漫画「二月の勝者」は中学受験をリアルに描いた漫画で人気だそうです。今秋はドラマ化も決定していると聞きます。
さて、この「二月の勝者」は中学受験を控えている、また、経験した人には共感できる内容で、多くのブロガーさんが漫画を読んでレビューするなど記事にされています。
一方の僕ですが、漫画を買っていないのですが、東洋経済のWEBにて、一部ですが漫画を読むことができたので、今回はその感想を書いてみたいと思います。
今回の衝撃のタイトルは、「小6は130万円!中学受験塾にかかる驚くべき費用」です。
小6は130万円!はリアル
うちは関西なので、東京の受験とは少し異なります。この「二月の勝者」の舞台は、おそらく首都圏だと思いますので、多少関西の受験事情とは異なるとは思います。
ですが、小6で塾代130万円は、決して誇張表現ではなく、リアルですよね。。。
小4から塾通い。まだ、授業も金額も負担にならない
うちの子は、小4から塾に通いましたが、最初は塾の勉強のペースに慣れるのが大事ということで、勉強もゆるやかに進んでいました。金額の方もゆるやかで、
「このくらいなら大きな負担にならないな」という程度でした。
首都圏の大手塾ではクラス分けなどもあるそうですが、うちが通っていた塾は中堅塾でクラス分けもありませんでしたので、相違あるかもしれません。その点はご承知ください。
特別授業の負担がかかる
5年時もそんなに金額負担を思うことはありませんでした。
ですが、少し金額が高くなるなと思い始めたのは、夏季講習などの特別授業です。
漫画に描いてある通り、授業とは別にかかるこの費用を見た時、負担となってきたなと最初に感じたのを記憶しています。
漫画でも特別授業は、受けるか受けないかは任意となっていますが、
「この特別授業を受けないと、受験で取り残されてしまう」プレッシャーは半端ないです。
つまり任意といいながら実際はマストの授業だと言えます。
6年は志望校合格というプレッシャーと比例して金額があがる
6年も基本的な月額の授業料に特別授業の金額が加算されていくのですが、受験が近づけば近づくほど、
プレッシャーと比例して、特別授業の金額も増していきます!
夏休み前までは、そこまで思わなかったのが、小6の夏休みから特別授業が増え、急激に金額が跳ね上がります。
授業料も含めて毎月10万円を超えていきますね。。。
もちろん、特別授業はオプションなので、断ることもできるのですが、受験が近づけば近づくほど、志望校特訓コースみたいなのは外しにくいのです。
「あと〇ヶ月頑張れば、合格」
と思えば、塾代も高くないように思えたりする。金銭感覚がマヒするのですね。。。
塾の特別授業は必ず受けるべきか?
中学受験を経験したものとして、塾に通っている以上、特別授業はオプションではあるものの、必要最低限は採るのがマストだと考えます。
- 小4から塾通いをすると3年もの付き合いになるから、なかなか断る勇気も出ない。
- 塾との関係性が崩れるのは、子供に悪影響があるかもしれない。
- 志望校の合格ノウハウをこのオプションで教えてもらえるのではないか。
などなど、オプションを断るリスクを考えると、断る事も難しい。
進学塾に通わせるなら小6で100万以上払う覚悟は必要です。
中学受験 小6で100万越えの費用を払う他方法はないのか?
塾にそれだけの金額を払うのに抵抗がある場合は、塾通いはやめて、通信教育などで中学受験をする他ないように思います。
ただし難関中学を志望校にする場合は、塾通いがマストだと僕は思います。
理由ですが、難関中学へ入る子というのは、塾という環境を与えるだけで、基本的には自分の力で合格を勝ち取る子だと思っているから。
なので塾という環境だけは与えてあげなければなりません。
この点については、難関中学に向いている子を解説しているので、ご参考ください。
中学受験を塾なしで乗り切ることは可能か?
中堅私学を志望する場合は、塾なしでも受験を乗り切ることも可能だと思っています。
一度、中学受験を経験した事が大きい。
中学受験の勉強方法や時間配分も経験してわかったし、勉強もほぼ僕が見ていたので、「塾なしでも、なんとかなるかな?」と思ったり。
僕が教えている時点で、難関中学は難しいですが、中堅私学なら。
後、受験勉強に必死になりすぎるよりも、英語を先取りしておくと中学に入ってから楽だなと、私立中学へ通う娘の様子をみて思っています。
それにしても日本の教育環境は異常。未来の日本を背負う子に国はもう少し投資しないと。
学校教育が頼りないと思うからみんな受験するんだけど、こんな受験のための勉強だけじゃあ、考えるという思考などとても身につかないと、最近思う。