合もあり、それさえ気を付けておけば、特別な対策はないなと、長女の受験時に思いました。
また過去問を買うと思いますが、過去5年程度、どの単元が出題されていたかの出題傾向が載っているかと思います。この単元は毎年出題されているなとか、この単元はこの中学では出ない可能性が高いな等、親でも傾向を読み取ることができます。
集団塾への通塾がお勧めの子とは
以上から、必ずしも集団受験塾でなければいけない事はないと思うのですが一方で、中学受験の集団塾に通った方がよいと思うのは、やはり難関中学を目指す子かなと思います。
その集団塾でトップクラスに位置できるのであれば、塾の方も進学実績をあげたいこともあるだろうし、塾がもっているノウハウを存分に注いでくれそうだと推測します。
実際、僕の知り合いでも、
「塾に勉強を教えてもらったら、どんどんわかるようになって、楽しくて仕方がなかった」という話を共通して聞きます。
こういった子は塾のトップ層の子で、もちろん、その後、難関中学へ入学されています。
対策講座も、難関校であれば、受験したい学校の的を得た効率の良い授業であるかもしれませんし、塾がもっているその学校の対策、ノウハウというのも存在するように思います。
ですが、これも本当のところはわかりません。我が子は難関中学を受験していませんので、この点アドバイスができないのが残念です。
通信教育のレベルもあがってきている
これまで、中堅私立中学を目指すのであれば、今後は通塾ではなく、オンライン塾が主流になる理由を述べてきました。
さらに言えば、中学受験用の通信教育も最近はレベルアップしているので、見逃せません。有名どころでいえば、Z会の通信教育もそうですし、ベネッセの通信教育でも、中学受験向けの通信教育があり、どんどんノウハウを蓄積し、よくなっています。
これらの通信教育も非常にハイレベルであると思いますが、一方で、スケジュール管理が難しい点がハードルしてあげられます。通信教育で中学受験する場合は、よほど親がしっかりとサポートしないと難しいだろうと、現時点では思います。
さて、我が家の次女の場合ですが、今年はスマイルゼミの標準コースでまず、勉強習慣を身に付けました。
来年は4年生になるので、中学受験も視野にはいれますが、まずはスモールステップで、スマイルゼミの発展コースを申し込みました。発展コースでどこまで中学受験を挑戦できるかの見極めをして、またリポートしたいと思います。